浜田市は、アライグマの捕獲が増えた中心地域のひとつです
島根県の中山間地域研究センターは、県内で最初にアライグマが捕獲されたのは2004年の益田市で、その後、益田市、津和野町、浜田市を中心に捕獲数が増え、近年は年間約300頭で推移していると説明しています。これらの地域では、ブドウなどの農作物被害、金魚や錦鯉への食害、住宅への屋根裏侵入による生活環境への被害も起きているとされています。
県の資料は、アライグマが分布を広げるときは行動範囲の広いオスが先に現れ、そのあとメスが確認されると繁殖して数が増えるおそれがあると指摘しています。メスが複数捕獲された市町として、益田市、浜田市、津和野町、邑南町が挙がっています。この記述は2022年7月現在のものなので、最新の状況は市の農林振興課に確認しましょう。
| 県の資料で確認できたこと | 内容 |
|---|---|
| 最初の捕獲 | 2004年、益田市 |
| 捕獲が増えた地域 | 益田市、津和野町、浜田市を中心に、近年は県全体で年間約300頭 |
| メスが複数捕獲された市町 | 益田市、浜田市、津和野町、邑南町(2022年7月現在) |
| 確認されている被害 | 農作物の食害、金魚や錦鯉の食害、住宅の屋根裏への侵入 |
参考:島根県中山間地域研究センター|アライグマの生息情報の収集について
浜田市に連絡すれば、市がアライグマを駆除してくれますか。
市のアライグマ案内ページは、目撃や被害を農林振興課か各支所産業建設課に連絡するよう求めていますが、市が個人宅で駆除作業を行うとは書いていません。連絡のときに、対応できる範囲と捕獲の手続きを確認してください。
浜田市では、目撃も被害も農林振興課か支所へ連絡します
市のアライグマ案内ページは、尾が縞模様で、耳が白く、目の周りが黒いといった特徴を挙げ、目撃した人や被害にあった人は農林振興課か各支所産業建設課へ連絡するよう求めています。県も別に、目撃、捕獲、被害の情報を集めています。連絡のときは、見た場所と日時、姿の特徴、被害の内容を伝えます。
電話番号は変更されることがあるため、この記事には書きません。県の案内は、目撃や捕獲、被害を確認したときは可能なら写真を撮るよう求めているため、安全な距離から撮れる範囲で用意しましょう。市のアライグマ案内ページには、箱わなの貸し出しや捕獲の受付についての記載は確認できませんでした。捕獲を希望するときは、許可の要否と手続きを、農林振興課に直接たずねる必要があります。
| 連絡先 | 対象 | 備考 |
|---|---|---|
| 浜田市 農林振興課 | アライグマの目撃・被害(本庁) | 市のアライグマ案内ページの問い合わせ先 |
| 金城・旭・弥栄・三隅の各支所 産業建設課 | 各地区での目撃・被害 | 市の案内は、各支所産業建設課へ連絡するよう書いている |
| 島根県 中山間地域研究センター 鳥獣対策科ほか | 目撃・捕獲・被害の情報提供 | 可能なら写真を添える。最寄りの農林水産振興センター林業振興課も窓口 |
屋根裏や床下の被害:市が示す侵入防止の考え方
市は、アライグマが木登りが得意で、民家や神社のすき間や床下の通風口から入り込み、天井裏で生活して繁殖すると説明しています。屋根裏を糞尿で汚したり、断熱材を壊したりする深刻な生活被害が出るとされ、狂犬病やアライグマ回虫など、人に感染する病原体への注意も挙げています。動物の糞や死骸には素手で触らず、心配な症状があれば医療機関や保健所に相談してください。
身近にできる対策として、縁の下や通風口、増築部分の屋根付近の継ぎ目などのすき間を頑丈な材料でふさぐこと、庭木の枝を伝って屋内に入られないよう、枝が屋根にかかる前に剪定することが挙げられています。ただし、すき間をふさぐ前に、中に動物がいないかを確認する必要があります。親子がいる時期の扱いはアライグマの親子を見かけたときで、侵入口を塞ぐ時期は侵入口を塞ぐタイミングで確認してください。
| 市が挙げた対策 | 確認すること(当サイトの整理) |
|---|---|
| 縁の下・通風口・増築部分の継ぎ目などを頑丈なものでふさぐ | 通風を妨げないか、中に動物が残っていないか |
| 庭木の枝を、屋根にかかる前に定期的に剪定する | 高所作業は無理をせず、剪定の専門家や業者に相談する |
| 生ごみ・くず野菜を田畑へ捨てない | ペットの餌や落ちた果実も、屋外に放置しない |
農作物の電気柵と、市の補助金の条件
農作物について市は、トタンやネットの柵ではなく、地面から10cm間隔で4本の電気柵を張ることを案内しています。常時通電し、下草管理を徹底する必要があるとされ、金網柵の上に電線を1本張る方法も挙げています。市の農作物等獣被害防止事業は、防護柵、電気柵の省力化設備、捕獲器の購入費の一部を補助します。
2026年4月1日更新の案内では、購入前に補助金交付申請を行い、交付決定を受ける必要があり、予算がなくなり次第終了です。事業は1月末までに完了して、実績報告書を出す条件です。この制度の対象に挙がっているのは、防護柵、省力化設備、捕獲器の資材で、住宅の屋根裏の修繕や清掃費用の記載はありません。自治体の支援と業者に費用がかかる範囲の分け方は、アライグマ駆除の費用・相場でまとめています。
| 対象 | 対象者 | 補助率と上限 | 主な条件 |
|---|---|---|---|
| 防護柵(電気柵、金網フェンスなど) | 農業者、または農業者で組織する団体。届出をした場所で蜜蜂を飼育する人も対象 | 資材購入費の2分の1以内。上限8万円(既設の更新は4万円) | 新設は出荷の実績が必要。更新は過去5年以内に交付を受けておらず、資材費が3万円以上 |
| 電気柵の維持管理等の省力化設備 | 農業者、または農業者で組織する団体 | 資材購入費の2分の1以内。上限8万円 | 出荷の実績が必要 |
| 捕獲器 | 農業者で組織する団体 | 資材購入費の2分の1以内。上限5万円 | 移動が可能なものであること |
捕獲を考えるときは、許可と外来生物の扱いを先に確認します
野生の鳥獣の捕獲は原則として許可が必要で、有害鳥獣捕獲の許可は県知事または市町村長が出すと、県は案内しています。アライグマは特定外来生物でもあり、環境省が指定した特定外来生物は、飼養、保管、運搬などが制限されます。浜田市のアライグマ案内ページには捕獲許可の手続きが書かれていないため、先に農林振興課へ、自分が申請できるのか、どんな条件があるのかを確認します。
捕獲の許可を持たないまま檻を置いたり、毒餌を使ったりすることは避けてください。生きたまま捕まえた個体を、別の場所へ運んで放すことも、特定外来生物では制限されています。農作物の補助で購入できる捕獲器は、対象が農業者の団体です。個人の住宅に設置する檻の費用が補助される案内は、確認した市のページには見つかりませんでした。基本はアライグマを見かけたときの最初の対処も参考になります。
民間業者に頼む範囲と、賃貸・集合住宅の連絡先
屋根裏の調査、侵入口の補修、フンの清掃や消毒は、民間業者が対応する範囲です。市と県の案内は、目撃情報の提供と、農作物の被害対策の支援が中心で、住宅の工事費用を補助するとは書かれていません。業者に頼むときは、調査の写真、侵入口の位置、清掃の範囲、捕獲が必要な場合の許可の扱いを見積書で確かめます。見積もりを比べる手順は相見積もりの比べ方が参考になります。
賃貸住宅では、天井裏の調査や侵入口の工事を入居者だけで決められません。まず管理会社や所有者に状況を伝え、工事の承諾と費用の負担を確認します。庭や畑の被害を伝えるときは、住宅の被害と農作物の被害を分けて、場所ごとに説明すると、窓口が案内しやすくなります。




