アライグマを見かけたとき|市の案内と、農林水産課へ連絡する目安

鈴鹿市の公式FAQによると、市内でも近年、アライグマの目撃情報が頻繁に寄せられています。タヌキとの違いとして、尾に黒い輪(しま模様)があることが特徴とされています。追い詰めたり脅かしたりすると攻撃してくることがあり危険なため、餌をあげたり、近づいたり、脅かしたりしないよう案内されています。

市はアライグマ専用の捕獲檻を用意していますが、アライグマは夜間に餌を求めて移動するため、まずペットフードや残飯など餌になる物を隠すよう求めています。家の敷地など特定の場所に居ついた状態でないと檻の設置の効果はないため、同じ場所に何度も現れる場合に、産業振興部の農林水産課へ連絡する流れです。

アライグマを見かけたとき|市の案内と、農林水産課へ連絡する目安:確認項目
状況市の案内次の行動
夜に1度だけ見かけた夜間に餌を求めて移動するため、居ついていない段階では檻の効果がないペットフードや残飯などを隠し、見かけた日時と場所を記録する
同じ場所に何度も現れる特定の場所に居ついた状態なら、檻の設置が選択肢になる農林水産課へ連絡し、場所と頻度を伝える
屋根裏や物置に入っているらしい市の計画は、空き家などの家屋に入って出産・子育てをする例が多く報告されていると記す農林水産課へ連絡し、建物の調査を頼む場合は業者の見積もりを比べる

参考:鈴鹿市|よくある質問:アライグマを見かけました、どうしたらいいでしょう

読者の疑問

鈴鹿市でアライグマの捕獲檻について相談したいときは、どこに連絡しますか。

比較ガイド

公式FAQでは、同じ場所に何度も現れるときは産業振興部の農林水産課に連絡するよう案内されています。市はアライグマ専用の捕獲檻を用意していますが、特定の場所に居ついた状態でないと効果がないとされています。貸出か設置か、期間などの条件はFAQに書かれていないため、連絡時に確かめます。

市の鳥獣被害防止計画から分かること|出没と捕獲が増え、空き家にも入る

2026年3月31日付で作成された鈴鹿市鳥獣被害防止計画(令和8〜10年度)は、対象鳥獣にニホンジカ、イノシシ、ニホンザルとともにアライグマを挙げています。アライグマについては、近年出没の頻度と捕獲数が増加の一途をたどり、今後も被害の拡大が懸念されると書かれています。果樹や野菜の被害を減らすため、防護柵の有用性の説明に加えて、捕獲を強める方針です。

計画には、空き家などの家屋に入って出産や子育てをする事例が多く報告されており、それが個体数の増加、ひいては農業被害の増加の一因になっているとも記されています。農業被害と環境被害の両面から防除に取り組み、令和6年度の被害から5%減らすことが目標です。使っていない建物や物置の管理は、空き家の害獣点検の見回り方も参考にしてください。

参考:鈴鹿市|鈴鹿市鳥獣被害防止計画(令和8年度~令和10年度、PDF)

タヌキ・イタチ等|侵入口を塞ぐ前後の清掃と、市が示す対処

市の公式FAQは、タヌキ・イタチ等について、農作物被害や、屋根裏、軒下に侵入されるなどの環境被害が報告されていると説明しています。農作物や収穫残渣、ペットフードなど餌になる物を隠し、ホームセンターなどで販売されている忌避剤を侵入経路に使うと、近寄らなくなる可能性がある、という案内です。忌避剤は製品の表示に従って使い、忌避剤だけで解決するかの見方も確認してください。

屋根裏や軒下への侵入口を塞ぐ場合は、フンや尿が積もっていて、清掃や消毒が必要になることもあります。市は、自分の判断で専門業者に相談するよう案内しています。清掃や消毒の範囲は見積書で分かれるため、害獣清掃の見積書を比べる確認票を使い、侵入口の封鎖、清掃、消毒、断熱材の交換を別々に確認します。

タヌキやイタチなど野生のほ乳類は、環境省の案内で、狩猟の場合を除き原則として捕獲や殺傷が禁止され、被害がある場合などに許可を受けて行えるとされています。ホームセンターのわなを買って仕掛ける前に、市の農林水産課や許可の窓口へ、許可の有無を確かめてください。

参考:鈴鹿市|よくある質問:タヌキ、イタチ等に困っています

ベランダや軒下の鳥の巣、コウモリの出入り口|卵やヒナがいる間は排除できない

ベランダに鳥が巣を作って困るとき、市の公式FAQは、鳥獣保護管理法により、許可なく卵を含む野生の鳥獣を捕獲することは禁止されていると説明しています。卵やヒナがいるうちは巣を排除できず、巣立ちを待ってから排除するよう案内されています。ハトやスズメの場合は、巣を排除したあと、隙間を塞いだり、手すりに櫛状のものを付けたりして、再び止まれないようにします。

コウモリについては、夜行性で日没前後に巣を飛び出すため、出入り口を確認し、戻ってくるまでに穴を塞ぐ、子育てが一段落する9月ごろに行うと効果的とされています。2026年10月の今は9月を過ぎていますが、暦だけで封鎖の日を決めず、コウモリ対策の時期の考え方も確認してください。

巣から落ちたヒナについては、巣立った直後でうまく飛べないだけのことが多く、親鳥が近くで見守っているため、保護せずそのままにしておくよう案内されています。ケガをした野生鳥獣も、救護の対象は、人との関わりでケガをした三重県レッドデータブック掲載種や希少鳥獣などに限られ、アライグマ、タヌキ、イタチ、カラス、ドバト、スズメなどは救護の対象外です。詳しくは農林水産課か、県の四日市農林事務所の森林・林業室に問い合わせます。

参考:鈴鹿市|よくある質問:ベランダに鳥が巣を作り、困っています

民間業者に頼む範囲|捕獲、封鎖、清掃を分けて見積もる

市のFAQで確認できるのは、アライグマ専用の檻の案内と、タヌキ・イタチ等の侵入口を塞ぐ場合の清掃・消毒は専門業者へ相談するという内容です。住宅の屋根裏の清掃費や、侵入口の封鎖費を市が負担する制度は、確認した範囲では書かれていませんでした。業者から見積もりを取るときは、動物を特定した根拠、侵入口の位置、捕獲の有無、清掃・消毒の範囲、再発したときの連絡先を分けて書いてもらいます。侵入口を塞ぐ時期の考え方も合わせて確認してください。

特定外来生物のアライグマは、生きたまま運ぶことが外来生物法で原則禁止されています。業者に頼む場合も、捕獲したあとの扱いを誰が行い、どこへ連絡するのかを、契約の前に確認しておくと安心です。

賃貸・集合住宅で被害があるとき

賃貸住宅や集合住宅の屋根裏、ベランダ、共用部分で動物の痕跡を見つけたときは、市へ連絡する前に、管理会社や貸主へ状況を伝えます。檻を置く場所や、侵入口を塞ぐ工事は、建物の管理者の判断が必要になることがあり、入居者だけで業者を決めると、費用の負担でもめる原因になります。連絡文の例は賃貸の害獣被害を管理会社へ報告する文例にあります。

檻の設置は、アライグマが居ついた特定の場所を前提としているため、その場所の管理者が誰かを先に確認します。市の案内に、借家や共用部分での扱いは書かれていないため、農林水産課にも問い合わせてください。

農林水産課へ連絡する前に準備する情報

連絡の最初に状況を伝えられると、檻が使える段階か、ほかの対応が必要かを確認しやすくなります。動物や巣には近づかず、離れた場所から撮れる範囲で記録してください。

  • 見かけた日時と場所、同じ場所に現れる頻度
  • 足跡、フン、荒らされた果実や庭の写真
  • 屋根裏や軒下から聞こえる物音の時間帯
  • ペットフードや生ごみ、果実などの置き場所
  • 持ち家か賃貸か、土地や建物の管理者