坂井市の窓口は、有害鳥獣は農業振興課、ハチと死体は環境推進課
坂井市の公式サイトでは、有害鳥獣のページが事業者向けの農林水産業の中にあり、農業振興課が担当しています。ハクビシンやアライグマなどの捕獲者募集、カラスの猟銃捕獲の日程、鳥獣被害防止計画、狩猟免許の取得助成が並びます。一方、スズメバチの注意や動物の死体のページは、くらしのペット・動物の中にあり、問い合わせ先は環境推進課です。
同じ動物の相談でも、被害の種類で入口が変わります。家の天井裏のハクビシンは農業振興課の有害鳥獣担当に相談先を確かめ、庭のスズメバチの巣は環境推進課のページを見て業者に、というように分けて探すと迷いにくくなります。電話番号は変更されることがあるため、市の公式ページの連絡先で確認してください。
| 困りごと | 公式ページが示す担当 | 確認できる内容 |
|---|---|---|
| ハクビシン・アライグマなどの有害鳥獣 | 農業振興課(有害鳥獣担当) | 捕獲者の募集、鳥獣被害防止計画、カラスの猟銃捕獲 |
| スズメバチの巣 | 環境推進課 | 業者の一覧を掲載。駆除費用は個人負担 |
| 道路上の動物の死体 | 環境推進課(時間外は宿日直) | 平日8時30分〜17時15分は環境推進課。LINEでも通報できる |
| 自分の敷地で死んでいたペットでない動物 | 自分で業者に回収を依頼 | 有料と案内されている |
| 駆除契約・料金のトラブル | 坂井市消費者センター | 本庁1階。専門相談員が2名(2023年4月の案内) |
坂井市はハクビシンやアライグマを捕獲してくれますか?
市の鳥獣被害防止計画では、中獣類は実施隊員が箱わなを設置し、集落が見回りと餌付けを行う体制です。個人宅の天井裏の依頼をどう受けるかは公式ページで確認できないため、農業振興課の有害鳥獣担当へ被害の場所を伝えて確認します。
市の中型獣対策は、実施隊員がわなを設置し、集落が見回る形です
市の鳥獣被害防止計画(2024〜2026年度)は、ハクビシン、アライグマ、アナグマ、タヌキを中獣類として扱っています。被害は坂井北部丘陵地や三国町の三里浜砂丘地の農作物に出ているほか、住居への侵入といった生活環境被害が市内全域に広がっていると書かれています。住宅の天井裏に入られる被害も、計画の課題に入っています。
捕獲の体制は、集落などから実施隊員が情報を集め、わなの設置場所を選びます。わなの仕掛けや、誤作動したときの再設置は実施隊員または捕獲隊員が行い、見回りと餌付けは集落が受け持ちます。中獣類は箱わなで、通年、市内全域が対象です。計画の捕獲数は年100頭とされています。
計画は課題として、捕獲隊の高齢化で隊員が減り、迅速な対応が難しくなっていることも挙げています。申し込めばすぐに設置される仕組みとは限らないため、被害が続くときは、侵入口の封鎖や業者への調査依頼も同時に考えます。
| 作業 | 担当(計画の記載) |
|---|---|
| 被害情報の収集・設置場所の選定 | 集落などから情報を集める実施隊員 |
| わなの設置・再設置・止め刺し | 実施隊員(市職員)または捕獲隊員 |
| 見回り・餌付け | 集落 |
| 捕獲後の安楽死処置 | 猟友会(捕獲隊は猟友会支部から編成) |
| 焼却 | 民間業者に委託 |
捕獲者の募集は、わな猟免許と捕獲許可のある人向けです
市は有害中型獣類による被害を防ぐため、箱わなで捕獲、殺処分、運搬に取り組む人を募集しています(2026年6月24日更新)。対象は、わな猟免許を持ち、捕獲を始める前に市長から有害鳥獣捕獲許可を受けていて、坂井市有害鳥獣捕獲隊として活動する意思があり、市内に住んで迅速に動ける人です。4つの要件をすべて満たす必要があります。
報奨金は、捕獲と運搬が1頭2,000円、捕獲・殺処分・運搬が1頭5,000円です。免許も許可もない一般の住民が応募する制度ではありません。野生鳥獣を許可なく捕獲することは鳥獣保護管理法で原則禁止されているため、自分の敷地の被害でも、許可などを得ずに自力で捕まえることはできません。坂井市でアライグマの捕獲従事者講習会が開かれているかは、確認したページには書かれていません。
新たに免許を取って捕獲隊に加わる人には、市が狩猟免許の取得費用を助成しています(2024年1月更新の案内)。対象は市内に住所があり市税の滞納がなく、福井県猟友会に所属して市の捕獲隊員として活動する意思のある人で、猟銃の初期経費の助成には65歳未満などの条件があります。個人宅の被害対策というより、担い手を確保するための制度です。
スズメバチの巣は市が駆除せず、業者に依頼して費用は個人負担です
市のスズメバチのページ(2021年4月更新の表示)は、スズメバチは攻撃的で毒性が強く、刺されると大変危険だと注意しています。働き蜂の羽化が6月から7月に本格化し、8月から11月に活動のピークを迎えます。巣を駆除するときは、ページに掲載された駆除業者に依頼し、費用は個人負担と案内されています。
掲載されているのは、市内外の複数の事業者や団体です。掲載があっても、市がその費用や作業内容を保証するとは書かれていません。ページの更新日が古いため、事業者の対応エリアや受付状況は変わっている可能性があります。電話で、訪問できる地区、現地調査の費用、巣の大きさによる料金の違い、再訪問の有無を聞いてから依頼しましょう。ハチの巣駆除の費用の見方も参考になります。
市は刺されないための注意として、巣に近づかないこと、白っぽい服装と帽子、香水やヘアスプレーなど強いにおいを避けること、ハチが近づいたら大声を出さず静かに離れることを挙げています。刺されたときは、すぐに病院で手当てを受けるよう案内されています。スズメバチらしいハチが出入りするときも確認してください。
カラスは秋の猟銃捕獲と、冬の餌付けストップで対策します
坂井市は2026年度の秋季に、春江町と坂井町で猟銃によるカラスの捕獲を行うと案内していました。春江町は9月10日と15日、坂井町は9月17日と24日で、時間は日の出から午前7時です。作業中の有害鳥獣捕獲隊員はオレンジ色の帽子とベストを着け、当日の朝は農作業や散歩を控えるよう呼びかけられていました。2026年10月3日時点では、この日程はすでに過ぎています。
市は別に、カラスへの無自覚な餌付けストップキャンペーンを呼びかけています。畑の農作物の残りをきちんと処分する、庭の果実を摘み取る、生ごみを徹底して管理するといった行動で、餌が乏しい冬に餌の量を減らす取り組みです。2025年2月3日から7日に、坂井市とあわら市を対象に実施する案内でした。次の実施時期は、市の有害鳥獣のページで確認します。カラスの被害を相談するときの分け方も参考になります。
家に入られたときは、侵入口の封鎖と捕獲を分けて考えます
県のアライグマ防除実施計画は、家屋への侵入による生活環境被害を防ぐため、住民が壁や床下、屋根付近のすき間をふさぐよう努めることを求めています。特に古い木造家屋は、冬や繁殖の時期にすき間から屋根裏へ入り、休息や繁殖の場所に使うことがあるため、注意が必要とされています。捕獲と封鎖は別の作業として、両方を計画しましょう。
市の捕獲を待つ間も、すき間の位置と被害の状況を記録しておくと、市への相談や業者の現地調査で説明しやすくなります。天井裏で音がするときと害獣の侵入口を塞ぐ時期を確認し、封鎖は動物がいないことを確かめてから行います。
相談の前に整理する情報と、契約トラブルの窓口
契約や料金で困ったときは、坂井市役所の本庁1階にある坂井市消費者センターが窓口で、専門相談員が2名いると案内されています(2023年4月更新のFAQ)。業者に依頼する前に、見積書の内訳と総額を確認し、契約を急がされたときは一度持ち帰ります。詳しくは駆除の請求トラブルを188へ相談する準備を参照してください。
市の窓口にも業者にも、同じ情報を伝えられるよう、被害の場所と記録を整理しておきます。賃貸住宅では、捕獲や工事を入居者だけで決められないため、貸主や管理会社に先に連絡します。
- 被害のある場所(住宅の屋根裏・床下、庭、農地、公共の場所)
- 見た日時、音がする時間帯、フンや足跡の写真
- 被害地の所有者と管理者(賃貸は貸主・管理会社)
- ハチの巣の場所・大きさ・高さ
- すでに使った対策と、その後の変化







