クマの目撃・痕跡は、富山地域とそれ以外で連絡先が違います
富山市のクマ対策のページによると、クマを目撃したときは、刺激しないようそっとその場を離れ、屋内や車内へ移動します。足跡やフンなどの痕跡を見つけたときは、その場から引き返し、痕跡から離れます。そのうえで、市の担当課または警察へ通報するよう案内されています。
玄関や庭、床下、物置で物音がしても、すぐに外へ出ず、周囲を確認してから行動するよう「クマ対策の基本」のページに書かれています。クマの活動が活発な夕暮れから明け方に、川沿いで畑仕事や散歩をするのは危険とも示されています。電話番号は変わることがあるため、本記事には載せていません。市の公式ページで最新の番号を確認してください。
| 場所 | 連絡先 | 夜間・休日の案内 |
|---|---|---|
| 富山地域 | 市役所 農林水産部 森林政策課 | 夜間・休日は市役所の代表電話 |
| 大沢野・大山・八尾・婦中・山田・細入地域 | 農林事務所 農地林務課 | 夜間・休日は農林事務所の代表電話 |
| どの地域でも | 警察署、県自然保護課も連絡先として掲載 | 市の案内に、富山南・富山西・富山中央の各警察署と県自然保護課が載っています |
参考:富山市|クマ対策
富山市でクマを見かけたとき、最初にどこへ連絡しますか。
富山地域は市の森林政策課、大沢野・大山・八尾・婦中・山田・細入地域は農林事務所の農地林務課、または警察へ連絡します。見つけたらそっとその場を離れ、屋内や車内へ移動してから通報します。
出没情報は、市のLINE通知と県のクマっぷで確認する
富山市LINE公式アカウントを友だち追加すると、登録した地区のクマ出没情報を受け取れます。メニューの「防災・クマ情報」から「クマ出没情報通知サービス(登録)」を選び、受信したい地区を選んで確定します。自宅や職場、子どもの学校区など複数の地区を登録でき、変更や解除も同じメニューから行います。
県のツキノワグマ出没情報地図「クマっぷ」は、令和8年4月6日に全面リニューアルされ、市町村職員が現場からスマートフォンで直接入力する方式になりました。目撃と痕跡が色分けされ、市町村・年・月で絞り込めます。2026年度の県の案内は、人の生活圏での出没が多く確認されているとして、十分な注意と警戒を呼びかけています。
熊対策活動支援事業補助金は自治振興会向けです
市は、クマの出没による人身被害のおそれがある地域で、防止に向けた活動を行う自治振興会に、経費の一部を補助しています。上限は1団体あたり年額40万円です。補助の対象は、警戒パトロール、クマが出没しにくい環境の整備(草刈りや放任果樹の伐採)、機械等の購入、安全対策にかかる経費です。
交付の手続きは、活動を実施した後に、交付申請書へ事業報告書、収支計算書、位置図、活動前後の写真、参加者名簿、領収書の写しなどを添えて、森林政策課へ提出する形です。活動の前に何を準備しておくかは、森林政策課に確認してください。個人宅の柿の木の伐採費を個人が申請できるとは、ページに書かれていません。庭の放任果樹が気になる場合は、地域の自治振興会が活動として取り組めるか、相談する方法があります。
| 活動 | 補助対象経費 | 補助の上限 |
|---|---|---|
| 警戒パトロール | 車両による警戒パトロールに要する経費 | 1日あたり1,000円 |
| 草刈り(クマの出没地域) | 草刈り作業に要する経費 | 1アールあたり2,000円 |
| 放任果樹の伐採 | 伐採に要する経費(業者に委託する場合は実費で、要相談) | 1本あたり7,500円 |
| 機械等の購入・安全対策 | チェンソー、草刈り機、クマ鈴、クマよけスプレー、保険料など | 補助金全体で年額40万円が上限 |
サルとイノシシは、追い払いや柵の支援も団体向けです
市の「鳥獣」のページは、サルやイノシシの被害対策を、地域団体や集落単位の支援として紹介しています。電気柵などの支援は、出荷する農作物を守るために集落単位で設置する場合とされており、個人が自宅の庭に設置する電気柵を補助するという案内はありません。
ニホンザルへの対応
市は、サルを刺激せず静かに見守り、不用意に近づかないよう案内しています。やむを得ず自宅敷地内などから追い払うときは、できるだけ複数で、ゆっくり追い払います。屋外に食料を置かないことも大切で、玄関や車庫、納屋に仮置きした食料、放置されたカキの実、畑に取り残された冬野菜、収穫後の二番穂や落穂が例に挙がっています。家庭ごみはゴミステーションにきちんと出し、集落周辺の里山の枝打ちや下刈りで見通しをよくするよう示されています。
集落や自治振興会などの地域団体が行うサルの追払い活動には、電動エアガン等の機材購入費の2分の1(上限10万円)を支援する事業があります。平成30年度から実施されており、詳細は森林政策課または農林事務所農地林務課に問い合わせます。
- 食料の仮置きをやめます
- 放置された柿の実を取ります
- 畑の取り残しを片付けます
- 家庭ごみはゴミステーションへ出します
イノシシへの対応
出荷する農作物をイノシシ等から守るために、集落単位で電気柵などの侵入防止柵を設置するときは、資材導入への支援があります。支援には条件があるため、事前に森林政策課か農林事務所農地林務課へ問い合わせるよう示されています。
住宅地で見かけたときの行動は、県の案内に沿って、近づかず、威嚇や追い払いをせず、餌を与えないことです。興奮している様子なら、建物や車内など安全な場所へ避難し、危害のおそれがあるときは市町村や警察署へ連絡します。庭に来るイノシシの考え方は、庭にイノシシが来たらにまとめています。
参考:富山市|鳥獣(各種事業)
市街地でクマやイノシシが出たとき、緊急銃猟による避難や通行制限があります
市のクマ対策のページは、環境省の資料「いま、なぜ緊急銃猟が必要なのか」を紹介しています。緊急銃猟は、人の日常生活圏にクマやイノシシが出没したとき、一定の条件を満たした場合に、市町村長の判断で銃器を使った捕獲等ができる制度です。資料では、生活圏に入っている(おそれが大きい場合を含む)、緊急の対応が必要、銃猟以外では的確かつ迅速な捕獲が難しい、住民や第三者に危害を及ぼすおそれがない、の4つの条件をすべて満たした場合に実施できるとしています。
実施地域では、通行禁止や制限、屋外避難または屋内避難をお願いされることがあります。屋内避難の場合は、窓から離れるか、窓のない廊下に避難します。その際は市町村職員の指示に従うよう求められ、通行禁止・制限に正当な理由なく従わないと、罰則の対象となる場合があるとされています。様子を見に行かず、指示と公式な情報を優先してください。
相談前に準備すること、賃貸・集合住宅の場合
連絡のときは、見た場所の住所や目印、時刻、頭数、動物の大きさ、進んでいった方向を伝えます。写真は、安全な距離から無理なく撮れる場合だけで十分です。夜間や休日でつながりにくいときは、市の案内にある代表電話や警察への連絡を使います。
アパートやマンションの敷地で見かけたときは、管理会社や貸主にも伝えて、ごみ置き場の管理や共用部の戸締まりを確認してもらいましょう。柿などの実を放置している敷地の管理者がいる場合も、まず管理者に知らせます。種類ごとの基本はクマの対策一覧、サルの対策一覧、イノシシの対策一覧にあります。地域でまとめて対応するときは、近所でも害獣被害があるときの共有方法が役立ちます。





