久御山町は蜂の巣を駆除しない。町が用意する支援は2種類

久御山町は、個人の住宅や敷地にできた蜂の巣について、職員が現場へ行って駆除することはしていません。巣のある土地や家屋の所有者または管理者が、自分で駆除するか、有料の業者に頼む形です。京都府の山城北保健所のよくある質問でも、蜂や蜂の巣の駆除は行っておらず、市役所・町役場か専門業者へ相談するよう案内されています。

町が用意している支援は、防護服・薬剤等の無料貸出と、スズメバチに限った駆除費の補助金です。貸出品は蜂駆除用の防護服、殺虫スプレー、殺虫剤を取り付ける竿で、貸出期間は最長1週間程度、在庫の都合があるため事前に産業・環境政策課へ問い合わせるよう案内されています。町は、スズメバチは駆除に危険が伴うとして、許可を受けた専門の業者への依頼を勧めています。

久御山町は蜂の巣を駆除しない。町が用意する支援は2種類:確認項目
支援・対応内容条件・注意
防護服・薬剤等の貸出防護服、殺虫スプレー、殺虫剤用の竿を無料で貸出最長1週間程度。在庫の都合があり事前に問い合わせる。スズメバチは業者を勧めている
スズメバチ駆除費の補助金駆除費の2分の1、上限1万円許可業者による駆除後に申請。令和8年度は受付終了と表示
町職員による駆除行っていない所有者・管理者が自分で、または有料の業者へ依頼する

参考:久御山町|蜂駆除用防護服・薬剤等の貸し出しについて

読者の疑問

久御山町ではアシナガバチの巣の駆除も補助されますか?

比較ガイド

対象外です。町の案内では、補助はスズメバチの巣の駆除に限られ、アシナガバチやミツバチなどは対象になりません。すでに営巣していない巣も対象外です。

補助の対象者・対象のハチ・対象経費

補助の対象者は、町内にある土地、建物、工作物の所有者または管理者で、町税を完納していることが条件です。国や地方公共団体は除かれ、要綱では暴力団員等でないことも求められています。対象になるのは、実際に営巣しているスズメバチの巣です。アシナガバチやミツバチなどは対象外で、スズメバチの巣であっても、すでに営巣していない巣は補助の対象になりません。

対象経費は、所有者等が駆除業者に支払った巣の駆除費です。巣の数にかかわらず、1回の駆除に要した費用が対象で、駆除のために建物の一部を壊す必要が生じた費用や、その復旧の費用は含まれません。補助額は対象経費の2分の1で、1,000円未満は切り捨て、上限は1万円です。下の表の金額は、計算の仕方を示すための仮の数字であり、実際の駆除費を示すものではありません。

補助の対象者・対象のハチ・対象経費:確認項目
支払った駆除費(計算用の仮の金額)2分の1の額補助額
12,000円6,000円6,000円
19,500円9,750円(1,000円未満は切り捨て)9,000円
30,000円15,000円10,000円(上限)

参考:久御山町|スズメバチ駆除費の補助金について

許可を受けた駆除業者に頼むことが条件。先に確かめること

町の補助は、京都府の消毒営業取締条例の許可を受けた駆除業者に頼んだ場合に限られます。町は、許可を受けた業者以外が駆除した場合は補助金の対象外になり、駆除費用は全額自己負担になると明記しています。見積もりの段階で、許可を受けているかを業者に尋ね、領収書や明細にも作業内容が分かるように書いてもらいましょう。町の防護服貸出のページも、駆除業者には条件があるため、詳しくは町のホームページか産業・環境政策課へ問い合わせるよう案内しています。

駆除を依頼する際の連絡先として、町の補助金ページは京都府ペストコントロール協会を載せています。受付は午前10時から午後4時で、土曜・日曜・祝日、年末年始、お盆は休みと書かれています。協会の受付時間は、案内している自治体のページによって表記が異なるため、連絡の前に確かめてください。電話番号は変更されることがあるため、この記事には載せません。紹介を受けた場合でも、費用や作業内容は見積もりで確かめ、相見積もりで金額が違うときの比べ方を参考にしてください。

参考:久御山町|スズメバチ駆除費の補助金について

申請は駆除のあと。提出書類と期限

申請は、巣の駆除が終わってから行う後払い式です。期限は、駆除作業を実施した日から90日以内、または駆除した年度の3月末日のいずれか早い日です。要綱には、町長がやむを得ない理由があると認めたときの例外もありますが、遅れそうなときは自分で判断せず、早めに町へ相談してください。

町の案内にある提出書類は、補助金交付申請書、駆除に係る領収書と明細書、巣の駆除前と駆除後の写真各1枚、駆除を実施した場所の見取り図または位置図などです。要綱では、駆除前の写真は営巣が確認できるものに限り、屋内にある巣で駆除前の撮影が難しいときは省けると定めています。業者が作業に入る前に、巣の写真を安全に撮れる位置があるかを話し合っておくと、あとで書類が足りなくなりません。

  • 補助金交付申請書(町の様式)
  • 駆除に係る領収書と明細書(作業内容と金額が分かるもの)
  • 巣の駆除前と駆除後の写真各1枚(駆除前は営巣が確認できるもの)
  • 駆除を実施した場所の見取り図または位置図

参考:久御山町|スズメバチ駆除費補助金交付要綱

令和8年度の受付は終了。いま巣を見つけたときの考え方

2026年10月3日に確認した町の補助金ページの冒頭には、令和8年度の受付は終了しましたと表示されていました。要綱の条文だけを読むと、駆除した年度の3月末までに申請できそうに見えますが、受付が終わった後の扱いは、条文や案内ページからは判断できません。今年度に駆除して申請できるのか、翌年度の扱いになるのかを含め、依頼の前に産業・環境政策課へ確認してください。

補助を受けられない場合を想定すると、選択肢は二つです。許可を受けた業者へ全額自己負担で依頼するか、町の貸出を使って自分で駆除するかです。スズメバチは危険が伴うため、町は専門業者への依頼を勧めています。巣の位置が高い、屋根裏にある、隣家や人通りが近いといった場合は、自分での作業を避け、まずハチの巣駆除の費用の見積もりの読み方を確認しましょう。駆除のときにハチが近隣の家へ飛んでいくことがあるため、町は事前に近所へ声をかけるよう求めています。

参考:久御山町|スズメバチ駆除費の補助金について

賃貸・共有の敷地では、申請できる人から確かめる

補助の申請者は、巣のある土地や建物の所有者または管理者です。賃貸住宅の入居者や、共有の敷地にある巣の場合に、誰が申請者になれるのかは、案内ページからは読み取れません。先に管理会社や貸主へ巣のことを知らせ、駆除を誰が発注し、費用を誰が払うかを決めてから、町へ申請の可否を確認しましょう。連絡の順番は賃貸で害獣被害が起きたときの連絡の順番でも整理しています。

領収書の宛名と申請書の申請者が食い違わないよう、業者に頼む前に、領収書を誰の名前で出してもらうかを決めておくと、あとの確認が少なくなります。補助の可否が分からない間は、補助が出る前提で契約を進めず、自己負担の総額を見積書で確かめてから決めてください。