餌皿、食べ残し、保存袋を別々に見る

堺市はアライグマ被害の予防として、屋外へペットの餌等を放置しないよう案内しています。皿を片付けても、こぼれた餌が床や排水溝の縁へ残る、補充用の袋が軒下に置かれている、といった見落としがあります。給餌場所と保管場所の両方を、明るい時間に動物がいないことを確認して点検します。

まず餌を出す人、補充する人、片付ける人を整理します。同じ皿へ家族が別々に足していると、残量と時間を把握しにくくなります。飼っている動物に必要な食事や水を減らさず、給餌条件を変えてよいかは獣医師等へ相談し、続けられる管理方法を決めてください。

参考:堺市|特定外来生物「アライグマ」について

読者の疑問

餌を庭の奥へ移せばよいですか?

比較ガイド

場所だけを移しても野生動物が利用できる状態は残ります。必要な給餌を保ちながら、食べ残しの回収と保管を管理できる場所・手順を検討してください。

給餌の記録を、餌で誘う調査にしない

確認のために餌を余分に置いたり、一晩だけ放置して来るか試したりすることは避けます。必要な給餌の範囲で、いつ出し、いつ回収し、どんな変化があったかを記録します。見守り機器を使う場合も自宅の必要な範囲に限り、通行人や近隣の住居を撮り続けないようにします。

記入例は「13日18時、犬の給餌。終了後に皿を回収、周辺のこぼれを確認。翌朝、保管箱のふたに傷。野生動物は未目撃」です。傷と食べ残しは別の欄へ書きます。動物の姿が映った場合は、種類と行動を担当窓口へ確認し、写真を撮るために待ち伏せして近づかないようにします。

給餌の記録を、餌で誘う調査にしない:確認項目
時点確認する物記録例
給餌前皿と周辺前回の食べ残しなし
給餌終了時残りとこぼれ皿を回収、床を点検
餌の補充時保存袋と容器ふたの傷を発見し撮影
目撃時動物の位置と行動棚の下で見失い、接触なし

「野生動物用ではない餌」も管理の対象にする

大阪市都島区は、意図的でなくても、犬猫の餌等を野生動物が利用できる状態で置かないよう案内しています。飼育のための餌であっても、対象以外の動物が触れられるなら、置き場や管理方法の検討が必要です。餌を高い所へ移すだけで解決したと考えず、アクセスと回収を確認します。

屋外での世話を地域や管理者と行っている場合は、給餌担当へ被害の事実を共有し、取り決めに沿って方法を見直します。他人の餌皿を無断で捨てる、餌へ薬剤を混ぜるといった対応はしません。「いつ誰が回収できるか」「余った餌をどこへ保管するか」を具体的に決めて、善意の補充が管理を崩さないようにします。

参考:大阪市都島区|野生動物による被害を受けないために

アライグマを見た場合は、飼育動物との接触を避ける

餌場に野生動物がいる間は、食器を取り返しに近づかず、ペットが向かわないようにします。安全な位置へ離れ、動物がいなくなってから、破損や汚れがないか確認します。食器を再利用してよいか、清掃の方法が分からない場合は、材質と状況をそろえて保健所等へ相談してください。

ペットが接触した可能性があれば、体の状態、見た行動、日時を獣医師へ伝えます。相手の動物を自分で捕まえて確認する必要はありません。庭やベランダに居続けて生活動線を使えない場合は、その困り事を自治体へ伝え、現場の対処方法と相談窓口を確認します。自治体の捕獲支援と業者に頼む範囲の分け方は、アライグマ駆除の費用・相場でまとめています。

餌を片付けた後も、保管場所と建物を点検する

管理を変えた日以降、皿の周囲だけでなく、保管箱の傷、物置の出入り、屋根や外壁での姿を記録します。餌が減らなくなったことだけで建物内部の問題も終わったとは言えません。被害が続く場合は、給餌時刻を含む記録を渡し、残る餌場や侵入の可能性を現地で調べてもらいましょう。現地調査を業者に頼むときの確認点は、アライグマ駆除業者を比べる基準で整理しています。