多賀町の小規模農地獣害対策事業|補助の条件と金額

多賀町の小規模農地獣害対策事業のページ(2026年3月更新)は、シカやサル等の野生動物から農作物の栽培の場を守り、高齢者等の生きがいを守るため、耕作地等に設置される獣害防護柵の設置などに要する経費の一部を補助すると説明しています。対象者は、町内に住所と居所があり、町内の耕作地等を所有または借り受けて、適切な管理を行える方です。

補助額は対象経費に3分の2を掛けた額で、100円未満の端数は切り捨てです。限度額は令和6年4月に増額され、65歳以上の方を含む世帯は80,000円、それ以外の世帯は40,000円です。対象経費は、獣害防止柵の設置または修繕に要する経費(材料購入費を含む)と、柵に類する効果が見込まれる機器の設置に要する経費です。

多賀町の小規模農地獣害対策事業|補助の条件と金額:確認項目
項目町の案内の内容
対象者町内に住所・居所があり、町内の耕作地等を所有または借り受けて適切に管理できる方
対象経費獣害防止柵の設置・修繕費(材料購入費を含む)、柵に類する効果が見込まれる機器の設置費
補助額対象経費の3分の2(100円未満は切り捨て)
限度額65歳以上の方を含む世帯は80,000円、それ以外の世帯は40,000円
申請の回数1世帯につき同一年度に1回。1耕作地につき1回(申請から3年たてば再申請できる)

参考:多賀町|多賀町小規模農地獣害対策事業(産業環境課 農政係)

読者の疑問

多賀町の獣害防護柵の補助は、家庭菜園でも使えますか?

比較ガイド

対象は、町内の耕作地等を所有または借り受けて適切に管理できる方です。家庭菜園が耕作地等に含まれるかはページに明記がないため、産業環境課の農政係に確認してください。

申請の書類と準備|写真と位置図を先にそろえる

交付申請に必要な書類は、交付申請書(様式第1号)、対象経費であることを証明する見積書または請求書および領収書の写し、柵を設置または修繕する耕作地の施工前と施工後の写真、その耕作地の位置図です。申請書と請求書、交付要綱は、町のページから入手できます。

施工前の写真が求められているので、柵の材料を買って作業を始める前に、耕作地の状態を撮っておきます。申請のタイミング(設置の前に出すのか、後なのか)は、ページに書かれていません。産業環境課の農政係に、作業を始める前に確認しておくと安心です。複数の耕作地がある世帯は、1耕作地ごとに1回、1世帯は同一年度に1回という制限があるため、どの畑に使うかを先に決めておきます。

  • 柵を設置・修繕する耕作地の位置図を用意する
  • 作業を始める前に、施工前の写真を撮る
  • 材料や工事の見積書、請求書、領収書の写しを保管する
  • 同じ世帯、同じ耕作地で過去に申請していないか確認する

参考:多賀町|多賀町小規模農地獣害対策事業(産業環境課 農政係)

住宅の被害や家庭菜園は対象になる?|補助の範囲を確認する

この補助は、耕作地等に設置する柵や、それに類する効果が見込まれる機器が対象で、目的も農作物の栽培の場を守ることと書かれています。屋根裏にアライグマやハクビシンが入った、倉庫にネズミが出たといった、住宅や建物の被害は、このページに対象として書かれていません。自宅の庭先の家庭菜園が「耕作地等」に当たるかも明記されていないので、農政係に条件を聞いてください。

効果のある柵の作り方は、動物の種類によって変わります。町の補助を使う前に、どの動物が来ているのかを、足跡や被害の様子の記録から整理しておきましょう。アライグマとハクビシンについては、アライグマの畑対策とハクビシンの畑対策で、狙われやすい作物と対策の組み合わせを確認できます。

町と地域で進める獣害対策|猟友会への委託と県のアドバイザー

彦根市、愛荘町、甲良町、多賀町が共同で作った令和5年度から7年度の鳥獣被害防止計画では、対象鳥獣にサル、シカ、イノシシ、カラス、アライグマ、ハクビシンなどが挙がっています。多賀町の欄には、滋賀県猟友会彦根支部への委託と、町単独の獣害防止集落自衛対策事業による自治会の獣害対策組織活動の支援が書かれています。自治会が推薦する人が狩猟免許を取る場合は、猟友会への加入を条件に、経費の一部を支援するとされています。

町の会員以外にも彦根支部の会員に有害捕獲の許可を出して捕獲に努めていること、会員の高齢化による担い手不足が心配されていることも、計画に記されています。滋賀県の獣害対策のページ(2026年8月更新)は、被害の原因を集落で点検する集落環境点検を勧め、対策の助言をする獣害対策アドバイザーへの相談は、最寄りの県農業農村振興事務所の農産普及課で受け付けるとしています。

参考:彦根市・愛荘町・甲良町・多賀町|鳥獣被害防止計画(令和5年度から令和7年度、PDF)

クマの目撃とハチの巣|誘引物を減らす

多賀町のクマの案内は、令和4年9月に国道306号線の鞍掛峠の手前で、クマらしき獣2頭の目撃があったことを知らせたものです。クマと遭遇しないために、クマ鈴、笛、ラジオなど音の出るものを携帯すること、早朝、夕方、夜間は出没の恐れがある付近で一人での外出を極力避けること、ごみステーションや養蜂箱などクマを誘引する可能性のある施設を管理することが挙げられています。目撃したときの連絡先は産業環境課です。

滋賀県のツキノワグマのページ(2026年10月7日更新)は、人家付近にごみなどの誘引物を置かないこと、収穫予定のない柿や栗の実と、蜂の巣を撤去することを呼びかけています。月別・市町別のクマ出没件数のPDFも県のページに載っています。ただし、ハチの巣の撤去は刺される危険を伴います。蜂の巣駆除を自分でする前にで、自分で対応してよい範囲を確認しましょう。

参考:多賀町|クマらしき獣の目撃情報について(産業環境課 鳥獣害対策係)

死んだ野生イノシシとケガをした動物の連絡先

滋賀県のCSF対応のページ(2022年7月更新)は、CSFウイルスが野生のイノシシに感染する恐れがあるとして、死亡した野生イノシシには触らず、鳥獣対策室か最寄りの森林整備事務所へ連絡するよう案内しています。連絡では、発見した詳しい場所や状況を伝えます。検体を取ったあとの処分は、土地所有者等に依頼することになります。

ケガをした野生鳥獣は、県の案内では原則そのままにしておきます。救護の対象は希少種などに限られ、サル、シカ、イノシシ、アライグマなどは対象外です。救護対象の連絡先は、多賀町を担当する中部森林整備事務所で、受付は平日の8時30分から17時15分です。死んでいる鳥獣は、土地の管理者が市町の指示に従って一般廃棄物として処分し、直接触らず、作業後に手を洗うよう案内されています。

参考:滋賀県|死亡した野生イノシシを見つけたら(CSF対応)

困りごと別の連絡先と契約トラブルの相談窓口

ハチの巣の駆除費補助について、今回確認した多賀町の公式ページには、制度の掲載を見つけられませんでした。隣の町に補助があっても、多賀町で使えるとは限らないため、巣が見つかったら、まず役場に確認してください。市町の対応の型は蜂の巣駆除は市役所で無料?で比べられます。

業者との契約や請求で困ったときの町の窓口は、県の一覧で総務課と案内されています。県の消費生活センターは彦根市にあり、全国共通の消費者ホットライン188でも相談できます。アライグマやハクビシンなどの捕獲許可は、県の案内では、町役場の捕獲許可担当課が窓口です。

困りごと別の連絡先と契約トラブルの相談窓口:確認項目
困りごと最初の連絡先(公式ページの案内)
耕作地の獣害防護柵の補助産業環境課 農政係
クマの目撃、サル・シカ・イノシシなどの獣害産業環境課(鳥獣害対策係)
アライグマ・ハクビシンなどの捕獲許可町役場の捕獲許可担当課(県の案内)
死んだ野生イノシシ県の鳥獣対策室または最寄りの森林整備事務所
救護対象の傷病鳥獣県の中部森林整備事務所
駆除の契約・請求のトラブル総務課、消費者ホットライン188

参考:滋賀県消費生活センター|窓口のご案内