南山城村は私有地のハチの巣を駆除しない|防護服は無料で貸出
南山城村の案内では、家庭や個人の所有地内に発生した蜂などについて、役場では駆除できないとされています。村が用意しているのは、自分で駆除する人のために産業観光課が蜂用の防護服を貸し出す仕組みで、巣そのものを村が取り除くものではありません。
防護服は無料で、返却は3日以内にお願いしたいと書かれています。貸出中のときは、しばらく待つことになるという注意もあります。案内ページの更新日表示は2016年4月1日と古いため、現在も同じ条件か、貸し出せる数が残っているかは、借りに行く前に産業観光課へ確認してください。
| 確認したい点 | 村の案内で確認できる内容 |
|---|---|
| 私有地のハチの巣の駆除 | 役場では駆除できない |
| 防護服の貸出 | 産業観光課で蜂用の防護服を無料で貸し出す |
| 返却期限 | 3日以内の返却をお願いしている |
| 貸出中のとき | しばらく待つことがある |
| 危険性について | 種類によっては命を落とすこともあるため、無理をせず蜂駆除の専門業者などへ相談するよう案内 |
南山城村はハチの巣を駆除してくれますか?
村の案内では、家庭や個人の所有地内にできた蜂などは役場では駆除できません。自分で駆除する場合は、産業観光課で蜂用の防護服を無料で借りられ、返却は3日以内とされています。
防護服を借りても自分で駆除できるとは限らない|業者に任せる目安
村の案内は、防護服の貸出を紹介する一方で、蜂の種類によっては刺されると命を落とすこともあるため、無理をせず専門業者へ相談するよう書いています。防護服は、自分で駆除すると決めた人の安全を補う道具です。駆除してよいかどうかの判断を代わりにしてくれるものではありません。
高い場所の巣、屋根裏や壁の中など巣の位置が見えない場合、ハチの種類が分からない場合は、防護服を借りる前に業者へ相談するほうが安全です。種類の見分け方や相談の準備は、スズメバチらしいハチが出入りするときの相談の流れとアシナガバチの巣を見つけたときの考え方で整理しています。
業者に依頼する場合は、見積もりで作業内容と追加料金の条件を確かめます。比べ方はハチの巣駆除の費用を比べるときの見方が参考になります。借家の場合は、先に貸主や管理会社へ連絡する必要があるかを賃貸の害獣・害虫は管理会社へ連絡が先で確認しましょう。
村の案内は、害虫駆除の相談先の参考として、公益社団法人日本ペストコントロール協会の京都府協会と三重県協会を挙げています。電話番号は村のページで確認してください。協会に連絡するときは、業者を紹介してもらえるのか、紹介された業者の料金を事前にどう確かめられるのかを最初に聞くと、話が早く進みます。
- 巣が高所・屋根裏・壁の中など、手が届きにくい場所にある
- ハチの種類や巣の数が分からない
- 刺されたときに不安のある家族が同居している
アライグマかもしれないときの見分け方|村が挙げる被害のサイン
南山城村の案内は、アライグマを特定外来生物に指定された動物として紹介し、対策には早期発見が必要なので見かけたら連絡するよう呼びかけています。大人の体重は5kgから10kgほどで、まれに20kgになることもあると書かれています。見た目はかわいらしくても本来は野生動物で、むやみに近づいたり餌を与えたりしないよう注意されています。
被害のサインとして村が挙げているのは、次の表の内容です。足跡やフンだけでアライグマと決めつけず、見えたとおりに産業観光課へ伝えましょう。ほかの動物の可能性も含めた調べ方は天井裏で音がするときの確認が参考になります。
| 村が挙げるサイン | 確認する場所 |
|---|---|
| いつもと違う大きな足音や、鳥のような甲高い声 | 天井裏 |
| 犬の糞のようなものが多量にある | 天井裏 |
| 見慣れない爪痕がついている | 家の柱 |
| 池の金魚や鯉、亀が食べられた | 池 |
| 犬や猫の食べ物が食い荒らされた、ペットが怪我をした | ペットの餌や飼育場所 |
| スイカに丸い穴が開いて中身がない、トウモロコシが倒されて食べられた | 畑や菜園 |
| 5本指の見慣れない足跡が泥についている | 溝・田・縁側・柱 |
アライグマの捕獲は許可と手続きが必要|村の事務取扱要綱から
南山城村の鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律の施行に関する事務取扱要綱(平成17年制定)は、鳥獣の捕獲の許可を申請するときの書類を村長に提出するものとしています。鳥獣による被害を受けた人から依頼されて捕獲する場合は、依頼者の鳥獣被害防止捕獲等依頼書も添えること、被害防止を目的とする許可の申請があれば、村長が被害の状況などを調査書にまとめることも定められています。
この要綱は役場内の事務の決まりであり、住民向けの手引きではありません。それでも、被害の状況を確認したうえで許可を出し、許可を受けた人が捕獲するという流れが読み取れます。許可を受けずに自分で檻やわなを設置してよいと書かれたものは、確認した範囲にはありませんでした。まず被害の場所と日時を整理し、産業観光課に相談してください。
特定外来生物としての決まり
環境省は、特定外来生物について、飼育や保管、運搬、野外へ放つことが原則として禁止されると説明しています。野外で捕まえた特定外来生物を持って帰ることも運搬にあたり、禁止の対象です。例外もあるため、自己判断で捕まえて持ち帰らず、村に相談してから進めてください。
捕獲器具の貸出は計画に記載|借りる前に産業観光課で条件を確認
村の過疎地域持続的発展市町村計画(令和3年度から7年度、令和7年3月変更)には、農産品を荒らす有害鳥獣の被害を減らすため、防除柵や猟銃などの資材購入の補助と、捕獲器具の貸し出しなどに取り組むと書かれています。一方で、住民が借りるための対象者、期間、申請方法までは、確認した資料には書かれていませんでした。
電気柵を使う場合の安全表示
電気柵で畑や庭を守る場合は、村が注意喚起している安全対策も確認してください。村の案内では、鳥獣被害の防護のために電気柵を設置する人には安全対策の実施が義務付けられており、人が容易に近寄れる場所には危険表示板を設置するなどの安全管理に努めるよう求めています。
| 産業観光課に確認すること | 確認する理由 |
|---|---|
| 捕獲器具を住民が借りられるか、対象者と期間 | 計画には貸出に取り組む方針があるが、条件は確認できていない |
| 許可や依頼書など、必要な書類 | 要綱では許可の申請書や被害防止捕獲等依頼書が出てくる |
| 捕獲後の連絡と引き取りの方法 | 特定外来生物は持ち帰りや野外へ放つことが原則禁止されている |
| 電気柵を設ける場合の安全表示 | 村が危険表示板の設置など安全管理を求めている |
ツキノワグマの目撃は産業観光課へ|京都府の注意情報も確認する
村は、村内でクマの目撃情報などがあれば、産業観光課へ連絡するよう呼びかけています。令和7年6月には、大字田山の地内で50〜60cmほどの大きさのクマを見たという目撃情報が、注意喚起とともに村のページに掲載されました。村の案内は、京都府のクマ出没情報マップや注意情報も参照先に挙げています。
京都府は、クマを見かけても決して近づかず、最寄りの府広域振興局、京都林務事務所、市役所・町村役場、警察署へ連絡するよう案内しています。人家近くの柿などの果樹は、幹をトタン板で囲んで早めに収穫し、不要な木は除去すること、生ごみなどを家の周りに放置しないことも呼びかけています。家の周りの点検はクマ出没への対策|家の周りの誘引物の点検と遭遇時の行動も参考にしてください。
駆除の契約で迷ったときは、消費生活は産業観光課の担当業務に含まれる
村の各課の窓口のページでは、産業観光課の担当として、農政、農林業振興、農業委員会、有害鳥獣対策のほか、商工、観光、定住促進、消費生活、農泊が挙げられています。ハチの防護服の貸出や有害鳥獣の相談先であるのと同じ課の担当業務に、消費生活が含まれています。
民間の業者に駆除を頼むとき、その場で契約を迫られた、見積もりにない作業を追加された、といった不安が出たら、サインの前に駆除の請求トラブルを188へ相談するときの準備も確認してください。消費生活の相談を村で受け付けているか、受付時間や相談方法は、役場に問い合わせて確かめます。






