甲良町のスズメバチの巣駆除補助|自治会管理施設のみ

甲良町の「環境に関する補助金について」のページ(2021年6月更新)は、環境やごみ問題の対策として実施してきた補助金が、平成31年度から変わると説明しています。スズメバチの巣駆除補助金は自治会管理施設のみが給付対象になり、太陽光発電システム補助金と生ごみ処理容器購入補助金は廃止されると書かれています。問い合わせ先は、住民人権課の生活環境係です。

つまり、自治会が管理する施設に作られたスズメバチの巣は補助の対象になりえますが、個人の住宅の軒下や庭木の巣は、このページを見る限り対象として書かれていません。対象になる施設の範囲、いまも制度が続いているか、上限額や申請期限がどうなっているかは、ページに載っていません。補助を前提に業者を決める前に、生活環境係へ確認してください。

甲良町のスズメバチの巣駆除補助|自治会管理施設のみ:確認項目
巣のある場所町のページから分かること先にすること
自治会が管理する施設スズメバチの巣駆除補助の給付対象と案内されている自治会の役員を通じて、生活環境係に制度の現状を確認する
個人の住宅・庭補助の対象とは書かれていない補助なしの前提で、複数の業者から見積もりを取る
賃貸住宅ページには記載がない貸主や管理会社に連絡し、手配と費用の分担を決める

参考:甲良町|環境に関する補助金について(住民人権課 生活環境係)

読者の疑問

甲良町は個人宅のスズメバチの巣の駆除費を補助してくれますか?

比較ガイド

町のページは、平成31年度からスズメバチの巣駆除補助金が自治会管理施設のみの対象になったと説明しています。個人の住宅は対象と書かれていないため、窓口に確認してください。

補助がないときのハチの巣駆除|見積もりと契約の確認

個人の住宅で補助が見込めない場合は、費用を自分で負担する前提で、業者の見積もりを比べます。巣には近づかず、離れた場所から場所と大きさが分かる状況を記録しておくと、電話で説明しやすくなります。自分で駆除してよい範囲は、蜂の巣駆除を自分でする前にで自治体の目安を確認できます。賃貸住宅の場合は、蜂の巣を賃貸で見つけたらの手順が参考になります。

国民生活センターは2025年3月に、広告の格安料金を見て依頼したところ、作業後に高額な請求を受けた害虫駆除のトラブルを公表しました。極端に安い表示で依頼できるとは限らないこと、不安をあおってその場で契約を迫る事業者とは契約しないこと、納得できない請求はその場で支払わないことが、助言として示されています。見積書の総額と作業内容を、依頼の前に書面で確認しましょう。

参考:国民生活センター|【広告の格安料金に要注意!】作業後に高額請求する害虫駆除トラブル(2025年3月4日)

有害鳥獣の捕獲は町の取扱要領に沿う|追い払いが先

甲良町には、カラス、ドバト、スズメ、サル、シカ及びイノシシの捕獲等の実施に関する取扱要領があります。滋賀県の特例条例で市町村が処理する有害鳥獣のうち、この6種を対象に町の訓令として定められ、令和5年3月に改正が施行されました。要領は、捕獲だけでなく追い払いをまず考えることと、捕獲数を被害防止に必要な最小限にすることを定めています。

手続きの中心は、鳥獣捕獲等許可申請書を町長に提出することです。町長は現地調査を行い、適当と認めたときに許可証と従事者証を交付します。捕獲に従事する人は許可証か従事者証を携帯し、町が貸与する腕章を着けます。危害を防ぐために、単身ではなく共同で行い、事前に地域住民へ連絡して実施区域に掲示や予告をすることも定められています。この要領は、町と地域の代表者が進める捕獲の手順で、住民が個人でわなを仕掛ける方法を示したものではありません。

被害の予察は、町長が各字の区長と農業組合長とともに行うとされています。畑や集落の被害は、区や農業組合と町が一緒に状況を確認する形が想定されています。庭先の被害でも、日時、場所、何が荒らされたかの記録を持って町役場に相談しましょう。

参考:甲良町|甲良町カラス、ドバト、スズメ、サル、シカ及びイノシシ捕獲等の実施に関する取扱要領

アライグマ・ハクビシンは要領の対象外|捕獲許可の窓口を確認

アライグマとハクビシンは、町の取扱要領の対象6種には入っていません。一方、滋賀県の申請書案内(2026年9月更新)は、この2種を含む8種の捕獲許可について、お住まいの市役所または町役場の捕獲許可担当課に問い合わせるよう案内しています。甲良町で屋根裏や庭の被害が心配なときは、動物の種類の見当と被害の記録を持って、町役場に相談します。

野生の鳥獣の捕獲は、許可を得るか狩猟者登録を受けた場合を除き、鳥獣保護管理法で原則として禁止されています。アライグマは外来生物法の特定外来生物でもあり、運搬や野外への放出が原則として規制されています。許可のない箱わなの設置や、捕まえた個体を別の場所へ運んで放す行為は避けてください。

参考:滋賀県|生物多様性保全課【狩猟・捕獲許可】関係の申請書

広域計画に見る甲良町の獣害対策|捕獲檻・柵・追い払い

彦根市、愛荘町、甲良町、多賀町が共同で作った令和5年度から7年度の鳥獣被害防止計画には、甲良町の取組が書かれています。捕獲は滋賀県猟友会彦根支部への委託で、正楽寺、池寺、長寺西の地区に捕獲檻を設置しています。正楽寺と池寺では約2.1km、長寺西では約0.3kmの恒久柵を設置してきました。サルの追い払いのため、煙火の取扱研修や、ロケット花火と爆竹の無料配布も行われています。

計画の令和5年度から7年度の取組には、獣害対策研修会の開催、新規に狩猟免許を取得しようとする人の支援、捕獲機材の購入とわなによる捕獲研修会が挙がっています。課題として、捕獲檻の維持管理が難しくなりつつあること、柵が老朽化していることが書かれています。住民が使える貸出制度の有無は計画から読み取れないため、町役場で確認が必要です。

参考:彦根市・愛荘町・甲良町・多賀町|鳥獣被害防止計画(令和5年度から令和7年度、PDF)

ケガをした動物・死んだ動物を見つけたとき

滋賀県は、ケガをした野生鳥獣を見かけても、原則そのままにしておくよう案内しています。県の救護事業の対象は、希少種など個体レベルでの保全が必要な種に限られ、ニホンザル、ニホンジカ、イノシシ、カラス、ドバトや、アライグマ、ハクビシンなどの外来鳥獣は対象外です。ヒナや幼獣も対象外で、拾わないよう求めています。救護対象の連絡先は、甲良町を担当する中部森林整備事務所です。

死んでいる鳥獣は、土地の管理者が市町の指示に従い、一般廃棄物として処分します。直接触らず、作業後は手を洗うようにと案内されています。公道上で死んでいるときは、道路管理者に処理を頼みます。死んだ野生イノシシは、触らずに県の鳥獣対策室か最寄りの森林整備事務所へ連絡するのが県の案内です。処分の具体的な手順は、甲良町の窓口に確認してください。

参考:滋賀県|ケガをした野生鳥獣を見かけたら

困りごと別の連絡先と契約トラブルの窓口

駆除の契約や請求のトラブルについて、県の窓口一覧は、甲良町の窓口を総務課としています。県の消費生活センターは彦根市にあり、全国共通の消費者ホットライン188でも相談できます。町の課名は公式ページに書かれたものを使っていますが、担当が変わることもあるため、連絡の前に最新の案内を見てください。

困りごと別の連絡先と契約トラブルの窓口:確認項目
困りごと最初の連絡先(公式ページの案内)
自治会管理施設のスズメバチの巣住民人権課 生活環境係
個人住宅のハチの巣町の補助対象とは書かれていない。業者の見積もりを比べる
カラス・サル・シカ・イノシシの被害町役場(取扱要領では町長が許可し、区長や農業組合長と被害の予察を行う)
アライグマ・ハクビシンの捕獲許可町役場の捕獲許可担当課(県の案内)
救護対象の傷病鳥獣県の中部森林整備事務所
駆除の契約・請求のトラブル総務課、消費者ホットライン188

参考:滋賀県消費生活センター|窓口のご案内