静岡市のスズメバチの巣は、2026年3月末で全戸対象の駆除が終了
静岡市の公式案内(2026年8月13日更新)では、全戸を対象としたスズメバチの巣の駆除事業は令和8年3月31日をもって終了したと示されています。2026年10月時点では、住まいの所有者や居住者が自分で駆除するか、業者へ依頼する形になり、業者への依頼は有料です。以前の情報を見て「市が来てくれる」と考え、連絡を待っているうちに巣が大きくなることがないよう、まず現在の制度を確認しましょう。
同じ案内は、スズメバチは攻撃性が強く作業中に刺されることもあるため、駆除は専門業者に依頼するよう求めています。アシナガバチの巣も市は駆除しておらず、自分で駆除するか業者へ有料で依頼する扱いです。ミツバチは、分蜂で大群が木などに止まっていても数時間から数日で移動するため、近寄らずそっとしておくよう案内されています。
| ハチの種類 | 2026年10月時点の市の案内 | 読者が取る行動 |
|---|---|---|
| スズメバチ | 市の全戸駆除は終了。条件に合う世帯には除去費用の助成がある | 専門業者へ依頼する。助成を使うなら協定事業者を選ぶ |
| アシナガバチ | 市は駆除を行わない | 自分で対応するか、業者へ有料で依頼する |
| ミツバチ(分蜂) | 数時間から数日で別の場所へ移動することがある | 近寄らずに様子を見る |
参考:静岡市|ハチ被害防止対策とスズメバチの巣除去費用助成補助金
静岡市はいまもスズメバチの巣を無料で駆除してくれますか。
全戸を対象にした駆除事業は2026年3月31日で終了しました。自分で駆除するか、業者へ有料で依頼します。非課税世帯と生活保護世帯には費用の助成があります。
スズメバチの巣の除去費用助成を受けられる世帯と住宅
助成の対象は、市民税非課税世帯または生活保護受給世帯の人が所有し、または居住する住宅にある、営巣中のスズメバチの巣です。実家の敷地や別宅のように、自分の住まいの形が当てはまるか迷うときは、保健所の生活衛生課へ住所と所有関係を伝えて確かめてください。対象かどうかを先に確認してから業者へ連絡すると、手続きのやり直しを避けられます。
事業所は対象外で、住居と兼用している事業所では、住居部分にできた巣だけが対象です。公園、道路、学校などの公共施設も対象外なので、その管理者へ連絡します。賃貸住宅も対象外とされ、管理会社や所有者に問い合わせる形になります。入居者が自分で業者を呼ぶ前に、賃貸で被害が出たときの連絡の順番を確認しておくと、費用負担のすれ違いを防げます。
| 住まい・場所 | 助成 | 問い合わせ先の考え方 |
|---|---|---|
| 非課税世帯・生活保護世帯の持ち家や居住する住宅 | 対象 | 協定事業者へ直接連絡する |
| 事業所(住居兼用の場合は住居部分の巣のみ対象) | 事業所は対象外 | 住居部分の巣は協定事業者へ連絡する |
| 賃貸住宅 | 対象外 | 管理会社や所有者へ連絡する |
| 公園・道路・学校などの公共施設 | 対象外 | 施設の管理者へ連絡する |
助成の上限は11,000円で、協定事業者に頼まないと対象外
市は、除去に要した費用を補助金として交付し、上限は11,000円です。費用が上限を超えた分は自己負担になり、代理申請を使う場合も、超えた差額は協定事業者へ支払います。市の案内に追加作業の扱いは書かれていないため、見積もりの段階で、巣の場所によって作業が増えるか、何が料金に含まれるかを事業者へ確かめておきましょう。
助成を受けるには、市の基準に合うよう市と協定を結んだ事業者へ依頼する必要があります。2026年度の協定事業者は、市の公式ページに一覧(PDF)が掲載されています。それ以外の業者を選ぶと助成の対象になりません。広告やネット検索で見つけた業者へ電話する前に、協定事業者かどうかを一覧で確かめてください。
予算にも限りがあります。市は、申請が予算の範囲を超えた場合は年度の途中でも事業を終了し、以降の申請には補助金を交付できない可能性があると示しています。巣が大きくなる夏から秋に依頼を考えるなら、スズメバチらしいハチが出入りするときの相談の流れを踏まえ、早めに動くほうが安心です。
依頼から助成金の受け取りまでの流れと必要書類
対象者であることを示す書類は、市民税非課税世帯なら課税証明書(世帯で一番所得が多い人のもの)か、介護保険料の特別徴収開始通知書または納入通知書のいずれかです。生活保護世帯なら、保護証明書か休日・夜間等受診証のいずれかを用意します。協定事業者へ連絡する前に手元へ出しておくと、依頼の話が進みます。
申請には、交付申請書兼実績報告書、領収書の写し、除去前後の写真、対象者であることを示す書類の写し、請求書、振込先確認用の通帳の写しが必要です。いったん費用を立て替えるのが難しい人は、事業者に代理申請を頼めます。その場合は委任状を事業者へ提出し、上限を超える分だけを事業者へ支払います。
| 順番 | やること | 準備するもの・注意 |
|---|---|---|
| 1 | 対象者本人が協定事業者へ直接連絡する | 対象世帯であることを示す書類を手元に用意する |
| 2 | 事業者から制度の説明を受け、除去方法・日時・費用に合意して除去してもらう | 除去前後の写真を事業者から受け取る |
| 3 | 自分で申請するなら、いったん費用を支払って領収書と写真を受け取る | 代理申請を頼むなら、委任状を事業者へ提出する |
| 4 | 生活衛生課へ窓口持参か郵送で申請する | 除去日から60日を経過する日まで(1月31日以降の除去は、その年度の3月31日まで) |
| 5 | 審査後に交付決定兼確定通知書が届き、本人の口座へ振り込まれる | 請求書に書いた本人名義の口座が使われる |
対象外の世帯や住まいは、依頼前に総額と作業内容を確認する
助成の対象外でも、協定事業者へ依頼すること自体はできます(有料)。ただし市のページに料金の目安は載っていないため、複数の業者に現地の状況を伝えて見積もりを取り、総額と追加料金が出る条件を比べましょう。見積もりの読み方はハチの巣駆除の費用を比べるときの見方も参考になります。
ネットで見つけた業者との間では、広告の価格と実際の請求が大きく食い違うトラブルについて、国民生活センターが注意を呼びかけています。同センターは、極端に安い表示に注意すること、複数の見積もりを比べる時間をくれない業者とは契約しないこと、おかしいと思ったらすぐ消費生活センターへ相談することを助言しています。静岡市にも消費生活センターがあり、迷ったときの相談先になります。
ハチの活動時期と、刺されたときに確認すること
市の案内によると、静岡市内の住宅地ではコガタスズメバチが多く生息しています。4月から6月ごろは女王バチが一匹で巣を作る時期で、巣はまだ小さく、早い段階での駆除が勧められています。7月から9月は働きバチが増えて巣がボール状になるため、近づかず、専門業者へ依頼するよう案内されています。小さな巣だからと自分で近づいて確かめることはせず、見える範囲の状況を伝えましょう。
刺されたときは、まず巣から離れます。気分が悪くなる、動悸がする、発疹が出る、多数のハチに刺された、目に毒液が入ったといった場合は、医療機関を受診するよう市は案内しています。意識を失うなど明らかな異常があるときは救急車を呼びます。応急の対処や受診の判断は、市の案内と医療機関の指示に従ってください。
保健所へ連絡する前に準備しておく情報
市の窓口は保健所の生活衛生課で、協定事業者へ連絡するときも、状況を先に整理しておくと話が早く進みます。巣に近づいて確認する必要はありません。離れた場所から見える範囲で、次の情報をメモしておきましょう。
- 巣の場所(軒下、天井裏、庭木、地面など)と、地上からのおおよその高さ
- 巣の大きさと形(ボール状、とっくりを逆さにした形、シャワーヘッド状など)
- 出入りしているハチの数と、家族が通る場所かどうか
- 持ち家か賃貸か、事業所と兼用しているか
- 対象世帯であることを示す書類が手元にあるか




