新温泉町の害獣・野生動物の相談先を動物別に確認する

新温泉町の公式サイトには、「産業・雇用」の中に「林業・獣害対策」という分類があり、ツキノワグマ、イノシシ、サルの被害防止を説明する3つのページが並んでいます。イノシシとサルのページの問い合わせ先は、浜坂の本庁舎にある農林水産課です。クマのページは、農林水産課に加えて温泉総合支所の地域振興課も連絡先に挙げています。

一方、ハチの巣、ネズミ、アライグマ、ハクビシンなどを扱う町のページは、2026年10月12日に「くらし」「産業・雇用」「まちづくり(環境保全)」などの一覧を見た範囲では確認できませんでした。ページが見つからないことは、町が対応しないという意味ではありません。補助や貸出があるかどうかは、町の窓口に直接確かめてください。

相談するときは、動物そのものを見たのか音や痕跡だけなのか、場所は住宅か農地か山際かを先に伝えます。電話番号は変更されることがあるため、この記事には載せていません。連絡先は町の公式サイトの各ページで確認してください。

新温泉町の害獣・野生動物の相談先を動物別に確認する:確認項目
相談したいこと町の公式サイトで確認した窓口補足
クマの目撃・足跡などの痕跡農林水産課、温泉総合支所 地域振興課町のページは「すぐに役場へ連絡」と案内
イノシシ・サルによる農地や集落の被害農林水産課柵と餌の管理の案内あり。捕獲は免許や許可が前提
ハチの巣・ネズミ・アライグマなど町の専用ページは未確認町に直接尋ねて、担当課と支援の有無を聞く
駆除業者の勧誘・高額請求温泉総合支所の消費生活センター平日の午前9時から午後4時(祝日・年末年始を除く)
読者の疑問

新温泉町でクマを見かけたり痕跡を見つけたりしたら、どこへ連絡しますか?

比較ガイド

農林水産課か、温泉総合支所の地域振興課に連絡します。町のクマのページは、目撃や集落周辺の痕跡をすぐ役場へ知らせるよう案内しています。近づいて確かめず、日時と場所を伝えられるようにしておきます。

新温泉町のクマ対策|目撃や痕跡は農林水産課・地域振興課へ

町の案内では、ツキノワグマの動きが活発になるのは初夏の交尾期と、秋の飽食期(冬ごもりに備えて食べ物をよく探す時期)だとされています。山菜採り、ハイキング、山仕事で森林に入るときは、鈴やラジオなど音の出るものを持つようにと説明しています。人とクマが山や周辺で出会いやすい時期を、町が具体的に挙げている点が目安になります。

同じページには、シカ・イノシシなどの有害鳥獣捕獲でわなの見回りをしていた町の捕獲班員が、クマに襲われて怪我をした事故も載っています。その年は山のドングリが大凶作で柿も不作となり、食べ物を求めて集落に入る可能性が高いと説明され、生ごみの扱いや実のなる木の管理を見直すよう呼びかけています。

クマを見たり、集落の周りで痕跡を見つけたりしたときは、すぐ役場に連絡するのが町の案内です。情報が集まるほど早く対策を取りやすくなる、という考え方です。連絡先は農林水産課と、温泉総合支所の地域振興課です。近づいて確かめたり追い払おうとしたりせず、日時、場所、見た数、動いていった向きを伝えられるようにメモしておきます。

参考:新温泉町|ツキノワグマの被害に遭わないために

今秋のクマ出没に備える|県が示した凶作と家の周りの点検

兵庫県が2026年9月11日に更新した案内では、県内のドングリ類の今秋の実りは全体で「凶作」です。種類別では、コナラとミズナラが「大凶」、ブナは「豊」でした。4月から8月の目撃・痕跡の件数は過去最多で、8月末時点で495件、昨年度の同じ時期の342件を上回り、過去5か年平均の1.65倍と示されています。

同じ案内は、冬眠前のクマが餌を求めて人里へ出る可能性が高まるとして、大部分のクマが冬眠に入る12月下旬頃まで注意するよう求めています。公表の時点では、今年度の人身被害は発生していないとされています。新温泉町だけを取り出した数字ではないので、県全体の傾向として読み、町の最新の注意喚起と合わせて確認します。

県の人身被害防止のページによると、市町に寄せられた緊急性の高いクマの出没情報は、県警の安全安心マップや防犯アプリにも載せて情報を一元化しているとのことです。家の周りで何を点検するかは、家の周りの誘引物の点検と遭遇時の行動で、チェック項目を詳しく確認できます。出没情報の探し方は、関西で熊の出没情報を確認する公式ページと通報先も参考になります。

  • 柿や栗など放置した果樹は伐採などで管理し、生ごみや野菜・果物の残りは野外に置かない
  • クマの隠れ場所になる下草や灌木は刈り払う
  • 早朝や夕方の外出は特に注意し、農地での作業や、森林・森林近くへ出かけるときは、ラジオなど音の出るものを持って、できるだけ複数人で動く
  • 果樹園や養蜂箱は電気柵で守る

参考:兵庫県|令和8年度ドングリ類の豊凶調査結果とツキノワグマ出没注意喚起

イノシシ対策は柵と餌の管理から|新温泉町の案内を表で整理

新温泉町のイノシシのページは、まず餌付けを避けることを挙げています。収穫しなかった野菜のくずや生ごみを動物が食べられる場所に置かない、耕作放棄地やその周りの藪を刈り払って見晴らしをよくする、田畑をこまめに見回って人の気配を残す、という内容です。町は、イノシシが一度安全に食べ物を得ると行動が大胆になり、被害が広がりやすいとも説明しています。

柵を設ける場合の種類と注意点は、町の説明では下の表のとおりです。どの柵にも共通するのは、地面際のすき間をふさぎ、設置後の点検と草刈りを続けることです。町は、成獣が助走なしで1メートル以上を飛び越え、20センチのすき間でもくぐり抜けると説明しています。

イノシシ対策は柵と餌の管理から|新温泉町の案内を表で整理:確認項目
柵の種類町の案内にある特長手入れ・注意点
トタン目隠しの効果がある風通しが悪く、強風などで傷むため補修が要る
電気柵電気ショックで学習させる効果が期待できる草木が線に触れると電圧が下がるため、草刈りを頻繁に行う
ワイヤーメッシュ強く風通しがよく、設置や手入れが比較的しやすい目隠しの効果はなく、高さ1メートル程度では飛び越えられる
忍び返し付きの金網柵高さ1メートルのメッシュの上部約30センチを外側へ約25度折り返す。新設に向くと紹介地際にすき間を作らない
今ある柵を重ねる既存の柵を外さず、2重3重に囲んで奥行きを持たせる地際を隙間なく覆い、年間を通じて維持する

参考:新温泉町|イノシシの被害防止について

サルの被害防止|ハナレザルが出る町で餌と戸締まりを点検する

町のサルのページは、町内にハナレザルが出没して畑の作物に被害が出ていること、人や家にすぐ慣れて人を威嚇するなど精神的な被害もあることを説明しています。ハナレザルは、群れを離れて単独で行動するサルを指す言葉です。町は、集落を「居心地が悪く餌の少ない場所」にすることで被害や出没を減らせるとして、4つの点検項目を挙げています。

追い払いと捕獲は別の行為です。町のページが紹介するのは、見かけたら多くの人数でしつこく追い払う方法で、捕獲については次の節の許可の仕組みを確認することになります。追い払いと捕獲の違いは猿の被害は個人で駆除できるか、追い払いと捕獲の法律上の違いで、家の戸締まりは住宅地で見かけたときの行動と家を守る戸締まりの要点でも確認できます。

  • 餌をなくす|使わない果樹を切り、野菜くずや生ごみを放置しない。墓のお供え物は持ち帰る
  • 餌を隠す|収穫後の作物は倉庫などにしまい、畑に捨てた生ごみやくず果は早めに埋める。サルが好まない作物を畑の外周に植えて、好む野菜を目立たなくする
  • 追い払う|見かけたら、できるだけ多くの人数でしつこく追い払う
  • 戸締まりをする|戸や窓をしっかり閉め、家の中へ入らせない

参考:新温泉町|サルの被害防止について

アライグマ・イノシシ・サルの捕獲やわな設置は許可が前提

兵庫県の案内によると、鳥獣と鳥の卵は、狩猟による場合を除き、原則として捕獲、殺傷、採取が禁止されています。生活環境や農林水産業への被害があるときなどは、許可を受けて捕獲できます。県の表では、イノシシ、サル、アライグマ、ハクビシン、ヌートリア、ニホンジカなどが市町長の許可の対象で、申請の窓口は市町と示されています。

銃を使わない捕獲では、わな猟免許などが条件になるのが原則です。ただし県の案内には、免許なしで申請できる例外も示されています。アライグマ・ハクビシン・ヌートリアなどを小型の箱わななどで捕獲する場合で、住宅等の建物内の被害を防ぐために敷地内で捕獲するとき、または農林業者が自分の事業地で1日1回以上見回るなどして錯誤捕獲を防げるときです。どちらも許可の申請は必要で、農林業者の場合は、使うわなで希少な鳥獣がかかるおそれのある地域が対象から除かれます。

町のイノシシのページも、野生鳥獣の捕獲には原則として狩猟免許が必要で、猟期以外は有害捕獲の許可が必要だと書いています。市販のわなを買って自分の判断で仕掛けるのではなく、先に町へ被害の場所と状況を伝えて相談してください。町のサイトでは箱わなの貸出や捕獲の補助の案内を確認できなかったため、制度の有無そのものも町に聞く必要があります。許可の仕組みは、イノシシの罠に免許は必要か、箱わな・くくりわなと許可の手続きでも整理しています。

参考:兵庫県|鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律第9条における鳥獣の捕獲許可について

駆除業者の勧誘や高額請求は消費生活センターへ|受付は平日9時から

町の消費生活センターは温泉総合支所にあります。町は2026年6月1日から、相談の受付時間を平日の午前9時から午後4時まで(祝日・年末年始を除く)に変更すると案内しました。以前は午前8時30分から午後5時15分でした。町のサイトには変更前の時間のままの紹介ページも残っているため、電話や来所の前に最新の告知を確認してください。

町は、ほかの相談窓口として、但馬消費者ホットラインが平日の午前9時から午後4時30分まで(祝日・年末年始を除く)受け付けていると紹介しています。国の消費者ホットラインは原則毎日使える(年末年始を除く)とも案内され、受付の曜日と時間は窓口ごとに異なること、窓口につながった時点から通話料がかかることも注記されています。

町の「悪質な訪問販売に注意」のページは、特に高齢者を狙った高額契約の勧誘に触れ、いらないものははっきり断る、その場ですぐ契約せず家族や信頼できる人に相談する、個人情報を安易に教えない、納得できない請求には慎重になる、おかしいと思ったら相談窓口へ、という5つの心がけを挙げています。

また町は、排水設備の点検・清掃を口実にした勧誘で「役場の紹介で来た」とかたる例があるとして、役場は断りなく個人宅へ業者を派遣・紹介しないと注意しています。これは排水管についての案内ですが、害獣やハチの駆除でも役場の名前を出されたときは、契約前に町へ確かめる習慣が役立ちます。

参考:新温泉町|消費生活センター相談受付時間の変更について

害虫駆除の広告から高額請求になった県の事例と、契約前の確認点

兵庫県の消費者トラブル情報には、軒下のスズメバチの巣を見つけ、ネット検索で「駆除費用900円〜」と表示された業者に連絡した40歳代女性の相談が載っています。特殊な機械が必要だとして5万円を示され、作業の途中で巣が4つあると言われて、合計20万円を請求されたという内容です。県は、ネット広告の表示料金より高額な請求をされたという相談が増えているとして注意を呼びかけています。

県が挙げる助言は、ネットの表示料金をうのみにしない、作業内容と料金を確認して当初の表示とかけ離れていればすぐ契約しない、複数社の見積りを比べる、すぐ駆除しないと危険だと急がされても契約しない、の4点です。自分から事業者の訪問を求めた場合は基本的にクーリング・オフができませんが、勧誘方法や契約内容によってはできる場合があるため、あきらめずに消費生活センターへ相談するよう案内されています。

県は、駆除方法や補助制度、事業者団体の紹介を行っている市町もあるので、まず問い合わせるようにとも述べています。新温泉町ではハチの巣などの専用ページを確認できなかったため、町に支援や紹介の仕組みがあるかを聞いてから業者を探す順番が安全です。見積りを比べる手順は、格安広告から高額請求になる相談事例と対処や、兵庫県で見積もりを比べるときの対応地域と工事内容の揃え方も参考にしてください。

参考:兵庫県「ひょうご消費者トラブル情報 vol.39 害虫駆除で高額な請求!」