南国市では2026年も浜改田・十市・前浜で発見が続いています
南国市の案内によると、市内では令和2年にセアカゴケグモが発見されて以来、発見箇所が積み重なっています。市の案内ページは2026年6月15日の掲載時点で、令和8年度に浜改田地区の2か所で見つかり、現地調査のうえすべて駆除したと伝えていました。その後の発見は、2026年9月28日更新の県の発見情報ページで確認できます。
県のページに掲載された2026年の南国市内の発見は、4月21日から9月24日までの9件です。いずれも、発見後に駆除したと報告されています。2025年にも南国市内の発見が掲載されているため、浜改田、十市、前浜の周辺に住む人や、働く人は、屋外のすき間を確認する意識を持っておきましょう。
| 発見日(2026年) | 場所 | 成体 | 卵のう |
|---|---|---|---|
| 4月21日 | 南国市浜改田 | 8匹(メス7、オス1) | 8個 |
| 5月15日 | 南国市浜改田 | 5匹(メス4、オス1) | 20個 |
| 7月21日 | 南国市十市 | 1匹(メス1) | 2個 |
| 7月27日 | 南国市浜改田 | 7匹(メス2、オス5) | 15個 |
| 8月10日 | 南国市前浜 | 4匹(メス2、オス2) | 11個 |
| 9月8日 | 南国市浜改田 | 4匹(メス4) | 3個 |
| 9月9日 | 南国市十市 | 2匹(メス2) | 27個 |
| 9月24日 | 南国市十市 | 15匹(メス9、オス6) | 22個 |
| 9月24日 | 南国市浜改田 | 1匹(メス1) | 4個 |
セアカゴケグモを見つけたら、自分で駆除してもよいですか?
市と環境省の案内では、家庭用の殺虫剤(ピレスロイド系)をかけるか、靴で踏みつぶす方法があります。素手では触らず、卵のうが近くにないかも確認し、連絡先にも知らせてください。
見つけたときの連絡先は3か所。まず市の環境課へ
南国市の案内は、セアカゴケグモを発見した場合の連絡先として、市役所の環境課、高知県中央東福祉保健所の衛生環境課、県の林業振興・環境部自然共生課の3か所を挙げています。市役所の開庁時間は月曜から金曜の8時30分から17時15分で、土曜日、日曜日、祝日は閉庁です。閉庁の時間帯に見つけたときは、場所と状況を写真とメモで記録しておき、開庁後に連絡するとよいでしょう。
中央東福祉保健所の所管区域は、南国市、香南市、香美市、本山町、大豊町、土佐町、大川村です。連絡の際は、見つけた場所の住所や目印、日時、成体と卵のうの有無、見つけた数を伝えます。南国市以外で見つけたときは、その市町村の環境担当課に確認してください。高知市の窓口は高知市のハチの巣・ヤスデ・ユスリカの記事で紹介しています。
セアカゴケグモの特徴:毒があるのは成体のメスだけ
南国市の案内では、セアカゴケグモは元々日本にいなかったクモで、1995年に大阪で初めて見つかってから、46都道府県(2025年1月現在)で確認されています。強い毒を持ちますが、攻撃性のないおとなしいクモと説明されています。環境省も、ゴケグモは攻撃性はないが、触ると咬まれることがあるとしています。
見た目は、メスとオス、卵のうで違います。毒があるのはメスだけで、見つけたクモの数が少なくても、近くに卵のうや別の個体がいる可能性があります。種類を自分で断定できないときは、触らずに写真を撮り、市に連絡して確認してもらいましょう。
| 区分 | 市の案内にある特徴 | 注意すること |
|---|---|---|
| 成体のメス | 体長約7〜12ミリ。全体に黒色か濃い褐色で、腹部に赤色のひし形を二つ並べたような模様 | 毒がある。素手で触らない |
| 成体のオス | 体長約3.5〜5ミリ。全体に褐色で、胸腹部の背に白い線がある | 人体に及ぼす毒はない |
| 卵のう | 乳白色の球形で、大きさは約6〜10ミリ | 周囲にも潜んでいる可能性がある |
潜みやすい場所と、屋外作業での注意
セアカゴケグモは、日当たりが良く暖かい場所や、昆虫などの餌が豊富な場所に生息します。南国市の案内は、特に注意する場所として次のような所を挙げています。環境省は、屋外に置いていた傘、衣服、おもちゃなどに付いて屋内に持ち込まれる可能性も指摘しています。
気温が高い時期は活動が活発になるため、屋外での作業は特に注意が必要です。お墓の掃除、庭の手入れ、溝掃除をするときは軍手などを使い、植木鉢を運ぶときや庭先に置いた履物を履くときは、クモがいないことを確かめてから動かします。環境省の案内では、咬傷例は主に6月から10月に報告されています。
- 側溝のグレーチングと、排水溝の側面やふたの裏側
- 金網フェンスやガードレールの支柱の空間
- 駐車場の車止めブロックのすき間
- 花壇まわりのブロックのくぼみや穴
- 室外機や自動販売機と壁とのすき間(人工的な熱源の周り)
- 墓地の花立てや線香立てなど、石のすき間
- ベンチの裏側
見つけたときの対処と、特定外来生物としての扱い
南国市の案内は、駆除方法として、市販の殺虫剤(ピレスロイド系)をかけるか、靴で踏みつぶすことを挙げています。卵のうは踏みつぶすか焼却するよう求めており、卵のうには殺虫剤が効かないと説明しています。殺虫剤を使うときは製品の表示に従い、周囲に別の個体や卵のうがいないかを確認してください。環境省は、生きたままのクモを洗い流さないよう注意を促しています。
セアカゴケグモは、人の生命・身体に係る被害を理由に特定外来生物に指定されています。外来生物法では、特定外来生物を野外で捕まえて持って帰ること(運搬)が原則として禁止されています。捕まえて生きたまま持ち帰ったり、飼ったり、別の場所へ放したりしないでください。ゴケグモが生息する地域から車や荷物に付けたまま移動しないよう、環境省が呼びかけています。小さな子どもやペットがいる家では、乳幼児がいる家の害虫駆除の考え方やペットがいる家の害虫駆除の考え方も確認しておきましょう。
咬まれたとき・咬まれたかもしれないとき
南国市の案内は、咬まれた症状として、針で刺されたような痛みを感じ、咬まれた周りが腫れて熱くなり、時間とともに全身に広がって、悪化すると四肢の痛み、腹痛、けいれんなどが現れることがあると説明しています。対応としては、咬まれたところを温水や水で洗い流して清潔にし、できるだけ早く医療機関を受診し、セアカゴケグモに咬まれたことを告げて治療を受けるよう求めています。
環境省は、咬んだクモの種類が分かるよう、できれば殺処分したクモを病院へ持参するよう案内しています。日本ではほとんどが軽症ですが、重症化することもあるため、自分で症状の軽重を判断せず、医療機関に相談してください。高知市の案内は、特に小さな子どもや高齢者に注意が必要としています。
ヤスデや動物の死体は別の窓口。環境課と農林水産課の分担
南国市では、虫や動物の困りごとも担当課が分かれています。ヤスデは環境課で、市の案内は、こまめな清掃を行い、家の中への侵入を防ぎたいときは、ホームセンターなどで買える駆除剤を使うか、専門業者に依頼するよう勧めています。道路上の小動物の死体は環境課、死亡した野鳥は農林水産課が窓口です。
道路上などの飼い主の分からない小動物の死体は、無料で収集されます。平日の日中(8時30分から17時15分、祝日と年末年始を除く)に連絡すると、その日のうちに収集する案内で、具体的な場所を伝える必要があります。夜間や休日は、すぐに対応できない場合があります。死亡した野鳥は素手で触らず、発見場所、日時、鳥の種類、連絡先を農林水産課に伝えます。
| 困りごと | 南国市の窓口 | 市の案内の要点 |
|---|---|---|
| セアカゴケグモを見つけた | 環境課(ほか中央東福祉保健所、県自然共生課) | 素手で触らない。殺虫剤か踏みつぶしで駆除し、連絡する |
| ヤスデが家に入る | 環境課 | 清掃、市販の駆除剤、専門業者への依頼 |
| 道路上の小動物の死体 | 環境課 | 無料で収集。平日の日中の連絡で当日収集 |
| 死亡した野鳥 | 農林水産課 | 素手で触らない。場所・日時・種類・連絡先を伝える |






