アライグマの捕獲檻は、安全講習を受けた人に貸し出される
宇陀市は、アライグマの被害が市内各地で起きており、農作物だけでなく住宅や寺社仏閣への侵入被害も出ていると案内しています。農林産物や家屋への侵入の被害がある場合には、安全講習を受けた人に捕獲檻を貸し出します。檻の数には限りがあるため、事前に問い合わせるよう書かれています。2025年9月5日更新のページです。
市は、アライグマが性格の凶暴な動物で人畜感染症を持っているとして、見かけても近づかないよう呼びかけています。特徴として、尾にはっきりしたしま模様があること、白いヒゲがあることが挙げられています。庭や屋根裏で見かけても、触ったり追い払ったりせず、日時と場所、被害の写真を残して農林課に相談します。
| 確認すること | 市の案内 |
|---|---|
| 借りられる人 | 安全講習を受けた人 |
| 対象になる被害 | 農林産物の被害、または家屋への侵入の被害 |
| 檻の数 | 限りがある。事前に問い合わせる |
| 窓口 | 農林商工部の農林課 |
| 見分ける特徴 | 尾の明確なしま模様と白いヒゲ |
宇陀市でアライグマの捕獲檻を借りるには何が必要ですか?
農林産物や家屋への侵入の被害があり、安全講習を受けていることが案内されています。檻の数に限りがあるため、事前に農林課へ問い合わせます。
講習を受けた人が箱わなを置ける場所は限られる
宇陀市のアライグマ防除実施計画は、外来生物法に基づく防除として、原則として箱わなで捕獲すると定めています。計画は2021年3月16日付けで、近畿農政局長と近畿地方環境事務所長の確認を受けたものです。捕獲に従事するのは、わな免許を持つ人が原則です。銃を使わず、県や市などが行う捕獲と安全の講習を受けた人は、捕獲従事者台帳に登録し、捕獲従事者証の交付を受ければ、免許がなくても従事者に含められます。
免許を持たない人が箱わなを置けるのは、垣や柵などで囲まれた自分が住む家の敷地内と、農業者が自分で耕作、管理する農地に限られます。いずれも土地の所有者や借受人、管理者の了承を得て、自己の責任と管理で設置する場合です。計画の条件に、頼まれていない他人の庭や空き地に檻を置く場合は含まれていません。現在の運用は計画の公表後に変わっている場合があるため、講習のときに農林課の説明を確認してください。
檻を借りたあとの見回り・誤って入った動物・捕獲後の扱い
計画は、捕獲従事者が守る点を細かく定めています。下の表は計画の内容を紹介したもので、実際に借りるときは、講習と農林課の説明が優先されます。
特定外来生物のアライグマは、生きたままの運搬や飼育、放獣が外来生物法で規制されています。檻にかかったアライグマを自分の判断で別の場所へ放したり、知人に預けたりせず、計画に沿った市の手順を確認します。アライグマが罠にかかったときの連絡先と運搬の禁止も参考になります。
| 場面 | 計画に書かれた扱い |
|---|---|
| 見回り | 夜に捕獲されることが多いため、わなを置いている間は、朝を中心に1日1回以上巡視する |
| 表示 | わなごとに、防除である旨を書いた標識に、所有者の連絡先と捕獲期間を記入して付ける |
| 周囲の安全 | 子どもが遊ぶ場所などを確認する。必要に応じて、設置を夜間に限る |
| 別の動物が入った | 誤って捕獲した個体は、その場で速やかに放獣する |
| アライグマの処置 | できるだけ苦痛を与えない方法で処置する。県の措置支援施設か市の処置施設へ運搬して処分する |
| 触れるとき | 革手袋を使い、接触や糞の始末のあとは手洗いをする。咬まれたら傷口を消毒し、必要に応じて受診する |
有害鳥獣捕獲許可が必要な場面と、申請のタイミング
市のページによると、野生鳥獣の捕獲(損傷や卵の採取を含む)は、鳥獣保護法により、狩猟制度に基づく狩猟鳥獣の捕獲や、防除対策をしても被害が出ているか出るおそれがあると認められる場合などを除いて禁止されています。例外に当たるのは、鳥獣保護法の対象にならないネズミ類3種などです。許可なく捕獲すると、法により罰せられることがあります。
有害鳥獣捕獲の許可は、狩猟免許を持つ人が自己所有地の農地や山林で農林作物の被害を減らすために箱わなを使う場合に交付できるとされています。市長が許可できる獣類には、アライグマ、タヌキ、キツネ、イタチ、アナグマ、イノシシ、ニホンジカ、ヌートリア、ニホンザルなどが、鳥類にはドバト、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラスなどが挙げられています。申請は許可を受けたい日の2週間前までで、許可書は郵送されず、農林課の窓口で受け取ります。
小動物を自宅の敷地内や建物内で捕獲する場合は、狩猟免許に係る証明などは不要とされていますが、檻の準備と捕獲後の処置は申請者自身が行います。繁殖期、愛鳥週間(5月10日から16日)、動物愛護週間(9月20日から26日)、狩猟期間の前後の一定期間は、許可が出ません。許可証は有効期間が終わってから30日以内に農林課へ返し、捕獲した動物の種類と頭数を記入します。
- 鳥獣捕獲許可申請書(第1号様式)と許可申請者名簿
- 被害証明書
- 有害鳥獣捕獲依頼書(被害者が第三者に捕獲を頼む場合)
- 使用する捕獲用具の構造・設置方法と、捕獲場所が分かる図面
- 有害鳥獣捕獲実施区域図と有害鳥獣捕獲日程表
参考:宇陀市|有害鳥獣捕獲
柵・狩猟免許・共同取組の助成と、2026年度の申請期限
宇陀市の有害鳥獣関係の助成は、2026年4月7日更新のページに載っています。防除施設の設置は、資材を購入して柵を設置した場合に資材費の一部を助成し、補助率は1メートルあたり400円以内、天井付きの囲み柵は1平方メートルあたり400円以内です。設置済みの柵を横パイプや杭で補強した場合も助成があり、パイプ1メートルあたり、杭1本あたり、それぞれ80円以内です。申請書類は、資材を購入する前に提出するよう書かれています。
新たに狩猟免許を取得し、狩猟者登録をする人には、経費の一部として1万円以内の助成があります。新たに免許を受けた2人を含む、3人以上の免許所持者が共同でわなを管理する取り組みには、自治会長または農家組合長のみが申請でき、4万円以内の助成があります。
2026年10月12日の時点で、柵と共同取組の期限まで約7週間です。ページには、現地確認を行うため撤去前に申請するよう書かれています。作業や購入を始める前に、提出する順番を農林課へ確認しましょう。
| 助成の種類 | 補助率・上限 | 申請期限 |
|---|---|---|
| 防除施設設置事業(柵の資材費) | 柵1mあたり400円以内、天井付き囲み柵は1平方メートルあたり400円以内。補強はパイプ1mあたり、杭1本あたり80円以内 | 2026年11月30日(月) |
| 防除ライセンス取得事業 | 新規の狩猟免許取得と狩猟者登録の経費の一部。1万円以内 | 2026年12月18日(金) |
| 有害鳥獣捕獲共同取組事業 | 3人以上(新たな免許取得者2人を含む)が共同でわなを管理する経費。4万円以内。自治会長または農家組合長のみ申請 | 2026年11月30日(月) |
スズメバチ駆除費の補助と、防護服の無料貸出
宇陀市のスズメバチ駆除費補助金は、宇陀市内の建物や土地を所有、使用、管理する人が、駆除業者に委託して行った駆除の経費が対象です。巣は建物の軒下などにあり、日常的に人が立ち入る場所にあることも条件で、すべてを満たす必要があります。補助額は経費の2分の1、上限は10,000円です。2026年6月1日更新のページです。
申請は、駆除作業を実施した日(領収書に記載された領収日)から30日以内です。必要なものは、交付申請書、駆除費用の明細が記載された領収書の写し、駆除した場所の位置図または見取図、納税等確認承諾書(市外に住所がある人は納税証明書)、駆除前と駆除後のカラー写真各1枚です。屋内の巣などで、駆除前の写真撮影が困難な場合は、その写真は除かれます。山林の奥や道路沿いなど、軒下や日常的に人が立ち入る場所にあたるか迷う巣は、駆除を頼む前に環境対策課へ条件を尋ねましょう。
蜂の巣駆除用の防護服は、環境対策課が無料で貸し出しています。防護服使用申請書を提出し、すべて貸し出し中のときは待つことがあります。数に限りがあるため、使う時期が決まっていたら早めに問い合わせます。借りる前の確認点は蜂駆除の防護服と服装にまとめています。
ツキノワグマの目撃は市役所へ|室生地区の情報が載る
宇陀市は、市内でのクマの目撃情報をページにまとめ、目撃したときはすぐに宇陀市役所へ連絡するよう求めています。2026年7月10日更新のページには、室生西谷の西谷林道で7月9日にクマが道を横切った情報と、室生田口で6月20日の朝に子グマとみられる動物が山へ入った情報が載っています。対応・注意事項の欄は「確認できず」「クマと確認」のように分かれているため、更新日と合わせて読みましょう。
山際の畑や果樹、収穫物の置き場は、クマを引き寄せる原因になりえます。目撃情報の探し方は熊の出没情報を関西で確認する方法で整理しています。
契約前の相談は、月曜・木曜の消費生活相談へ
宇陀市は、毎週月曜日と木曜日(祝日を除く)の午後1時から4時に、宇陀市役所2階の会議室で消費生活相談を行っています。窓口は商工産業課で、宇陀市、曽爾村、御杖村に住んでいるか勤務している人が、電話か来所で無料で相談できます。急ぐ人や、月曜日と木曜日が合わない人には、奈良県県民くらし相談センターの消費生活相談課が案内されています。月曜日から金曜日の午前9時から午後4時30分(12時30分から13時30分は受付時間外)に受け付けています。
ハチの巣駆除や害獣対策の契約で、広告の金額と請求額が違う、急かされるといった不安があれば、署名や支払いの前に相談します。見積書、広告の画面、領収書をそろえておくと状況が伝わります。駆除の請求トラブルを188へ相談する準備も参考になります。




