山形市が貸し出すカラス・ムクドリの追い払い機器は2種類

山形市は、電線や樹木に集団で飛来するムクドリ・カラスによる生活環境被害を防ぐため、追い払い用の機器を貸し出しています。1つは防除音を出すハンドマイク型の機器、もう1つは緑色の光を照射できるレーザーポインターです。市はどちらについても、数日間続けて追い払いを行うと効果が長続きすると説明しています。

2つの機器は対象と使い方が異なります。防除音発生機器はムクドリとカラスの両方を対象とし、レーザーポインターはカラスによる被害の防止用として案内されています。夕方に集まるムクドリの群れに困っているのか、カラスのねぐらに困っているのかで、借りる機器を選びます。

山形市が貸し出すカラス・ムクドリの追い払い機器は2種類:確認項目
項目防除音発生機器レーザーポインター
市の案内上の対象ムクドリ・カラスカラス
大きさ約27センチ・700グラムのハンドマイク型約12センチメートル・40グラム
貸出期間2週間まで(飛来が続けば継続可)2週間まで(飛来が続けば継続可)
電池単3電池6本。なくなれば自己負担で交換単5電池2本。なくなれば本人負担
使用上の注意音量が大きく調整できない。人に対して使わない人に照射しない。暗い時間帯の使用が効果的

参考:山形市|ムクドリ・カラスによる生活環境被害防止のための防除機器の貸し出しについて

読者の疑問

山形市でカラスよけの機器はどこで借りられますか?

比較ガイド

山形市役所10階の環境部鳥獣被害対策課で借りられます。防除音発生機器とレーザーポインターがあり、貸出期間はどちらも2週間までです。身分証明書で氏名と住所の確認があります。

借りる前に確認すること。本人確認と貸出場所

貸出場所は、山形市役所10階の環境部鳥獣被害対策課です。本人確認として、免許証などの身分証明書で氏名と住所を確認すると案内されています。防除音発生機器については、貸出台帳への記入も求められます。貸出期間は2週間までですが、飛来が続いている状況であれば継続して借りることも可能とされています。

公式ページには、貸出料、予約の方法、貸出できる台数は書かれていません。窓口へ行く前に、希望する機器の在庫があるか、受け取りと返却ができる時間帯、返却が遅れそうな場合の連絡方法を問い合わせておくと、二度手間を避けられます。電池が切れた場合の交換は借りた人の負担です。

参考:山形市|カラスによる生活環境被害防止のためのレーザーポインターの貸し出しについて

追い払い機器を使うときの安全と近隣への配慮

防除音発生機器は音量が大きく、調整ができないと市は説明しており、人に対しての使用は絶対に行わないよう求めています。住宅地で使う場合は、音を出す方向に人がいないことを確かめてください。早朝や夜間に突然大きな音がすると近所の人が驚くため、使う日と時間帯をあらかじめ近隣や町内会に伝えておくと、苦情や行き違いを減らせます。

レーザーポインターについて市は、人に照射すると失明の危険があるため絶対に行わないこと、カラスの羽や胴体に照射しても効果があること、明るい時間帯は光が届かないため暗い時間帯の使用が効果的であることを挙げています。光の先に住宅の窓、通行人、走行中の車が入らない位置と角度を、明るいうちに確認しておきましょう。

参考:山形市|ムクドリ・カラスによる生活環境被害防止のための防除機器の貸し出しについて

カラスの被害が増える時期と、時期ごとの対応

山形市の説明では、カラスは生ごみなども食べる雑食性で、繁殖期の4月から7月頃にかけて電柱や街路樹、鉄塔などに巣を作り、警戒心が特に強くなります。8月以降は集団で夜間を過ごす習性があるため、フンや鳴き声の被害が多くなります。機器の貸出が役立つのは、主に集団で集まる場面です。

繁殖期の威嚇は、巣やヒナを守るための行動です。この時期に追い払いを試みるより、巣のある場所を避けて通るほうが安全な場合があります。時期と困りごとを下の表に整理しました。

カラスの被害が増える時期と、時期ごとの対応:確認項目
時期起きやすいこと考えられる対応
4月〜7月頃(繁殖期)電柱や街路樹に巣を作る。警戒心が強くなる巣に近づかない。卵やヒナのある巣は撤去しない
8月以降集団で夜間を過ごし、フンや鳴き声が増える追い払い機器の貸出を利用し、数日続ける
時期を問わず生ごみなどを食べに来るごみを出す日時を守り、ネットや容器で覆う

参考:山形市|カラスによる生活環境被害防止のためのレーザーポインターの貸し出しについて

カラスの巣を見かけたら。撤去できる巣と、できない巣

山形市は、カラスの巣の中に卵やヒナがない場合は撤去し、可燃ごみ等で処分して構わないと案内しています。一方、卵やヒナがある場合は、鳥獣保護管理法により許可なく撤去することが禁止されています。市は、そうした巣を撤去すると親ガラスがさらに攻撃的になり、被害が悪化する可能性があるとも説明しています。

生活環境に支障があるような被害がない場合は、ヒナが巣立つまで巣を撤去せず見守るよう市は求めています。巣の中に卵やヒナがあるかどうかを確かめるために、木やはしごに登って巣へ近づくのは危険です。地上から見て分からないときは、鳥獣被害対策課に相談してください。

電柱や電線に巣がある場合は停電のおそれがあり、東北電力ネットワークまたはNTT東日本の相談窓口へ連絡するよう案内されています。どちらの電柱かは、電柱の上部に付いているプレートで確認し、プレートの番号も伝えます。プレートが2枚ある場合は、上に掲示されているほうが所有者です。東北電力ネットワークの写真投稿サービスは情報提供専用で、対応についての連絡や報告はないとされています。

参考:山形市|カラスの巣を見かけたら

貸出機器では対応しにくい被害と、業者に相談する範囲

市が貸し出しているのは追い払い用の機器で、公式ページには、ベランダや屋根のフンの清掃、防鳥ネットの設置、建物に作られた巣の撤去を市が行うという案内は見当たりません。自宅の建物や敷地で起きている被害は、所有者や管理者が対応を決めることになります。卵やヒナのいる巣は許可なく撤去できないため、まず鳥獣被害対策課に相談してください。高所での清掃やネットの設置が必要な場合は、鳥の対策を扱う業者に相談する方法があります。

賃貸住宅やマンションでは、ベランダの手すりや外壁へのネットの取り付けに管理者の承認が必要なことがあります。入居者だけで工事を決めず、被害の場所と写真を管理会社へ伝えてください。業者に見積もりを頼むときは、清掃の範囲、ネットやワイヤーを付ける位置、作業後に鳥が戻った場合の対応を、項目ごとに書いてもらうと比較しやすくなります。

山形市へ相談する前にまとめておく情報

窓口や電話で状況を説明するときは、鳥が集まる場所と時間帯が分かると話が早く進みます。数日分でよいので、簡単な記録を付けてから相談してください。追い払いは一度で終わらせず数日続けることが前提なので、家族や近所で誰が担当するかも決めておきます。

鳥の種類が分からなくても相談はできます。群れの大きさ、鳴き声、集まる時刻が手がかりになります。市街地の電線や街路樹など自宅の敷地の外で起きている被害は、道路や樹木の管理者が関わるため、場所を正確に伝えることが大切です。

  • 鳥が集まる場所(電線、街路樹、屋根、ベランダなど)と住所
  • 集まり始める時刻と、おおよその数
  • 困っている内容(フン、鳴き声、ごみ荒らし、威嚇)
  • 巣の有無と、巣がある場所(樹木、電柱、建物)
  • これまでに試した対策と、その結果