高知市のハチの巣は、保健所ではなく所有者・管理者が対応します
高知市の保健所(生活食品課)の案内では、ハチの駆除業務は行っていません。ハチの巣の駆除は、原則として巣ができた場所の所有者や管理者が行い、手に負えない場合は駆除専門業者に依頼するとされています。市に連絡すれば職員が駆除に来る、という前提で動かず、まず巣のある場所の所有者や管理者を確認しましょう。
市の案内は、ハチは春に女王バチが一匹で巣を作り始め、夏から秋にかけて巣も数も大きくなること、ミツバチ以外のハチは冬に死んで、巣は一年限りで使い捨てられることを説明しています。巣を見つけたら近づかない、いたずらをしない、振動を与えないことが基本で、アシナガバチと特にスズメバチは攻撃性が強いとされています。
専門業者に頼む場合の市の案内
スズメバチなど攻撃性の強いハチ、巣が大きい、高い場所にあるなど、作業が難しく危険を伴う場合は、専門業者に依頼するよう案内されています。業者は職業別電話帳の「消毒業」などから探し、料金は業者によって違うため、複数の見積もりを取り、金額と作業内容を確認します。見積もり自体が無料か有料かも聞くよう勧めています。
見積もりの比べ方は相見積もりの比較手順、ハチの巣駆除の費用の見方はハチの巣駆除の費用を比べる記事が参考になります。
自分で除去する場合の注意書きについて
同じ市のページには、巣が小さい場合に自分で除去するときの注意点も載っています。ただし、このページの更新日は2012年8月31日と表示されています。使う殺虫剤は製品の表示に従い、スズメバチの巣や高い場所の巣は、市の案内どおり無理をせず専門業者に任せましょう。
高知市はハチの巣を駆除してくれますか?
高知市保健所はハチの駆除業務を行っておらず、巣ができた場所の所有者や管理者が対応するのが原則です。手に負えない場合は、駆除専門業者に依頼するよう案内されています。
市が薬剤を散布するのは、市が管理する水路・側溝です
高知市は、ユスリカ、ハエ、ヤスデなどを衛生害虫・不快害虫として駆除の対象にしています。毎年3月から11月まで、丸池町に衛生業務事務所を開設し、市が管理する水路や道路側溝など477か所で、薬剤散布などの駆除作業を行っています。市の案内が対象として挙げているのは市管理の水路・側溝で、住宅の敷地や室内は書かれていません。
衛生害虫等に関する相談は、衛生業務事務所が受け付けています。血を吸う蚊の対策は別のページで案内されているため、ヒトスジシマカやアカイエカが気になるときは、そちらを確認してください。
| 困りごと | 市の案内 | 相談の目安 |
|---|---|---|
| 市管理の側溝・水路でユスリカやハエが多い | 3月から11月に薬剤散布を実施 | 衛生業務事務所へ相談 |
| 自宅の敷地や室内にヤスデが入る | 市の散布対象は市管理の水路・側溝 | 個人での薬剤申込みは不可。町内会の交付を確認し、市販品や専門業者も検討 |
| 蚊が増えた | 別ページで蚊の対策を案内 | 市の蚊の案内ページを確認 |
| ハチの巣がある | 保健所は駆除業務を行わない | 所有者・管理者に連絡し、必要なら専門業者へ |
| セアカゴケグモを見つけた | 新エネルギー・環境政策課が窓口 | 見つけたら同課へ連絡 |
町内会・地区衛生組合は、購入した薬剤と同量を現物でもらえます
高知市内の地区衛生組合や町内会が高知市衛生組合連合会から対象の薬剤を購入する場合、購入した薬剤と同等のものを同量、市から現物でお渡しする制度があります。薬剤の購入前に申し込むことが条件で、個人での申込みはできません。対象は、ユスリカ・チョウバエ対策、ハエ・蚊・ゴキブリ・イエダニ対策、ヤスデ・ムカデ・ダンゴムシ対策の3種類の薬剤です。
流れは、薬剤交付申出書を衛生業務事務所へ郵送かFaxで送り、市が連合会での購入状況を確認したあと、作業員が担当者に連絡して薬剤を届け、受け取りの際にサインをするというものです。町内会からの申込みでは、会則など活動内容が分かる資料を添付します。高知市衛生組合連合会は昭和37年に結成された住民組織で、令和8年4月1日時点で320組合、31,409世帯が加入しています。
薬剤の使い方について、市は次のような注意を示しています。使用量や薄め方は対象の害虫によって異なるため、製品の表示と市の案内に従い、不明な点は衛生業務事務所に問い合わせてください。
- 防護具(手袋・マスクなど)を着け、薬剤に触れない
- 残った薬剤は元の袋に戻して密閉し、他の物と区別して保管する
- 薬剤を別の容器に移さない(誤飲を防ぐため)
- 子どもの手の届かない場所に保管する
- 余った薬剤を水路などに捨てない
自宅のヤスデやムカデの薬剤は個人で申し込めません。南国市の案内も参考に
高知市の薬剤交付は町内会などの団体向けで、個人が申し込んで薬剤を受け取る制度としては案内されていません。個人宅でヤスデが入ってくるときは、住んでいる地区の町内会や衛生組合が、薬剤の交付を申し込んでいるかどうかを確認してみましょう。
隣の南国市の公式案内は、ヤスデは農作物や人に害を及ぼさないものの、集団移動や家への侵入で不快感を与える虫としています。餌になる落葉があり、日当たりの悪い湿った場所を好むため、こまめな清掃を勧め、家の中への侵入を防ぎたい場合はホームセンターなどで買える駆除剤を使うか、専門業者に依頼するよう案内しています。ヤスデとムカデの見分け方はヤスデとムカデの違いの記事、ムカデが室内に入るときはムカデ対策の記事で確認できます。
セアカゴケグモは保健所ではなく、新エネルギー・環境政策課が窓口です
高知市は、平成26年8月に南川添と南久保でセアカゴケグモが発見されて以来、近年も年に数件の発見情報が報告されていると案内しています。発見された地域として、高そね、南川添、北川添、南久保、仁井田、種崎、桟橋通、萩町、長浜、布師田、北本町が挙げられています。連絡先は環境部の新エネルギー・環境政策課で、衛生害虫を扱う保健所の生活食品課とは別の課です。
市の案内では、見つけたら見失う前にまず殺虫し、そのあと同課へ連絡するよう求めています。殺虫剤は製品の表示に従ってください。毒があるのはメスだけで、体長は1センチ前後です。花壇の周りやプランターの下、側溝の中、室外機の裏、庭に置いていた靴の中などに潜むため、屋外作業では手袋を着けます。咬まれた場合は、すみやかに医療機関を受診してください。発見が続く南国市の状況と詳しい対処は、南国市のセアカゴケグモの記事にまとめています。
賃貸・集合住宅で巣や虫が出たときの連絡先
市の案内は、ハチの巣の駆除について、巣ができた場所の所有者や管理者が行うことを原則としています。賃貸住宅のベランダや共用部に巣があるときは、入居者が業者を決める前に、貸主や管理会社へ状況を伝えましょう。誰が発注し、費用を誰が負担するかは、契約や場所(専有部か共用部か)で変わります。賃貸で害獣・害虫が出たときの連絡の流れも参考にしてください。
町内会や地区衛生組合の連絡先は、回覧や掲示、管理者への確認で調べます。薬剤交付を利用できるかは、その町内会が申込みを行うかどうかによるため、住んでいる地区の担当者に早めに聞いておきましょう。
窓口へ連絡する前に準備すること
市の窓口や業者に連絡する前に、巣やクモ、虫のいる場所、日時、大きさ、数をメモしておきましょう。住所は町名まで、建物の種類(戸建て、賃貸、店舗)と、自分が所有者か管理者かも伝えます。ハチの巣は、近づかずに遠くから写真を撮れる範囲で十分です。刺された、咬まれたなど体調に関わるときは、窓口への相談より先に医療機関に相談してください。
- 巣や虫のある場所(庭、ベランダ、軒下、側溝など)と高さ
- 見つけた日と、増えているかどうか
- 巣の大きさと、ハチが出入りしているか(近づかずに確認できる範囲で)
- 自分が所有者か借りている人か、管理者の連絡先
- 以前に使った殺虫剤や、業者への依頼の有無






