柏原市の相談先は、産業振興課と環境対策課に分かれています
柏原市のページを順にたどると、野生鳥獣の担当は市民部の産業振興課で、鳥獣の飼養登録や有害鳥獣の捕獲許可を扱っています。ハチなどの害虫の駆除や動物の死体の処理は、同じ市民部の環境対策課の業務に挙げられています。大阪府が公開している市町村のアライグマ担当課の一覧(2024年11月5日更新)でも、柏原市の担当は産業振興課です。
| 相談内容 | 担当課 | 市のページで確認できる案内 |
|---|---|---|
| アライグマ、サル・イノシシなどの野生鳥獣 | 産業振興課 | 有害鳥獣の捕獲許可、目撃情報の掲載 |
| ヘビ | 産業振興課 | 市は駆除せず、追い払いや民間事業者の案内 |
| ハチなどの害虫 | 環境対策課 | 注意喚起が中心。駆除の依頼先の説明は載っていない |
| 飼い主不明の動物の死体 | 環境対策課 | 道路上などの犬・猫などは環境対策課へ連絡 |
| 契約や請求のトラブル | 消費生活センター | 電話による予約制。月・火・木・金曜日 |
柏原市はアライグマの捕獲檻を貸し出していますか?
市の令和8年4月変更の被害防止計画に、アライグマ捕獲檻の貸出が従来の対策として挙げられ、取組では農家に貸し出すと書かれています。住宅の被害での条件や期間は産業振興課に確認します。
アライグマは農地の被害から対策が組まれています
柏原市は、「柏原市鳥獣被害防止計画」を、令和8年4月に変更しています。対象はイノシシ、カラス、アライグマで、計画期間は令和8年度から10年度です。令和7年度のアライグマ被害は、ぶどう、みかん、野菜などで被害面積81アール、被害金額およそ1,081万円と記されています。
計画は、近年アライグマによる農作物被害や住宅地への出没が増え、生活環境被害への懸念も高まっているとしています。従来の対策にはアライグマ捕獲檻の貸出が挙げられ、捕獲した個体の処分は大阪府猟友会柏原支部に委託しています。取組内容には、市内全域で年間を通じて捕獲器を農家に貸し出し、猟友会と市の指導のもとで捕獲してもらう、とあります。
注意したいのは、計画の貸出先が農家と書かれている点です。庭や屋根裏の被害でも借りられるのか、申込みの条件や期間、費用がどうなっているのかは、計画からは分かりません。住宅の被害は、産業振興課へ状況を伝えたうえで、貸出の可否と代わりの手段を確認してください。庭にアライグマらしき動物が来たときの確認も参考になります。
| 年度 | アライグマの捕獲数・計画数 |
|---|---|
| 令和5年度 | 45頭(実績) |
| 令和6年度 | 115頭(実績) |
| 令和7年度 | 75頭(実績) |
| 令和8年度 | 130頭(計画) |
| 令和9・10年度 | 各150頭(計画) |
捕獲の前に必要な手続きと、無許可で捕まえない理由
アライグマは外来生物法で特定外来生物に指定され、大阪府は、原則として飼育したり野外へ放したりすることを禁じていると案内しています。捕獲する場合は、事前に最寄りの市役所へ問い合わせ、捕獲者台帳への登録と捕獲器標識の配布を受けるよう求めています。
柏原市の野生鳥獣のページは、産業振興課が鳥獣の飼養の登録と有害鳥獣の捕獲の許可等を担当すると説明しています。鳥獣保護管理法では、許可なく野生鳥獣を捕獲等することは原則として禁じられ、違反すると1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金とされています。タヌキなど別の動物を捕まえたり、アライグマを別の場所で放したりしないよう、手順は窓口で確認してください。
ハチは注意喚起が中心で、駆除の依頼先は窓口で確認します
柏原市環境対策課の「害虫駆除等」(2020年7月14日公開)は、8月から10月にスズメバチによる被害が多くなると説明しています。スズメバチは攻撃的で強い毒を持ち、刺されて死亡する例もあるため、巣を見つけても無暗に近づかないよう求めています。
刺された場合の処置として、傷口をよく洗い流す、針が残っていればそっと抜く、口で吸い出さない、できるだけ医療機関で診察を受けるといった案内があります。息苦しさやめまいなど強い症状があるときは、迷わず救急や医療機関に相談してください。
このページには、ハチの巣の駆除を市が行うかどうか、依頼先や費用の説明は載っていません。他言語に訳された2015年掲載の旧ページには、協定業者や費用負担の記載が残っていますが、現行の日本語ページと内容が違い、現在も同じ制度かは確認できません。巣には近づかず、環境対策課へ制度の有無を問い合わせたうえで、業者に依頼する場合はハチの巣駆除の費用を比べる見積もりの読み方を参考にしてください。
ヘビは市が駆除しません。追い払いと有料の事業者を使い分けます
柏原市の「ヘビに関するお問い合わせ」(2014年6月2日公開)は、庭にヘビがいるので駆除してほしいという電話があると説明したうえで、ヘビはもともと自然界に生息する野生動物であり、市では駆除していないとしています。ネズミなどを捕食する場合もあり、水をかけたり大きな音を出したりすれば大抵は追い払え、少し時間を置くといなくなることがほとんどだそうです。
一方で、マムシなど危険な毒ヘビもいるため、家の中に入ってしまったなどどうしても駆除したい場合は、民間事業者へ相談するよう案内されています。駆除料金は有料です。ヘビの種類が分からないときは近づかず、見かけた場所と時間を記録して相談します。
| 状況 | 市の案内 | 読者の動き |
|---|---|---|
| 庭や敷地で見かけた | 市は駆除しない。水や音で追い払える場合が多い | 近づかず、時間を置いて様子を見る |
| 家の中に入った | どうしても駆除したいときは民間事業者へ(有料) | 近づかずに写真を撮れる範囲で撮り、事業者へ伝える |
| 毒ヘビかもしれない | マムシ等の危険な毒ヘビがいると市も説明している | 近づいて種類を確かめようとしない |
サル・イノシシの目撃は、市が情報を掲載しています
産業振興課の「野生鳥獣(サル・イノシシ)目撃情報」は、令和8年2月3日15時30分現在の表で、年ごとに日時、場所、種類、頭数を載せています。令和8年1月27日の表示は平野2丁目付近のイノシシ1頭で、令和7年には高井田や安堂池周辺、JR河内堅上駅付近などのイノシシが並びます。令和6年と5年の表にはサルの目撃も多く含まれています。
掲載ページの冒頭には、出会ったときの心得として、近寄らない、目を合わせない、食べ物を見せない、食べ物を与えない、の4点が示されています。目撃地点の近くに自宅がある場合も、追い払おうとはせず、市の情報を確認して産業振興課に連絡します。庭にイノシシが来たときの対応も参考になります。
動物の死体は環境対策課。生きている動物は別の窓口です
柏原市の「飼い主不明の死獣」(2014年4月1日公開)は、道路上などで死んでいる犬や猫などを見つけたら環境対策課へ連絡するよう案内しています。閉庁時は市役所の代表番号へ連絡するとされています。
同じページに、環境対策課は生きている動物には対応できないとあります。野良犬や野良猫の相談は保健所などの担当窓口で、大阪府動物愛護管理センターが案内されています。ケガをした野生鳥獣は、産業振興課のページが大阪府の「野生鳥獣は自然のままに」へリンクしており、許可なく捕まえたり飼ったりせず、そのままそっとしておく考え方が示されています。動物の死骸を見つけたときの連絡先の分け方も参考になります。
契約や請求の不安は、予約制の消費生活センターへ相談します
柏原市消費生活センターは、市内に住所がある人(事業者を除く)が対象で、電話による予約制です。2025年7月1日から、相談時間は月・火・木・金曜日の10時30分から16時までで、1回1時間程度の4つの枠から選ぶ形になりました。水曜日、土曜日、日曜日、祝日、年末年始は休みです。場所は市役所本庁舎3階の消費生活相談室です。
市の窓口が休みの日や、予約が取れないときは、全国共通の消費者ホットライン188から身近な窓口を案内してもらえます。害虫・害獣駆除の相談が増えていることは国民生活センターも公表しており、契約書、見積書、広告の画面を残して相談すると状況が伝わります。







