鈴鹿市のハチの巣は、所有者が対応し、市は防護服を貸す

鈴鹿市の公式FAQは、ハチが巣をつくって困っているときの回答として、巣が個人の敷地内にある場合は土地の所有者が処理するよう案内しています。そのうえで、市は駆除する際に着る防護服の貸出を無料で行っています。公式ページから確認できる市の支援は防護服の貸出で、市の職員が巣を取りに来る、駆除費用の一部を助成する、といった制度は、確認した範囲では見つかりませんでした。

他人の土地や建物に巣ができた場合は、その所有者や管理者が対応を決める立場になります。賃貸住宅の共用部分や、隣の家の軒下にある巣を、自分で防護服を借りて取りに行くのは避け、まず管理会社や所有者へ連絡してください。

鈴鹿市のハチの巣は、所有者が対応し、市は防護服を貸す:確認項目
項目鈴鹿市の公式案内で確認できたこと
巣の処理個人の敷地内の巣は、土地の所有者が処理する
市の支援蜂の防護服(つなぎ服、フード、手袋、ブーツ)の無料貸出
自分で駆除することが難しいとき電話帳などに載っている駆除業者(有料)に相談する
市による巣の駆除や費用の助成公式ページでは確認できなかった

参考:鈴鹿市|よくある質問:ハチが巣をつくり、困っています

読者の疑問

鈴鹿市はハチの巣を駆除してくれますか。

比較ガイド

公式FAQでは、個人の敷地内の巣は土地の所有者が処理するよう案内し、市の支援として蜂の防護服の無料貸出を挙げています。市が巣を駆除する制度は、確認した範囲では見つかりませんでした。

防護服の貸出条件|対象者・期間・申込の手順

環境政策課の「環境機器の貸し出し」ページ(2025年1月更新)に、蜂の防護服が載っています。内容はつなぎ服、フード、手袋、ブーツで、貸出料は無料、貸出期間は3日です。対象は市内に住所を有する個人か団体と、市内で事業を営む人で、営利目的で使う場合は対象外です。

手続きは、環境機器貸出申込書を環境政策課に提出し、そのときに対象者の要件を確認できる書類(マイナンバーカード、運転免許証など)を見せる流れです。貸し出せる個数には限りがあり、事前に電話で在庫を確認するよう書かれています。FAQも、貸出中の場合があるため、環境政策課へ電話で予約するよう案内しています。

借りるときの誓約事項として、他の人に譲渡・転貸しない、使用後は清掃して清潔にして返す、故意や過失で破損・紛失したら損害を賠償する、といった内容が示されています。3日という期間は短いため、作業する日と予備日を決めてから申し込むと、無理のない計画になります。

防護服の貸出条件|対象者・期間・申込の手順:確認項目
項目公式ページの内容
貸出品蜂の防護服(つなぎ服、フード、手袋、ブーツ)
貸出料無料
貸出期間3日
対象者市内に住所を有する個人・団体、市内で事業を営む人(営利目的は対象外)
手続き環境機器貸出申込書を環境政策課に提出し、本人確認などの書類を提示
在庫個数に限りがあるため、事前に電話で確認・予約

参考:鈴鹿市|環境機器の貸し出し(蜂の防護服)

借りる前に考えたい|防護服が向く場面と、業者に任せる場面

防護服の貸出は、自分で巣を取り除く人を支える制度です。借りれば安全に作業できるという意味ではありません。公式FAQには殺虫スプレーを使った除去方法も載っていますが、巣の種類、高さ、場所によって危険の大きさが変わるため、この記事では手順を紹介しません。スズメバチらしいハチが出入りしている場合は、スズメバチらしいハチが出入りするときの相談の準備を先に読んでください。

下の一覧のような場合は、自分で取り除こうとせず、業者に任せる選択肢を考えます。市のFAQも、自分での駆除が難しいときは有料の駆除業者に相談するよう案内しています。

アシナガバチは、生活と重なる場所かどうかで考え方が変わるため、アシナガバチの巣を見つけたときの見方も参考になります。過去にハチに刺されて強い症状が出たことがある人は、作業を避けて業者に任せてください。刺されて体調に異変があるときは、医療機関に相談します。

  • 脚立が必要な高さにある
  • 屋根裏、壁の中、換気口の中など、見えにくい場所にある
  • 巣が大きく、出入りするハチが多い
  • 過去にハチに刺されて強い症状が出たことがある

隣の四日市市とは制度が違う|通勤や転居の前に確認したい比較

同じ三重県内でも、ハチの巣への市の対応は異なります。四日市市の公式ページ「蜂の巣について」(2018年9月更新)は、市では巣の駆除や費用の助成、器材の貸出を行っていないとして、土地の所有者または管理者が専門業者に駆除を依頼するよう案内しています。市は特定の専門業者を紹介せず、公共施設に巣があるときは施設の管理者に連絡するとしています。

四日市市の同じページは、ハチの種類ごとの見分け方と考え方も載せています。アシナガバチは基本的におとなしく、生活に影響の小さい場所ならそのままにする、スズメバチは攻撃性が強く、一般の方が駆除するのは危険なので巣作りの初期に専門業者へ頼むとよい、ミツバチの巣分れは数日で別の場所へ移るため、人が近づく場所でなければ待つ、という内容です。鈴鹿市の防護服を借りるかどうかを考えるときにも、巣の種類の見立ては役に立ちます。

隣の四日市市とは制度が違う|通勤や転居の前に確認したい比較:確認項目
市巣の処理費用の助成器材の貸出業者について
鈴鹿市個人の敷地内は土地の所有者が処理公式ページでは確認できなかった蜂の防護服を無料で貸出(3日間)電話帳などに載る有料の業者に相談するよう案内
四日市市市は駆除を行わず、所有者・管理者が専門業者に依頼行っていない行っていない特定の専門業者は紹介しない
津市(参考)市の案内は、探した範囲では確認できなかった確認できなかった確認できなかった確認できなかった

参考:四日市市|蜂の巣について

業者に頼むとき|見積もりと契約で確認すること

国民生活センターは、害虫・害獣駆除サービスの相談が全国の消費生活センターなどに寄せられ、2023年度は前年度の同じ時期の約1.5倍になったと発表しています。ネットで見た格安料金とかけ離れた高額な料金を示される事例や、不安をあおって契約を急かされる事例があり、ハチに刺されて死ぬと言われて依頼したが高額で解約したい、という相談例も紹介されています。複数の見積もりを比べる時間を与えない事業者とは契約しない、おかしいと思ったらすぐ消費生活センター等に相談する、といった助言が示されています。

見積もりの比べ方は、ハチの巣駆除の費用を比べるときの見積もりの見方と相見積もりの比較手順で整理しています。鈴鹿市の消費生活相談窓口は、県が公開する一覧では産業振興部の産業政策課で、平日8時30分から17時15分の受付、専門相談員の設置時間は「設置なし」と記載されています。同じ一覧には、鈴鹿亀山地区広域連合の鈴鹿亀山消費生活センター(電話は平日9時から12時と13時から17時)も載っています。契約や料金に不安があるときは、消費者ホットライン188や、三重県消費生活センター(平日9時から12時、13時から16時)も選べます。

参考:国民生活センター|害虫・害獣駆除のトラブルにご注意

賃貸・集合住宅で巣を見つけたとき

賃貸住宅のベランダや共用廊下、駐輪場、植え込みで巣を見つけたときは、市の防護服を借りる前に、管理会社や貸主へ連絡します。鈴鹿市のFAQが処理を求めているのは土地の所有者であり、入居者が共用部分の巣を自分で取り除いてよいかどうかは、建物の管理の取り決めによって変わります。連絡の順番は賃貸で害獣被害が起きたときの伝え方も参考になります。

連絡するときは、巣のある場所、見つけた日、ハチの出入りの多さ、近くを通る人の数を伝えます。巣に近づいて撮影する必要はなく、離れた場所から写真を撮れば十分です。

申し込む前に準備する情報

環境政策課へ電話で在庫を確認するとき、作業する日と巣の状況を話せると、貸出の予約が進みます。巣の観察は、離れた場所から短い時間にとどめ、ハチを刺激しないようにしてください。

  • 巣の場所(高さ、屋根、軒下、庭木、壁の中など)
  • ハチの大きさや色、出入りする数(離れて観察する)
  • 土地や建物の所有者と管理者
  • 借りたい日と、本人確認の書類(マイナンバーカード、運転免許証など)
  • 刺されたときに受診できる医療機関の確認