精華町の窓口は、ハチ・害虫と野生鳥獣で分かれています
精華町の公式サイトでは、ハチや害虫のページは環境推進課の環境保全係、アライグマやサルなどの野生鳥獣のページは農政課の農業振興係・農地保全係に置かれています。同じ家の周りの困りごとでも、巣を駆除したいのか、庭の野菜を荒らす動物を捕まえたいのかで、最初に連絡する課が変わります。
ネズミについては、確認した範囲で町の専用ページが見つかりませんでした。害虫駆除のページが例に挙げているのもハチ、シロアリ、ダニ、ゴキブリ等で、ネズミは示されていません。ネズミの相談先が分からないときは、まず環境推進課に町として案内できる内容があるかを尋ね、業者へ頼む場合はネズミの痕跡を整理する手順を使って状況をまとめてから現地調査を依頼しましょう。
| 困りごと | 町の公式ページが案内する窓口 | 案内の要点 |
|---|---|---|
| ハチの巣(私有地) | 環境推進課 環境保全係 | 防護服を無料で貸出。電話で在庫を確認してから来庁 |
| ハチ・シロアリ・ダニ・ゴキブリ等で自分では駆除できない | 環境推進課 環境保全係 | 専門の業者に相談 |
| アライグマ・ヌートリア | 精華町有害鳥獣対策協議会事務局(農政課のページに掲載) | オリを貸出。数に限りがある |
| サル・傷ついた野生鳥獣 | 農政課 農業振興係・農地保全係 | 出没時の注意や救護の考え方を案内 |
参考:精華町|害虫駆除について(環境推進課、2026年1月21日更新)
精華町はハチの巣を駆除してくれますか?
公式ページが案内しているのは、私有地で駆除する人へのハチ用防護服の無料貸出です。町が個人宅の巣を駆除するとは書かれておらず、自分で駆除できない場合は専門の業者への相談が案内されています。公共施設の巣は施設管理者が駆除します。
ハチの巣は防護服を無料で借りられる|公共施設の巣は管理者が駆除
町は、私有地内でハチや害虫などを駆除する人に、ハチ用の防護服を無料で貸し出しています。借りるには、役場の環境推進課へ電話で在庫数を確認したうえで、同課のある3階に来庁します。公式ページの更新日は2026年1月26日です。貸出期間や申込書の有無は書かれていないため、電話で在庫と一緒に聞いておくと、一度の来庁で済みます。
公園など公共施設にできたハチの巣は、その施設の管理者が駆除すると案内されています。町内の公園や公共施設で巣を見つけたときは、自分で近づかず、それぞれの管理者へ連絡してください。ハチの種類は蜂の巣の種類を形で見分けるで確認できますが、近くまで行って確かめる必要はありません。
防護服を借りても、安全に駆除できるとは限りません。町の公式ページも、自分で駆除できない場合は専門の業者に相談するよう案内しています。巣が高い場所にある、出入りするハチが多い、種類が分からないといったときは、業者の現地調査を考えましょう。費用の見方はハチの巣駆除の費用を比べるにまとめています。
アライグマ・ヌートリアのオリは協議会が貸出|他の動物が入ったときの案内
町は、外来生物法に基づくアライグマ防除実施計画とヌートリア防除実施計画を策定し、すでに野生化している個体を捕獲・処分する防除ができるとしています。捕獲のため、精華町有害鳥獣対策協議会がオリを貸し出しており、希望する人は事務局へ問い合わせます。数に限りがあるため、問い合わせた時点で借りられるとは限りません。
公式ページは、アライグマ以外のタヌキ、イタチ、ハクビシンなどが入った場合は放すよう案内しています。捕獲の際は、かまれたり引っかかれたりしないよう注意が必要で、エサを与えたり触ったりしないことも求められています。アライグマを含む特定外来生物は、飼育・保管・運搬などが原則として禁止されているため、捕獲した個体を自分で別の場所へ運ぶ判断はしないでください。
このページの更新日は2019年3月15日と古くなっています。今も同じ条件で貸し出されているか、貸出期間や回収の方法がどうなっているかは、事務局に確認が必要です。アライグマ被害でまず確認することで被害の場所を整理してから相談すると、話が通りやすくなります。
オリを借りる前に、事務局へ聞いておくこと
公式ページには、貸出の期間、置いてよい場所、見回りの頻度、捕獲後の連絡先といった細かい条件は書かれていません。借りてから困らないよう、次の点を電話で聞いておきましょう。町の回答は日付と一緒にメモに残しておくと、家族や近所の人と情報をそろえやすくなります。
屋根裏や床下に入られている疑いがあるときは、オリの貸出とは別に、侵入口の調査や清掃を業者へ相談する必要があります。庭の被害だけなのか、建物にも及んでいるのかは、庭の果実・菜園・池の被害を分けて確認する方法で整理できます。
- オリの空きがあるか、貸出期間はどれくらいか
- 自宅の敷地や畑のどこに置いてよいか、置いてはいけない場所はあるか
- 毎日の見回りが必要か、留守にする日はどうするか
- アライグマが入ったとき、誰にどう連絡し、どのように回収されるか
- タヌキやハクビシンなど別の動物が入ったときの放し方
- 屋根裏や床下への侵入が疑われるときの相談先
町の鳥獣被害防止計画から分かる、捕獲の体制と被害の傾向
令和7年度の精華町鳥獣被害防止計画は、アライグマやヌートリア、鳥類の捕獲を、箱わなや銃器を使って猟友会に委託すると書いています。あわせて、町職員による鳥獣被害対策実施隊が、アライグマの捕獲とカラスなどの追い払いを行うとされています。個人がオリを借りる場合も、こうした町の体制と連絡を取りながら進めたほうが、見回りや回収の流れを確認しやすくなります。
被害の傾向として、アライグマはスイカやトウモロコシなどの野菜類の被害が多く、繁殖力が高いため、生息域も数も広がる傾向があるとされています。ヌートリアは家庭菜園を中心に被害が出ています。計画書に載っている町のアライグマ捕獲実績は、令和5年が0頭、令和6年が7頭、令和7年が16頭です。
| 対象 | 計画に書かれた捕獲の担い手 | 計画に書かれた被害の傾向 |
|---|---|---|
| アライグマ | 猟友会への委託(箱わな・銃器)と町職員の実施隊 | スイカ、トウモロコシ類などの野菜類の被害が多い |
| ヌートリア | 猟友会への委託(箱わな・銃器) | 家庭菜園を中心に被害がある |
| イノシシ | 相楽郡猟友会精華支部への委託(くくりわな・箱わな・銃器) | 山際に近い田畑で食害や畦の掘り起こしがある |
| カラスなどの鳥類 | 猟友会への委託。町職員は追い払い | 町内全域で年間を通じて被害がある |
ハチ以外の害虫やネズミで業者を探すとき
町は、ハチ、シロアリ、ダニ、ゴキブリ等の害虫を自分で駆除できないときは、専門の業者に相談するよう案内しています。例として京都府ペストコントロール協会が挙げられ、事務局は京田辺市にあり、受付は月曜から金曜の午前10時から午後5時です。協会がどこまで相談に応じるかは公式ページに書かれていないため、問い合わせて確かめてください。複数の業者を比べる手順は害獣駆除の相見積もりが使えます。
業者との契約で困ったら、相楽消費生活センターへ
相楽消費生活センターは、相楽郡と木津川市の住民を対象に、悪質な訪問販売や架空請求などの相談を受け、自主交渉の助言やあっせんを行っています。精華町の案内では、建て替え工事の間、京都府木津総合庁舎内に仮移転しており、平日の午前9時から正午、午後1時から午後4時に来所または電話で相談できます。対象は精華町などの相楽地域に在住・在学・在勤の人です。
京都府の消費者向け放送原稿(2023年)には、蜂の駆除を巣1個4千円と説明されて依頼したところ、作業後に別の巣もあったとして合計11万円の明細を示された相談例が紹介されています。料金やサービス内容に納得できなければ契約を断り、その場で支払わないことが助言されています。困ったときは、契約書面、見積書、広告や電話で聞いた金額のメモを手元に置いて相談しましょう。近くの窓口が分からなければ、消費者ホットライン188で案内してもらえます。相談の準備は駆除の請求トラブルの相談方法にまとめています。
サルが出たとき・傷ついた野生鳥獣を見つけたとき
町のサルのページ(2024年1月22日更新)は、町内でサルが頻繁に出没していると伝え、騒がない、近寄らず目を合わせない、エサを与えない、屋外にごみ袋や収穫後の野菜を放置しないよう求めています。町内ではサルによる民家2階への侵入も確認されているため、2階以上も含めて戸や窓に鍵をかけるよう案内されています。家の守り方は猿の被害対策も参考になります。
傷ついた野生鳥獣については、農政課のページが京都府の野生鳥獣救護の考え方を紹介し、素手で触らずゴム手袋などを使うこと、ヒナを拾わないことを案内しています。ただし、このページの更新は2020年7月で、京都府の救護体制は2026年4月1日から変わりました。現在の持ち込み先や対象は京都府で傷ついた野生動物を見つけたらで確認してください。






