那覇市の相談先は環境部の環境衛生課です

那覇市のホームページでは、ネズミ、ゴキブリ、蚊、ハチなどの防除の案内が、犬・猫・動物の分類にある害虫のページにまとまっています。問い合わせ先として載っているのは、環境部環境衛生課の総務企画グループです。同じページの所在地は、那覇市役所本庁舎ではなく、エコマール那覇プラザ棟の4階として案内されています。来庁する場合は、行き先を間違えないよう公式ページで所在地を確認してください。

那覇市保健所のトコジラミのページは、住宅等の衛生害虫に関する相談先を環境衛生課、宿泊施設などの衛生管理を保健所の生活衛生課として分けています。虫の種類によって案内されるページも分かれているため、虫の名前が分からないときは、見た場所、時間、数をメモして環境衛生課に伝える方法が考えられます。市の案内にない虫や状況は、窓口で対応の範囲を確認してください。

那覇市の相談先は環境部の環境衛生課です:確認項目
困りごと市の公式案内市の案内にない部分(業者や管理者に確認)
ネズミ食べ物の保管、通路の遮断、棲みかの整理を柱に、粘着テープや捕そ器で駆除すると効果的と案内侵入口の封鎖工事、屋根裏の調査、フンの清掃
ゴキブリ家屋・敷地内は駆除方法等の助言。自治会・通り会などの単位は散布方法の指導、薬品の支給、噴霧器の貸出家屋内の調査や、継続した防除作業の依頼先
蚊発生源になる水たまりをなくす。自治会・通り会などの単位は薬品の支給と噴霧器の貸出個人の庭での薬剤散布の貸出が対象かどうか
ハチの巣個人の敷地内は所有者または管理者が、ハチ専門業者に依頼するなど。駆除方法の相談は受付業者の紹介や料金
トコジラミ保健所が、早めに専門の防除業者へ依頼するよう案内業者の名前や料金、再発の確認方法

参考:那覇市|そ族昆虫に関すること(ネズミ・ゴキブリ・蚊・ハチの防除)

読者の疑問

那覇市で、個人宅のゴキブリ駆除用の薬品を借りられますか。

比較ガイド

市の公式案内で薬品の支給と噴霧器の貸出が書かれているのは、自治会・通り会などの単位での駆除です。家屋・敷地内は駆除方法等の助言と案内されているため、利用できるかは環境衛生課に確認してください。

ゴキブリの薬品支給と噴霧器の貸出は、自治会・通り会の単位です

市の公式案内は、ゴキブリについて、家屋・敷地内は駆除方法等の助言を行うと書いています。一方、自治会や通り会などの単位での駆除には、散布方法の指導、薬品の支給、噴霧器の貸出を行うとしています。つまり、一世帯が薬品や噴霧器を借りられるという書き方ではありません。個人宅で困っている場合は、まず環境衛生課に助言を求め、近所や共用部でも困っているなら自治会に相談する、という順番が現実的です。

公式ページには、薬品の種類、申込みの方法、貸出期間、費用の有無は書かれていません。自治会長や管理組合を通して申し込むのか、市の窓口へ直接問い合わせるのかも、ページからは分かりません。利用を考えるときは、事前に環境衛生課へ、対象になる団体の範囲、申込みに必要な書類、受付時期を確認してください。集合住宅の共用部は、マンション共用部で被害を見つけたときの連絡のように、場所番号と写真を管理者へ伝えると話が進みます。

家の中のゴキブリは、市の案内でも、餌となる食べ物を確実に保管収納することが基本とされています。種類ごとの潜み場所や毒餌の置き方は、クロゴキブリを見つけたときの確認とゴキブリの毒餌の置き場所で扱っています。薬剤は製品の表示に従って使い、ペットや子どもがいる場合は置き場所に配慮してください。

参考:那覇市|そ族昆虫に関すること(ネズミ・ゴキブリ・蚊・ハチの防除)

ネズミの防除は、環境づくりが市の案内の中心です

那覇市は、ネズミの被害を防ぐには、ネズミが生活できない環境づくりが最も大切としています。具体的には、餌となる食べ物を確実に保管収納する、ネズミの通路を完全に遮断する、棲みかや巣になりそうな場所をきれいに整理する、の3点です。そのうえで、ねずみ用粘着テープや捕そ器で駆除すると効果的としています。薬剤による駆除の手順は、このページには書かれていません。

通路を遮断するという点は、住宅では侵入口の封鎖工事になる場合があり、見えない場所は自分で判断しにくいことがあります。防鼠金網ですき間を直す前の確認のように、寸法、固定方法、換気を保つ点を確認してから、必要に応じて業者に調査を頼みます。

沖縄県は、ハブの餌になるネズミが集まらないよう、ごみを放置しないことをハブ対策の環境整備として挙げています。ネズミ対策は、ハブが寄りにくい敷地づくりにもつながる点が、県内ならではの注意点です。食品の保管はネズミ対策の食品保管も参考になります。

参考:那覇市|そ族昆虫に関すること(ネズミ・ゴキブリ・蚊・ハチの防除)

ハチの巣は所有者・管理者の対応が原則で、相談は受け付けています

那覇市のハチの案内は、ハチの駆除を原則として、巣ができた場所の所有者または管理者に処理してもらうとしています。そのうえで、駆除の方法などの相談は市も受け付けています。沖縄県内ではハチの発生が1年を通して見られ、市は、4月から10月に相談件数が多い傾向があると説明しています。賃貸住宅のベランダや共用部に巣ができたときは、所有者は貸主、管理者は管理会社にあたるため、入居者が自分で駆除する前に連絡してください。賃貸で被害が起きたときの連絡も参考になります。

市の別のページには、自分で駆除する場合の注意が載っていますが、同じページで、スズメバチは毒性が強いので専門の業者に任せた方がよいとも書かれています。巣に近づかない、刺激しない、刺されたら応急処置のあとで速やかに医師の判断を受ける、という市の案内を優先し、判断に迷う巣は触らずに写真を撮るだけにとどめてください。薬剤を使う場合は製品の表示に従います。

県の衛生環境研究所は、ハチの種類ごとに危険な時期を整理しています。下の表は、その整理を相談の目安に置き換えたものです。年によって前後する場合があるため、巣を見つけた時期を目安に、早めに連絡してください。

ハチの巣は所有者・管理者の対応が原則で、相談は受け付けています:確認項目
時期県衛生環境研究所の整理相談の目安
1〜4月ミツバチの分蜂の時期。住宅や庭木に新しい巣を作ることがある塊を見つけたら触らず、市や業者へ相談
4〜5月越冬後のアシナガバチが出て、アシナガバチやスズメバチが巣を作り始める。目立たない小さな巣のうちに、場所を記録して管理者へ
6〜8月6〜7月は働きバチが現れてアシナガバチの巣が急に大きくなり、巣を守るため集団で攻撃する大変危険な時期。8月に巣は最大になり解散するとされる近づかず、早めに市や業者へ
6〜11月スズメバチの巣が急激に大きくなり、大変危険とされる巣を探しに近づかず、専門業者へ

参考:那覇市|この時期(4月~10月)はハチが活発に活動します

トコジラミは、保健所のページが専門の防除業者を勧めています

那覇市保健所のトコジラミの案内は、トコジラミが主に夜間に吸血し、狭いすき間に潜んで見つけにくく、旅行先や海外からの帰国時に持ち込むケースが多いと説明しています。殺虫剤に抵抗性を示す個体も報告されており、素人では的確な駆除が難しく、生息範囲を広げてしまうこともあるため、見つけたら早めに専門の防除業者へ依頼するよう勧めています。同じページは、トコジラミのほかネズミや衛生害虫の駆除依頼の連絡先として、沖縄県ペストコントロール協会を挙げています。

市が挙げる住み場所は、ベッドの木枠、マットレスの縫い目、床と壁や壁と天井のすき間、畳やカーペットの縁、家具の裏側や内側などです。旅行や出張から戻ったあとの荷物の扱いは旅行・出張後の荷物のトコジラミの確認、疑わしい寝具の見方はトコジラミが疑わしいときの確認にまとめています。刺された跡のかゆみが強いときは、診断や治療を医療機関に相談してください。

参考:那覇市保健所|トコジラミに注意しましょう

業者に頼む前に、見積もりと賃貸の連絡先を確認します

市が駆除を引き受けない場面では、民間の業者への依頼が選択肢になります。国民生活センターは、害虫・害獣駆除サービスの相談が増えており、ネットの格安表示と実際の請求がかけ離れる事例や、不安をあおって契約を急がせる事例があると注意喚起しています。ハチの巣やトコジラミのように、危険や症状が気になる場面ほど、複数の見積もりを比べる時間を確保してください。

相見積もりの比較手順を参考に、作業範囲、再訪問の有無、追加料金の条件を書面で確認します。賃貸住宅では、業者を決める前に貸主や管理会社へ連絡し、費用の負担と作業の許可を確認してください。料金や契約で困ったときの窓口として、那覇市にも消費生活センターがあることが、県の窓口一覧に載っています。

参考:国民生活センター|害虫・害獣駆除のトラブルにご注意