川崎市の窓口は、野生動物は動物愛護センター、ネズミやハチは区役所の衛生課

川崎市の公式FAQには、屋根裏、床下、壁のすき間などにアライグマやハクビシンがいる場合の案内があります。野生鳥獣の捕獲は原則として禁止ですが、37種の鳥獣が原因で生活環境などの被害が出て、一定の要件を満たすときは、許可を受けて捕獲できます。アライグマは、神奈川県アライグマ防除実施計画に基づき、捕獲の届出が必要です。

捕獲は、本人が許可を受けて行うか、許可を受けた民間業者に頼む方法があります。一方で、アライグマ、ハクビシン、カラスの巣立ちビナによる生活環境被害(住居への侵入、庭の果実や観賞魚の捕食、親ガラスの威嚇・攻撃)には、市が委託した業者が庭先に檻を置くか手で捕獲する対応があり、動物愛護センターへ問い合わせます。それ以外の野生動物の駆除は行っていないと明記されています。

川崎市の窓口は、野生動物は動物愛護センター、ネズミやハチは区役所の衛生課:確認項目
困りごと川崎市の窓口確認できた内容
アライグマ・ハクビシン・カラスの巣立ちビナによる生活環境被害動物愛護センター市の委託業者が庭先に檻を置くか、手で捕獲する対応がある
自分で野生鳥獣を捕獲したい動物愛護センター(鳥獣捕獲許可)37種の申請を受け付ける。オンライン申請がすすめられ、手数料はかからない
ネズミ・ハチ・衛生害虫各区役所の衛生課相談と貸出が中心。区役所では駆除行為は行わない
けがをした野鳥・野生動物夢見ヶ崎動物公園持ち込む前に電話で相談。アライグマなどの特定外来生物や、カラス・ドバト・ハクビシンなど一部の鳥獣は受け入れない

参考:川崎市|家の中に野生動物(アライグマ、ハクビシンなど)がいます(FAQ)

読者の疑問

川崎市は屋根裏のアライグマを駆除してくれますか?

比較ガイド

生活環境被害がある場合に、市が委託した業者が庭先に檻を置くか、手で捕獲する対応があり、窓口は動物愛護センターです。条件や費用は公式FAQに載っていないため、問い合わせて確かめます。清掃や侵入口の補修の案内はありません。

市の委託業者の対応を使えるか、動物愛護センターに聞くこと

公式FAQには、市の委託業者が庭先に檻を置く、あるいは手で捕獲するという対応の内容は書かれていますが、費用が利用者の負担か、檻を置く期間や見回りを誰が行うか、屋根裏などの住居内にも対応するかといった条件は書かれていません。これらは、問い合わせの段階で確かめる必要があります。

問い合わせの前に、動物を見た日時と場所、足音やフンのある位置、被害が庭先か住居内かを整理しておくと、対象になるかどうかを伝えやすくなります。センターの案内を受けたあとに、見積もりを取る民間業者と市の対応が重ならないかも、先に確かめましょう。自治体の制度で捕獲する部分と、業者に頼む封鎖・清掃の進め方は、アライグマ駆除業者を比べる基準で整理しています。

  • 費用が利用者の負担になるかどうか
  • 檻を置く期間と、見回りを誰が行うか
  • 屋根裏など住居内の被害や、庭先以外の設置に対応するか
  • 捕獲後の動物の扱いと、捕獲できなかったときの対応

参考:川崎市|家の中に野生動物(アライグマ、ハクビシンなど)がいます(FAQ)

自分で捕獲する場合の許可:手数料なし、許可まで1週間程度

川崎市の鳥獣捕獲許可のページでは、許可は被害などが生じているか、そのおそれがあり、防除対策でも被害を防げないと認められたときに受けられると説明されています。対象は、アライグマ、ハクビシン、タヌキ、アナグマ、ハシブトガラス、ドバトなど37種です。申請書類を出してから許可証が交付されるまで1週間程度かかるため、余裕をもって申請します。手数料はかかりません。

申請はオンラインがすすめられ、窓口で申請する場合は動物愛護センターに相談します。複数人で捕獲する場合は実施者名簿、被害者が第三者に捕獲を依頼する場合は依頼書、捕獲する理由や場所を示す図面などを添えます。許可証または従事者証は携帯し、捕獲の有無にかかわらず、許可期間が終わってから30日以内に実績を記入して返納します。

同ページには、生活環境被害を生じさせているハクビシンの捕獲を実施する市民から要請があった場合に、捕獲の支援策があるとも書かれています。支援の内容は同ページに載っていないため、動物愛護センターへの問い合わせで確かめてください。自治体の支援がある場合に、費用が捕獲とそれ以外にどう分かれるかは、ハクビシン駆除の費用・相場で整理しています。

参考:川崎市|鳥獣捕獲許可の申請

民間業者に捕獲を頼むときは、許可の名義を先に確認します

市のページによると、法人として捕獲許可を申請できるのは、国や地方公共団体、認定鳥獣捕獲等事業者、環境大臣が指定する法人(農業協同組合や森林組合など)に限られます。それ以外は、会社の業務として複数人で捕獲する場合でも、共同捕獲として個人で申請するよう案内されています。

この仕組みから、業者に捕獲を頼むときは、許可を誰の名義で取るのか、被害者が依頼書を出す必要があるのか、期間と報告の責任は誰が持つのかを、見積もりの前に確認すると安心です。許可の説明がない業者は避け、見積書の内訳の頼み方や業者選びの7つの質問で説明を求めましょう。

参考:川崎市|鳥獣捕獲許可の申請

けがをした動物や、地面にいるカラスのヒナを見つけたとき

川崎市の夢見ヶ崎動物公園は、県の事業計画に基づいて傷病野生鳥獣の保護を行い、回復すれば野生に戻します。ただし、アライグマなどの特定外来生物や、カラス、ドバト、ハクビシンなど一部の鳥獣は、県内のすべての傷病鳥獣保護施設で受け入れていません。ペット動物についても同様です。

巣立ち直後でまだうまく飛べない「巣立ちびな」は、多くの場合、親が隠れて見守っている正常な鳥で、保護すると「誘拐」になってしまうと市は説明しています。子ダヌキも同様で、保護や持ち込みの前に、必ず電話で一度相談するよう求めています。親ガラスに威嚇される被害は、前の表のとおり動物愛護センターが窓口です。見守る間の注意は地面にいるカラスのヒナへの対応も参考になります。

参考:川崎市夢見ヶ崎動物公園|傷病野生鳥獣の保護について

屋根裏の追い出し・封鎖・清掃は、別に手配する作業です

川崎市の公式FAQには、追い出しの方法や侵入口の封鎖、フン尿の清掃を市が行うという記載は見当たりません。捕獲だけで被害が止まるとは限らないため、建物のすき間の補修や清掃は、自分か民間業者に頼む作業として別に見積もりを取ります。侵入口を塞ぐ時期の考え方や追い出し・封鎖・清掃の順番で、工程の順序を確かめられます。

賃貸住宅やマンションでは、屋根裏や外壁の工事を入居者だけで決められません。先に管理会社や大家へ状況を伝え、賃貸で被害が起きたときの連絡先の順番で調整しましょう。ネズミやハチの相談は、各区役所の衛生課が別の窓口です。