彦島・長府など住宅密集地でも、サルの目撃が続いています
下関市の「サルを見かけたら」のページ(2026年10月2日更新)は、令和7年度に彦島・長府地区など複数の住宅密集地でサルが頻繁に目撃されたと伝えています。市は、下関市がサルの生息地域であり、近年は山間部だけでなく、群れを離れた「ハナレザル」が市街地にも出ていると説明しています。サルは行動範囲が広いため、見かけた場所の周辺でも注意が必要とされています。
市のページによると、サルはイノシシやシカと違って狩猟鳥獣ではないため、狩猟では捕獲できません。県が定める第二種特定鳥獣(ニホンザル)管理計画に基づき、許可を受けた人以外は捕獲できない仕組みです。住民が自分で捕まえることはできないので、見つけたら、まず窓口へ連絡します。
サルに出会ったときの行動は、市と県のページで共通しています。石を投げたりいじめたりせず、目を合わせずに静かにその場を離れます。エサを与えると住み着いて山へ帰らなくなるため、与えず、家庭の戸締まりを十分に行います。県のページは、エサになりそうな物を屋外に放置せず、生ごみは出す時間を守るよう求めています。
- 石を投げたり、からかったりしない
- 目を合わせず、静かにその場から離れる
- エサを与えない。エサになりそうな物を屋外に放置しない
- 窓や戸を施錠し、家に入られないようにする
参考:下関市|サルを見かけたら
下関市でサルを見かけたら、どこへ連絡しますか?
人馴れしたサルを見て身の危険を感じたときは、市役所の有害鳥獣対策室、旧4町は各総合支所、警察署の連絡先が市のページに載っています。住宅地での目撃や被害も有害鳥獣対策室が窓口です。目を合わせず静かに離れます。
サル・イノシシ・シカの連絡先は、旧4町かどうかで分かれます
市の「負傷(死亡)している野生の鳥やイノシシ、シカ等を見つけたとき」のページは、イノシシ、シカ、サルを市街地で見つけたときや、これらによる被害を受けたときの連絡先を、農業振興課の有害鳥獣対策室としています。ただし、菊川・豊田・豊浦・豊北の旧4町は、管内の総合支所の建設農林(水産)課へ連絡するよう示されています。自分の住所がどちらに当たるかを、電話の前に確認しておきましょう。
サルのページには、人馴れしたサルを見て身の危険を感じた場合の連絡先として、市役所と各総合支所のほか、下関・長府・小串の3つの警察署が並んでいます。切迫した状況では、窓口の受付時間を待たず、警察署への連絡も選択肢になります。受付時間や電話番号は変更されることがあるため、市の公式ページで確認してください。
| 住んでいる場所 | 連絡先(市の公式ページの表記) | 連絡する内容 |
|---|---|---|
| 旧4町以外の地域 | 農業振興課 有害鳥獣対策室 | サル・イノシシ・シカの市街地での目撃、被害、負傷した個体 |
| 菊川町 | 菊川総合支所 建設農林課 | 同上 |
| 豊田町 | 豊田総合支所 建設農林課 | 同上 |
| 豊浦町 | 豊浦総合支所 建設農林水産課 | 同上 |
| 豊北町 | 豊北総合支所 建設農林水産課 | 同上 |
| 身の危険を感じるとき | 下関警察署・長府警察署・小串警察署(市のサルのページに掲載) | 人馴れしたサルに襲われそうなとき |
市の有害鳥獣駆除は、被害情報と自治会長などの依頼が起点です
市の「有害鳥獣駆除」のページによると、市は農林作物の被害情報をもとに、地元猟友会や自治会長などからの有害鳥獣捕獲の依頼を受け、実施隊(猟友会)に有害鳥獣捕獲等許可従事者証を発行して、銃器などによる駆除を行っています。駆除期間は原則として毎年4月から10月で、それ以外の狩猟期間でも被害があれば被害防除として駆除する、と説明されています。
駆除は、被害が現に生じている場合や、捕獲しなければ被害が確実に生じ、防護柵などの措置でも防ぎにくい場合に、地域の自治会長、農業団体、漁業者団体の代表者などの依頼で行うと書かれています。個人の電話だけで駆除が始まるとは書かれていないため、まず有害鳥獣対策室へ状況を伝え、市の対応と、地域からの依頼の出し方を確認します。下の表は、市のページに載る駆除頭数で、狩猟および県が実施する指定管理鳥獣捕獲等事業での捕獲分は含まれていません。
鳥獣の捕獲には狩猟免許と県への狩猟者登録が必要で、免許なしで捕獲すると法令により罰せられると市は注意しています。市は、第一種銃猟免許の所持者が高齢化などで減っているとして、県の支援制度を使った狩猟免許(特に銃猟免許)の取得を呼びかけています。令和8年度の県の案内(2026年4月更新)では、助成は新たに県内で免許を取り、県猟友会に加入して狩猟者登録を受けた人が対象で、わな猟免許は15,000円、第一種銃猟免許は53,000円です。予算がなくなり次第、受付は終了します。
| 鳥獣 | 令和4年度の駆除頭数 | 令和5年度の駆除頭数 |
|---|---|---|
| イノシシ | 779頭 | 1,245頭 |
| シカ | 2,364頭 | 2,595頭 |
| サル | 104頭 | 58頭 |
| ヌートリア | 0頭 | 6頭 |
参考:下関市|有害鳥獣駆除
ハチ・ヘビ・クモは市が対応せず、スズメバチは業者を探します
下関市の保健所(生活衛生課)の「ハチの駆除について」は、市がハチの駆除と巣の撤去を行っていないと明記しています。対応は土地や建物の所有者または管理者が行い、巣の駆除は大変危険なので専門の駆除業者へ相談するよう勧めています。市のページは業者名を挙げず、ウェブサイトや職業別電話帳を参照するよう案内しています。ページは2024年8月に更新されたものです。
農業振興課のページも、ハチ、ヘビ、クモについては自己対応を求めています。スズメバチなど自分での駆除が難しいときは、インターネットやタウンページで、ハチ駆除(消毒業)の業者を探して依頼するよう示されています。見分け方や費用の比べ方は、スズメバチらしいハチが出入りするときとハチの巣駆除の費用も参考になります。
セアカゴケグモは、外来種として市や県が連絡先を載せている点が例外です。市のページは、見つけたら素手で触らず、市の生活衛生課や環境政策課、県の自然保護課などへ連絡するよう案内しています。県は、2025年9月に下関市内の学校敷地で見つかった個体がセアカゴケグモと同定され、周辺の調査で疑わしい卵のう2個も駆除したと公表しています。咬まれたときは速やかに医療機関へ相談してください。薬剤を使う場合は、製品の表示に従います。
負傷した鳥獣や死骸は、種類と場所で連絡先が変わります
市のページによると、負傷したイノシシやシカなどで生活環境への被害が出ているとき、負傷している鳥(狩猟対象鳥類を除く)を見つけたとき、死亡または衰弱している大型鳥類・猛禽類・カモ類などを見つけたときは、有害鳥獣対策室(旧4町は総合支所)へ連絡します。時期や場所によって、処理を依頼されることがあると書かれています。
一方で、鳥インフルエンザの検査対象にならない鳥獣や、イノシシ・シカなどの死骸は、死亡した場所の土地の所有者(管理者)が処分するよう案内されています。ペット類は落とし物の扱いで、発見者が最寄りの警察署へ連絡します。県も、傷ついた野生鳥獣は触れずに遠くから見守るのが最善とし、保護の対象外になる鳥獣があると説明しています。
ツキノワグマの目撃は、市が一覧で公開しています
市の「ツキノワグマの目撃情報について」のページ(2026年9月17日更新)には、令和8年度の目撃情報が12件並んでいます。最初は5月6日の菊川町大字田部で、直近は9月17日の豊北町大字滝部です。場所は菊川、豊田、豊浦、豊北の各町と吉田地方などで、体長の記録は1メートルから1.5メートル、不明の件もあります。
現地確認の結果は、痕跡が確認されなかった、イノシシやシカの痕跡が確認された、クマらしき動物が確認された、と件ごとに異なります。県は、目撃情報にはクマらしきものも含まれ、反映に時間差があると注意書きしています。西中国山地のツキノワグマは国により狩猟が禁止されているため、住民が自分で対処する動物ではありません。見かけたら距離を取り、場所と時間を市の窓口へ伝えます。
相談前に、場所と状況を記録して伝える
窓口に電話する前に、見た動物の種類を言い当てる必要はありません。いつ、どこで、何をしていたかを伝えられれば、有害鳥獣対策室か総合支所かを切り分けられます。住所が旧4町に当たるかを先に確認しておくと、転送の手間も減らせます。庭への侵入の考え方は庭にイノシシが来たらに、住宅地での出会い方は兵庫の住宅地でイノシシに出会ったらにあります。後者は兵庫県の連絡先を前提にした記事なので、下関市では市の窓口を確認してください。
- 見た日時と、場所の町名や目印
- 動物の数と様子(人に近づいたか、屋根や庭に入ったか)
- 被害の内容(作物、家屋、ごみ、フン)と、安全な距離から撮れた写真
- 建物や土地の所有者・管理者(賃貸なら管理会社や貸主)
- すでに行った対策(エサになる物の片付け、戸締まり)





