広陵町のアライグマ檻は個人向けの貸出|受付は地域振興課、在庫確認が先
広陵町は「広陵町アライグマ防除実施計画」に基づき、個人へアライグマ捕獲檻の貸出を行っています。町のページは、町内でもアライグマの生息が確認されており、農作物被害や家屋などへの糞尿被害が発生していると説明しています。
受付は地域振興課です。檻の在庫には限りがあるため、事前に電話で在庫を確認してから来庁するよう勧められており、在庫がなければ、貸出中の檻が返却されるまで待つことになります。ページ上は受付が地域振興課、問い合わせ先が地域振興部農業振興課と書き分けられているので、確認の際は担当課名を伝えて取り次いでもらうとよいでしょう。
| 項目 | 町の案内 | 借りる前に決めておくこと |
|---|---|---|
| 受付 | 地域振興課 | 来庁前に在庫を確認する |
| 貸出期間 | 原則2週間。2週間たった時点で一度返却 | 期間内に毎朝見回れる予定か |
| 貸出時 | 捕獲説明書の配布と、職員の講習の受講 | 設置する本人が受講できる日程か |
| アライグマが捕まったとき | 地域振興課へ持ち込む | 運ぶ手段と時間帯 |
| アライグマ以外が入ったとき | 役場では引き受けず、自分で放獣 | 放獣の方法と場所を職員に聞く |
広陵町のアライグマ檻は、どのくらいの期間借りられますか?
貸出期間は原則2週間で、貸し出しから2週間が経過した時点で一度返却するよう案内されています。在庫がなければ返却を待つことになるため、使える日程を考えて申し込みます。
講習は形式ではなく捕獲の前提|免許がなくても使える条件
防除実施計画(令和3年3月変更)は、捕獲を原則として箱わなで行い、捕獲に従事する人は使う猟具に応じた狩猟免許を持つのが原則だとしています。ただし、町や奈良県猟友会が行うアライグマ防除の講習を受けた人は、一定の条件を満たせば免許がなくても捕獲できると定められています。計画の区域は町全域で、期間は令和13年3月31日までです。
貸出ページには、貸出時に職員の講習を受けるとあります。計画では、講習の受講が免許のない人の参加要件の一つに挙げられているので、講習は形だけの手続きではなく、捕獲を始める前提です。個人の要件には、いつでも迅速に捕獲に従事できることのほか、垣や柵などで囲まれた自宅の敷地内、他人の土地、自分で耕作・管理する農地で、土地の所有者や管理者の了承を得て、自己の責任のもとで箱わなを設置することが含まれます。道路や空き地に自由に置ける仕組みではありません。
設置したら毎朝の見回りと標識|子どもや手洗いへの配慮
計画は、アライグマが夜間に捕獲されることが多いため、わなを設置している期間は、朝を中心に1日1回以上見回ることを原則にしています。2週間の貸出期間は、毎日の見回りを続けられる日程かどうかを基準に考えると、予定を立てやすくなります。
このほか計画には、わなに防除であることを示す標識を付けて、連絡先と捕獲期間を書くこと、周辺で子どもが遊ぶことがないか確認すること、捕獲した個体には直接触れず革手袋などを使い、接触や糞の始末のあとは手洗いをすること、使い終わった箱わなは洗浄することが書かれています。咬まれたり引っかかれたりしたときは、傷口を消毒し、必要に応じて医療機関を受診するとされています。標識や記録票を誰が用意し、何を書くのかは、貸出時に職員へ確認してください。
- 朝を中心に、1日1回以上の見回り
- 標識の装着と、書く内容の確認
- 子どもやペットが近づかない置き場所の確認
- 革手袋など、直接触れないための用意と、手洗い
- 使用後の洗浄と、返却の日程
アライグマが捕まったら・他の動物が入ったら|連絡と放獣の確認
アライグマが捕まったときは、地域振興課へ持ち込むよう案内されています。凶暴で役場まで運ぶのが難しい場合は、地域振興課へ先に相談してください。持ち込んだあとの扱いは町のページに書かれていないので、持ち込む際に職員へ確認してください。
アライグマ以外の野生生物(タヌキ、イタチなど)が入った場合は、地域振興課では引き受けられず、自分で放獣する案内です。扉の開け方、放す場所、近づくときの注意は、借りるときに職員へ聞いておくと慌てずにすみます。アライグマは特定外来生物で、環境省の案内では飼育・保管・運搬や野外に放つことが原則禁止されているため、町の手順を離れて別の場所へ移したり放したりしてはいけません。
被害を減らす環境づくり|餌を断つ・電気柵・換気口
町のページは、アライグマを誘引する要因をできるだけ取り除くよう求めています。例は、農地に放置された未収穫の作物や落ちた果実、ペットの残り餌、屋外に放置した残飯です。計画では、ごみ集積場に出す時間を守り、ネットをかけることも挙げています。人家の屋根裏、納屋、廃屋に住みつくことがあるため、換気口や隙間を金網などでふさぐことも勧められています。
計画は、アライグマが手先が器用で、防護ネットでも潜り込んだり噛み破ったりすると指摘します。通常の金網や網は、登る・噛み切る・くぐることで効果が薄く、電気柵が基本になるとしています。電気柵は周囲の安全に注意し、草が架線に触れると漏電して通電しなくなるので、草刈りや、地面から離す工夫が必要です。被害作物は、苺、スイカ、ブドウ、桃、メロン、トマト、養魚などが挙げられています。
| 被害の場所 | 町の計画が示す対策 |
|---|---|
| 農地・畑 | 電気柵が基本。未収穫の作物や落ちた果実を放置しない |
| 果樹 | 根元にトタンを巻き、登りにくくする |
| 庭・家のまわり | ペットの残り餌や残飯を屋外に置かない。ごみは出す時間を守りネットをかける |
| 屋根裏・納屋・廃屋 | 換気口や隙間を金網などでふさぎ、入れないようにする |
屋根裏に住みついているときは檻だけで終わらない
計画は、アライグマが春から初夏の繁殖期に家屋へ入り、天井裏で子育てをして糞尿被害を出すこと、天井裏の個体を捕獲したり繁殖跡を清掃したりするには、家屋の一部の取り壊しや修理が必要になる場合があることを課題に挙げています。檻を借りることと、侵入口の調査・封鎖、清掃、補修は別の作業です。
屋根裏の音がするときは、いつから、どの時間帯に聞こえるかをメモして町の担当課に伝え、町の貸出で足りる範囲と、民間業者に依頼する範囲を切り分けます。進め方はアライグマを庭や家で見かけたら、侵入口を塞ぐタイミング、清掃の見積書を比べる確認票が参考になります。ハチの巣やネズミは、今回確認した町の公式ページに専用の案内が見つからなかったため、代表窓口で担当課を尋ねてください。





