猪名川町はハチの巣を駆除しない|自分で行うか事業者に頼む

町の「ハチの巣の駆除について」(2026年1月27日更新)は、役場が個人の所有地や管理地にあるハチの巣の駆除を行っていないと明記しています。そのうえで、生活に支障のない場所で巣を見つけたら、なるべく近づかずにそっとしておく選択肢も示しています。巣は毎年使い捨てられて翌年に同じ巣を使わないこと、ミツバチ以外のハチは冬に死に、女王だけが越冬することも説明されています。

駆除したい場合の分け方は具体的です。アシナガバチは市販の殺虫剤で駆除でき、できるだけ巣が大きくなる前に処理するよう案内される一方、スズメバチの巣、大きくなって危険な巣、駆除が難しい場所の巣は事業者への依頼を検討するよう書かれています。薬剤は製品の表示に従って使うのが前提で、自分で扱える巣かどうかが判断の分かれ目です。違いの見方はスズメバチとアシナガバチの違いで整理しています。

猪名川町はハチの巣を駆除しない|自分で行うか事業者に頼む:確認項目
巣の状況町の案内の考え方読者が考えること
生活に支障のない場所の巣なるべく近づかず、そっとしておく人が通る動線と巣の距離を確認する
小さいアシナガバチの巣市販の殺虫剤で駆除でき、大きくなる前に処理製品表示に従い、無理と感じたら事業者に相談
スズメバチ、大きく危険な巣、難しい場所事業者への依頼も検討見積もりの総額と作業内容を比べる
個人の所有地・管理地の巣町役場は駆除を行っていない自分か事業者で対応する

参考:猪名川町|ハチの巣の駆除について

読者の疑問

猪名川町は個人宅のハチの巣を駆除してくれますか?

比較ガイド

町役場は、個人の所有地や管理地にあるハチの巣の駆除を行っていません。自分で対応するか事業者に依頼し、業者探しは兵庫県ペストコントロール協会に相談できます。

業者を探すときは、兵庫県ペストコントロール協会に紹介を頼める

町は事業者を選ぶ入口として、一般社団法人兵庫県ペストコントロール協会への連絡を案内しています。協会に連絡すると専門業者を紹介してもらえるとされ、町自身が特定の会社を勧める形ではありません。連絡先は町の案内ページや協会のサイトで確認してください。

紹介を受けたあとも、見積もりの確認は必要です。巣の場所と大きさ、ハチの種類の見込み、出張や高所作業の費用が別になるか、駆除後に戻ってくるハチへの対応があるかを事前に聞き、総額と作業内容を書面かメッセージで残しておきます。比べ方は蜂駆除業者の選び方と蜂駆除の高額請求を防ぐに詳しく書いています。

参考:猪名川町|ハチの巣の駆除について

刺されないための町の案内|近づかない、揺すらない、白っぽい服装

町は、ハチに刺されないための行動として、巣を見つけたらなるべく近づかないこと、巣のある木や枝をゆすったり大声を出したりしないこと、野山に入るときは白っぽい服装と帽子を着用すること、香水を控え外にジュースなどを放置しないこと、をあげています。甘いにおいにハチが寄ってくるためです。

刺されたときについて、町は早めに流水で洗うこと、口で毒を吸い出さないことを案内し、痛みや腫れが強い場合は医療機関を受診するよう書いています。息苦しさやめまい、発熱が急に出た場合は、スズメバチなどの毒によるアレルギー反応の可能性があるとして、速やかな受診を求めています。症状の判断は医療機関に任せ、迷うときは受診します。刺された直後の流れはスズメバチに刺されたらも参考になります。

  • 巣に近づかず、巣のある木や枝を揺すらない
  • 野山では白っぽい服装と帽子にする
  • 香水を控え、甘い飲み物を外に置かない

参考:猪名川町|ハチの巣の駆除について

アライグマ・ヌートリアの捕獲箱は農業環境課で借りる|原則は3か月2基、個人は1か月1基

町は2024年10月1日更新の案内で、猪名川町アライグマ・ヌートリア防除実施計画(区域は町全域、期間は令和3年3月23日から令和13年3月31日)を紹介し、農作物被害を減らすために捕獲箱の貸出を行うとしています。計画は、捕獲技術者による捕獲班が箱わなで捕獲する方法を想定しています。

貸出は農業環境課への申請で、原則として農会・自治会長が申請する場合は3か月で2基まで、個人は1か月で1基までです。返却期日は厳守で、延長したい人は相談するよう書かれています。軽トラックなどで来庁するか、車内に積む場合は汚れ防止のシートや新聞紙を持参します。捕獲できたら農業環境課へ連絡します。免許や許可の違いはアライグマの箱罠は免許が必要?をご覧ください。

アライグマ・ヌートリアの捕獲箱は農業環境課で借りる|原則は3か月2基、個人は1か月1基:確認項目
申請する人貸出の上限(原則)申し込み先
農会・自治会長3か月で2基まで農業環境課
個人1か月で1基まで農業環境課
期間の延長を希望する人個別に相談農業環境課

参考:猪名川町|猪名川町アライグマ・ヌートリア防除実施計画

設置後は1日1回以上の見回りが求められ、餌より魅力的な食べ物は近くに置かない

町の案内には、設置のポイントとして、水辺や用水路、畑・田、納屋の壁沿いなど直射日光の当たらない平らな場所にしっかり固定すること、板やビニールで覆うと鳥類の混獲を減らせることが書かれています。設置後は餌と箱の状況を確かめるため、1日1回以上の見回りを求めています。

町は、捕獲箱の近くに餌よりも魅力的な食べ物があれば罠に入らないと説明し、農作物はネットなどで保護するよう求めています。未収穫の作物や落ちた果実を農地に放置すること、犬や猫の食べ残しを置くことは誘引につながるとされ、ペットのアライグマを野山に捨てないこと、見かけても餌を与えないことも「お願い」として載っています。メスの出産は春ごろなので、冬から6月ごろまでにメスを捕獲できると効率的だとも説明されています。

  • 固定して、直射日光の当たらない平らな場所に置く
  • 覆いをかけて鳥の混獲を減らす
  • 1日1回以上、餌と箱の状況を確認する
  • 捕獲できたら農業環境課へ連絡する

参考:猪名川町|猪名川町アライグマ・ヌートリア防除実施計画

屋根裏への侵入と畑の柵は、別の制度として確認する

町は、人家の屋根裏などに入られないよう、換気口や隙間を金網などでふさぐことへの協力も呼びかけています。捕獲箱の貸出は農作物被害を減らす目的で案内されており、今回確認したページには、屋根裏の侵入口の工事や清掃を町が行う、あるいは補助するという記載は見当たりませんでした。建物側の対策は、別に業者の調査を受けて進めます。侵入口の見方はアライグマは屋根裏にどこから入る?が参考になります。

畑には、鳥獣被害防止柵の購入・設置の補助があります(2024年10月1日更新)。対象は町内に住所があり、農作物被害を受けているか受けるおそれのある農業の個人または法人で、電気柵、ネット柵、トタン柵、ワイヤーメッシュ柵の購入費の2分の1が補助されます。町税の滞納がないこと、同じ農地で過去8年以内に補助を受けていないことなども条件で、資材を買う前の申請が必要です。受付は農業環境課の窓口のみです。ページに載る受付開始日が令和4年4月1日のままなので、今年度の扱いは窓口に確認してください。柵の選び方は害獣対策の補助金|畑の防護柵にまとめています。

屋根裏への侵入と畑の柵は、別の制度として確認する:確認項目
対象補助の内容注意点
出荷する、または出荷予定の個人購入費(税抜)の2分の1、最大5万円資材の購入前に申請する
法人購入費(税抜)の2分の1、最大10万円資材の購入前に申請する
出荷しない個人購入費(税抜)の2分の1、最大3万円受付は農業環境課の窓口のみ

参考:猪名川町|鳥獣被害防止柵の購入・設置にかかる補助について

屋根裏や設備の工事の勧誘は、消費生活相談コーナーに相談できる

町の消費生活相談コーナー(2026年4月16日更新の案内)は、本庁1階南側の農業環境課の後方にあり、開設曜日は月・水・木・金、相談時間は午前10時から12時と午後1時から4時です。このうち月曜・水曜・金曜が専門相談員の対応日とされています。窓口の曜日や時間は変わることがあるため、行く前に町の案内で確認してください。

町が載せる「要注意の事例」には、「無料で点検」と勧める排水管の点検や洗浄、「保険金を使って自己負担なく住宅修理が行える」と持ちかける業者が挙がっています。ハチの巣やアライグマの侵入口の工事でも、突然の訪問や「無料」という言葉で契約を急がされたら、その場で決めずに相談する根拠になります。請求の疑問は駆除の請求トラブルを188へ相談するにはにもまとめています。

参考:猪名川町|猪名川町消費生活相談コーナーです