鹿児島市のアナグマ対策|保護されているため市は捕獲しない

市の案内によると、鹿児島市内のアナグマは主に丘陵地や山地に暮らす、頭胴長50cmほどのイタチ科の動物です。夜行性で、土の中の小動物を食べ、森林内の地面に掘ったトンネルで家族と暮らします。近年は人の生活圏との距離が近づき、市街地でも目撃されるようになったと説明されています。

アナグマは鳥獣保護管理法で保護されているため、許可なく捕獲することはできません。市でも捕獲や駆除は行っていません。庭に穴があるからといって、罠を仕掛けたり、自分で捕まえたりする行為は認められていません。見分けにくいタヌキとは、足が短く全体にずんぐりした体型かどうかで区別できるとされています。違いの比べ方はアナグマとタヌキの違いでも確認できます。

参考:鹿児島市|アナグマの目撃情報が増えています

読者の疑問

鹿児島市は、アナグマを駆除してくれますか?

比較ガイド

市の案内では、アナグマは鳥獣保護管理法で保護されており、許可なく捕獲できず、市でも捕獲や駆除は行っていません。餌付けをしない、穴をふさぐなどの寄せ付けない対策が案内されています。

アナグマを寄せ付けない暮らしの工夫|市が挙げる5つの方法

市のページには、次のような対策が並んでいます。どれも許可や特別な道具がなくても始められる内容で、動物を追い出すのではなく、来る理由を減らす考え方です。穴をふさぐ作業は、中に動物がいないことを確かめてから行う必要があります。確認の順序は侵入口はいつ塞ぐかで整理しています。

臭いの強いもの(木酢液や竹酢液など)を直接まいたり、丸めた紙や布に染み込ませて置いたりすると、嫌がって近づかなくなることもある、と市は書いています。「こともある」という表現のとおり、効果が決まっているわけではありません。使う場合は製品の表示に従い、効果の見方は忌避剤だけで解決するかも確認してください。

  • かわいそうでも餌付けはしません。餌をもらうと自力で生きる力が落ち、人に慣れて被害を招くおそれがあります。
  • 動物の餌になる生ごみやペットフードを、屋外に置きません。
  • 家庭菜園にはネットを張り、侵入されないようにします。
  • 床下や物置の下など住み着きやすい場所と、侵入できる穴をしっかりふさぎます。
  • 収穫しない柿などの果樹は、伐採するか縮伐して、餌にならないようにします。

参考:鹿児島市|アナグマの目撃情報が増えています

アライグマは特定外来生物|県と市への連絡と、捕獲してはいけない理由

アライグマは特定外来生物で、許可なく飼育、販売、譲渡することが禁じられ、生きたままの移動なども規制されます。県の案内では、県内での定着は確認されていませんが、平成27年以降に捕獲や撮影の確認が続き、令和8年8月の阿久根市の事例まで18例が掲載されています。一覧に鹿児島市内の事例はありません。市のアライグマのページは、市内でこれまで確認がないと案内していますが、更新日が2018年なので、最新の状況は県の一覧で確認するのが確実です。

市のページは、無許可の捕獲は違法になるため捕獲しないよう求めています。タヌキやアナグマと間違えられやすいため、アライグマ本体や痕跡の写真を添えると、判別の資料になります。県は、アライグマはタヌキに比べて尻尾が長くしま模様がある点が、大きな目印だと説明しています。タヌキとの違いはアライグマとタヌキの違いでも比べられます。

アライグマは特定外来生物|県と市への連絡と、捕獲してはいけない理由:確認項目
連絡先所在地対応時間
県庁 自然保護課 野生生物係鹿児島市鴨池新町平日の午前8時30分から午後5時15分
鹿児島地域振興局 林務水産課鹿児島市小川町同上
鹿児島市 環境保全課鹿児島市山下町同上

参考:鹿児島県|注意!県内で特定外来生物アライグマが確認されました

ハトやスズメの餌やりと、傷ついた野鳥・幼い野生動物の扱い

市は、ハトやスズメなどの野鳥に餌をあげないよう求めています。餌を与えると、野鳥が餌を探さなくなり、野生で生きる力が下がるだけでなく、生態系のバランスを崩すこともあると説明されています。ベランダや共用部でハトが集まる場合の見直し方は、ハトが集まる庭とベランダで確認できます。

県の案内では、傷ついた野生鳥獣は、むやみに触れずなるべくそっとしておくのが基本です。巣立ちしたヒナや幼獣は迷子と思って連れ帰らず、その場を離れます。県の救護体制では、農林水産業や生活環境に被害を及ぼす獣類9種と鳥類20種は原則として救護の対象外で、アナグマ、タヌキ、イノシシ、ドバト、スズメ、ハシブトガラスなどが含まれます。野生鳥獣は、善意で保護しても許可なく飼うことはできません。巣に卵やヒナがある場合は巣の撤去を頼む前の確認を先に読んでください。

参考:鹿児島県|傷ついた野生鳥獣の保護や野鳥のヒナについて

窓口の使い分け|市・県・民間業者に頼むこと

市が捕獲や駆除をしないからといって、業者が自由に捕獲できるわけではありません。鳥獣の捕獲には許可が必要で、アライグマは外来生物法の規制も受けます。業者に頼むのは、侵入口の特定や封鎖、清掃などの建物側の作業が中心になります。見積書の比べ方は相見積もりの比べ方を、庭の穴の状況は庭の穴の整理方法を使えます。

窓口の使い分け|市・県・民間業者に頼むこと:確認項目
困りごと最初に連絡する先市・県の案内で確認できる範囲
アナグマが庭や床下に来る鹿児島市 環境保全課市は捕獲・駆除を行わず、餌付けしない、侵入口をふさぐなどの対策を案内
アライグマらしい動物を見た県の自然保護課、鹿児島地域振興局、市の環境保全課写真か動画を添えて情報提供。無許可の捕獲はしない
衰弱した鳥獣を見つけた県の地域振興局や自然保護課平日の開庁時間に連絡。被害を及ぼす鳥獣や外来生物は原則救護の対象外
屋根裏や床下の補修・清掃民間業者(建物の管理者の確認が前提)市の案内には、補修や清掃の費用負担は書かれていない

相談前に伝える情報と、賃貸・集合住宅の連絡先

連絡の前に、見つけた日時と場所、動物の大きさ、尻尾の様子、足跡や掘り跡、糞の場所をメモします。写真は無理に近づかず、窓越しや離れた場所から撮ってください。アナグマ、アライグマ、タヌキは見間違えやすいため、全体と尻尾が分かる写真があると、判別の手がかりになります。

賃貸や集合住宅では、床下や外構の穴をふさぐ工事を、入居者だけで決められないことがあります。管理会社に状況を伝え、誰が点検や封鎖を手配するかを確認してから動きましょう。連絡文の作り方は賃貸の被害を管理会社へ報告するにあります。県全体の窓口は鹿児島県の相談窓口の使い分けでも確認できます。