大津市がしていないこと|ヘビ・コウモリの駆除とハチの巣の駆除
大津市は、庭にヘビがいるので捕獲してほしい、壁にコウモリがいるので駆除してほしいという電話があることを公式サイトで紹介したうえで、どちらも市では行っていないと案内しています。ヘビは大津市全域に生息する自然の生き物で、生態系の一員だという考え方です。毒のあるマムシやヤマカガシも同じ扱いです。担当は産業観光部の農林水産課です。
ハチの巣についても、市役所では駆除を行っていません。その土地の所有者または管理者に対応してもらう方針で、種類や巣の場所によって危険が大きいため、専門業者への依頼をすすめています。市に連絡しても職員が来て取り除いてくれるわけではないので、誰が、どこに頼むかを、自分で決める必要があります。
ハチの巣のページとヘビ・コウモリのページは、2026年10月3日の確認時点で、どちらも更新日が2023年12月4日と表示されていました。担当窓口の名称や連絡先は、相談する前に公式ページで見直してください。
| 困りごと | 市の公式案内の要点 | 読者の動き |
|---|---|---|
| 庭や敷地のヘビ | 捕獲・駆除はしない。そっとしておき、侵入防止や予防は自己対応 | 距離をとって様子を見る。草刈りなど寄せ付けない環境づくりを考える |
| 壁や軒のコウモリ | 駆除・捕獲はしない。自己対応で、対応できる業者は協会に相談 | 追い払いの方法を決める前に、業者に対応可否を聞く |
| ハチの巣 | 市では駆除しない。所有者または管理者が専門業者に依頼する | 自分で取らず、専門業者に見積もりを頼む |
大津市はハチの巣を駆除してくれますか。
市役所ではハチの巣の駆除を行っていません。土地の所有者または管理者が専門業者に依頼する扱いで、費用は依頼者の負担です。電話帳の害虫駆除や消毒業、または滋賀県ペストコントロール協会への相談が案内されています。
ハチの巣の駆除は所有者・管理者の責任|専門業者の探し方
市が示す相談先は、職業別電話帳の「害虫駆除」や「消毒業」に載っている業者、または滋賀県ペストコントロール協会です。駆除費用は依頼者の負担になるため、業者と十分に打ち合わせてから頼むよう案内されています。市の補助金や、防護服の貸出といった案内は、このページには載っていませんでした。
協会の公式サイトには、県の害虫相談所として支部ごとの窓口一覧があり、大津東支部と大津北支部の名前が確認できます。自宅がどちらに当たるかはサイトに書かれていないので、問い合わせのときに住所を伝えて聞くのが確実です。巣の写真を安全な距離から撮っておくと、種類の見当をつけてもらいやすくなります。
ハチの種類によって危険の度合いも、駆除の考え方も変わります。スズメバチの特徴はスズメバチらしいハチが出入りするときの相談で、アシナガバチはアシナガバチの巣を見つけたときの考え方で整理しています。
庭でヘビを見かけたとき|大津市の案内は「そっとしておく」
市は、ヘビはしばらくすると餌を求めて別の場所へ移動するため、刺激を与えずそっとしておくよう案内しています。ヘビはネズミやカエル、トカゲなどの餌があり、身を隠せる場所を好みます。庭の草が伸びていると寄ってくる原因になるので、草刈りを定期的に行うことと、市販のヘビ用の忌避剤を使うことが、市のページに挙げられた予防策です。薬剤は、製品の表示に従って使ってください。
追い払う場合についても、噛みつかれる危険があるため距離をとり、離れた場所からホースで水をかけるなどして、素手では触らないよう書かれています。この記事では、噛まれたり触れたりしたときの手当ては案内しません。体調に不安があるときは、すぐに医療機関や救急の相談窓口に連絡してください。
- 庭の草が伸びる前に、定期的に草刈りをする
- ヘビの餌になるものが集まる場所がないか、庭を見直す
- 市販の忌避剤を使う場合は、製品の表示を読んで使う
- 素手で触らず、近づきすぎない
壁や軒のコウモリ|追い払う前に、法律と業者の対応可否を確認
市は、コウモリについても駆除や捕獲をしておらず、自己対応をお願いしていると案内しています。壁に張り付いていないかを定期的に確かめて追い払う必要があるとする一方、コウモリは追い払っても戻ってくることが多く、対応する業者があまりないとも書かれています。状況によっては対応できる業者もあるため、協会に相談するよう示され、費用は自己負担です。
ここで押さえておきたいのは、コウモリも法律上は野生の哺乳類だという点です。環境省は、鳥獣保護管理法が「鳥類又は哺乳類に属する野生動物」を鳥獣と定義し、家ネズミ3種や一部の海棲哺乳類を除いて対象にしていると説明しています。大津市の捕獲許可のページも、ネズミ類3種などを除くすべての野生鳥獣の捕獲を、損傷を含めて許可なくできないとしています。そのため、薬剤や道具でコウモリを傷つけたり捕らえたりする方法は、この記事では案内しません。追い払いの方法に迷うときは、先に農林水産課か協会に確認しましょう。
出入りの記録の取り方はコウモリが軒や換気口に出入りしているときの対策で、室内に入ってしまったときの考え方は室内にコウモリが入ったときの手順で確認できます。コウモリの対策一覧もあわせてご覧ください。
市が捕獲許可を出せる鳥獣と、そうでない動物
大津市の有害鳥獣の捕獲許可は、滋賀県から権限が移された範囲で市が出しています。市が許可できるのは、カラス、ドバト、スズメ、サル、シカ、イノシシです。ただし、カラス・ドバト・スズメの卵は市に権限がなく、県への問い合わせが必要です。許可の申請手数料は無料ですが、郵送は受け付けておらず、捕獲を実施する本人が農林水産課の窓口に出向いて申請する決まりです。
この許可は、被害が出ているか、そのおそれがあり、防除対策でも防げない場合の手続きとして書かれています。見かけたから捕まえたい、という理由だけでは申請の前提になりません。コウモリは市の許可対象の一覧に入っていないため、市の窓口で捕獲の許可を受けられる動物とは考えないでください。
アライグマとハクビシンは、この許可の一覧とは別に、市がおりを貸し出す仕組みがあります。条件は大津市の外来獣の檻貸出で紹介しています。野鳥に餌を与えない呼びかけは、野鳥の餌付けに関する大津市の啓発資料にまとめています。
| 動物 | 大津市の整理 | 次の動き |
|---|---|---|
| カラス・ドバト・スズメ(卵を除く) | 市が捕獲許可を出せる鳥獣 | 被害と防除の状況を整理して農林水産課へ。卵は県に確認 |
| サル・シカ・イノシシ | 市が捕獲許可を出せる鳥獣 | 被害の場所と内容を伝え、許可が必要か窓口で確認 |
| コウモリ | 許可対象の一覧にない。市は駆除・捕獲をしない | 自分で捕らえず、対応できる業者を協会に確認 |
| ヘビ | 市は捕獲・駆除をしない | そっとしておき、草刈りなど寄せ付けない環境づくり |
費用と契約で困らないために|協会の料金表示と消費生活センター
費用の見方の手がかりとして、協会の公式サイトの「害虫駆除料金概算」には、ハチは1巣あたり35,000円、ネズミは1件あたり50,000円といった単価が表示されています(2026年10月3日確認)。ただし、ページには更新日や税の扱い、高所作業や出張の扱いが書かれていません。実際の請求額は巣の大きさや場所で変わるので、数字は参考にとどめ、現地を見たうえでの見積書の内訳で判断しましょう。
契約を急かされた、ネットで見た金額と請求額が大きく違うといったときは、滋賀県消費生活センターが相談を受け付けています。県の案内では、相談専用電話は月曜日から金曜日の午前9時15分から午後4時まで(祝日と年末年始を除く)で、土日祝は国民生活センターの休日相談(188)が案内されています。見積書や契約書、広告の画面を残して相談してください。相談の準備は駆除の請求トラブルを188へ相談するにはで確認できます。
賃貸・集合住宅で見つけたときの連絡先と、相談前の準備
ハチの巣については、市は土地の所有者または管理者の対応としています。賃貸住宅や集合住宅では、ベランダや外壁、共用廊下などの巣は、入居者が自分で依頼せず、先に管理会社や貸主に連絡して、誰が業者を手配し費用を負担するかを確認しましょう。連絡の考え方は賃貸で害獣被害が起きたときに管理会社へ伝えることにまとめています。
相談前には、見つけた場所、見つけた日時、巣やコウモリの出入りの様子を安全な距離から写真とメモで残します。業者に頼むときは、害獣駆除業者の選び方も参考に、作業の範囲、出張や高所作業の費用、追加料金が出る条件を、見積もりの段階で書面にしてもらいましょう。






