岡山市でイノシシを見たら、通報先は区役所の農林水産振興課
岡山市の「イノシシの出没にご注意ください」(2026年7月7日更新)は、イノシシやニホンザルを市街地で見かけたときは、各区役所の農林水産振興課か各支所の産業建設課へ通報するよう案内しています。身の危険を感じるなど緊急の場合は、警察署へ通報します。
区役所や支所の開庁時間は、市の別ページで月曜から金曜の8時30分から17時15分、祝日と年末年始は閉庁と示されています。夜間や休日にイノシシが人に向かってくるようなときは、開庁を待たず、警察署を優先してください。電話番号は変わることがあるため、市の公式ページで確認してください。
| お住まいの地域 | 通報先 |
|---|---|
| 北区 | 北区役所 農林水産振興課 |
| 中区 | 中区役所 農林水産振興課 |
| 東区 | 東区役所 農林水産振興課 |
| 南区 | 南区役所 農林水産振興課 |
| 御津地域 | 北区役所御津支所 産業建設課 |
| 建部地域 | 北区役所建部支所 産業建設課 |
| 瀬戸地域 | 東区役所瀬戸支所 産業建設課 |
| 灘崎地域 | 南区役所灘崎支所 産業建設課 |
岡山市でイノシシを見たら、どこに連絡しますか?
市は、各区役所の農林水産振興課か、各支所の産業建設課への通報を案内しています。身の危険を感じる緊急の場合は警察署へ連絡してください。
出会ったときは刺激せず離れる:2025年2月の人身被害を受けて
岡山県は、2025年2月8日に岡山市内で複数人がイノシシに襲われて怪我をした人身被害があったと案内しています。イノシシは何らかの刺激を受けると興奮して人を襲うことがあるため、刺激せずにゆっくりその場を離れ、建物や車の中に避難するか、高い場所に移動するよう呼びかけています。
岡山市のページも、大声を出す、スマートフォンで撮影する、石を投げるといった行為はイノシシを興奮させて大変危険だと示しています。イノシシは視力が弱いため、樹木や壁に寄り添って立つことでやり過ごせる場合がある、とも書かれています。県の別ページは、犬を連れているときは特に危険で、近づいてきたらリードを放して避難するよう案内しています。
- 近づかない。子どものイノシシでも、近くに母イノシシがいます
- 大声、投石、撮影は興奮させるため避ける
- 襲ってきても反撃せず、建物や車の中、高い場所へ避難する
- 負傷した個体や市街地に迷い込んだ個体は特に興奮しているため、見えない場所へ避難する
操山周辺の出没と、地域で進める6つの対策
岡山市は「操山周辺でイノシシが出没しています」のページ(2025年2月10日更新)で、操山にはイノシシが生息し、周辺の住民から多くの出没情報が寄せられていると説明しています。本来は臆病な動物で、人の話し声や物音を聞くと多くは逃げていくため、必要以上に心配せず、正しい対処法を学ぶよう呼びかけています。
市が示す地域での対応は次の6点です。個人の庭だけでなく、近所で情報を共有して進めることが前提になっています。
町内会の合意で大規模な防護柵や捕獲柵(檻)を考える場合は、柵が道路を分断することや、檻には寄せ餌の取り替えと見回りが必要なことを、設置前に話し合うよう市は求めています。操山周辺には、2023年1月現在で捕獲柵が19基設置されているとも記載されています。
- 出没した場所・時間・頭数・大きさを、地域で共有する
- イノシシの生態や出没の原因を、地域で学ぶ
- 野菜くず、取り残した野菜、収穫しない柿やみかん、墓のお供え物などを野外に放置しない
- やぶを刈り払い、侵入経路を塞いで、隠れ場所をなくす
- 強度のある防護柵(トタン、ネット、金網、電気柵など)を設置する
- 人の気配で追い払い、人慣れさせない(目の前にいるときは刺激しない)
町内会・猟友会向けの捕獲檻の補助と、農地の防護柵の補助
岡山市の「防護さくや捕獲さく(檻)の設置費用を助成します」(2026年9月2日更新)は、イノシシやシカなどによる農作物被害を防ぐための補助を案内しています。防護さくは、市内の農地(現に耕作されているものに限る)に、被害防止を目的として設置する資材費が対象です。捕獲さく(檻)は、町内会または猟友会などが対象です。
捕獲さく(檻)の補助を定める「岡山市鳥獣被害対策関係事業補助金等交付要綱」は、イノシシ、ニホンジカまたはカラスを確実に捕獲できる柵の購入費を対象とし、運搬費や人件費は含まないとしています。同じ要綱は、交付決定前の着手を、事業の内容と実施時期から適当と判断される場合に限って認めています。防護さくは別の要綱と実施要領で定められ、市のページに交付申請書や着手届などの様式が載っています。どちらも、購入や設置の前に各区役所の農林水産振興課(支所は産業建設課)で手順を確認しましょう。
| 区分 | 対象 | 補助率・上限 | 補足 |
|---|---|---|---|
| 防護さく(ワイヤーメッシュ、電気さく、トタンなど) | 原則2戸以上の農業者で組織する団体 | 資材購入費の3分の2以内(要領の但し書きに当たる場合は3分の1以内) | 地理的な事情で2戸以上の設置が難しい場合は相談 |
| 捕獲さく(檻) | 町内会又は猟友会など | 3分の2以内、1基あたり上限126,000円 | 設置後の管理は、設置前に町内会で話し合う(操山周辺のページ) |
| 捕獲奨励金 | 捕獲者(補助事業者) | 対象鳥獣・申請時期・条件ごとに上限を設定 | 申請窓口は各区役所の農林水産振興課(各支所の産業建設課でも受付) |
個人の庭や住宅の被害:補助の対象かを先に確認する
今回確認した市のページでは、補助の対象者は農業者の団体、町内会、猟友会、捕獲者などで、個人の住宅の庭を直接の対象とする記載は見つかりませんでした。庭の被害や、家の周りの掘り返しで困っている場合は、補助が使えると決めず、まず区役所の農林水産振興課に、状況に合う制度があるかを確認してください。
捕獲奨励金は、鳥獣による農林水産物の被害防止を目的に、捕獲者に交付されるものです。対象鳥獣はイノシシ、ニホンジカ、ヌートリア、ハクビシン、アライグマ、アナグマ、カワウ、カラス、カモ類などで、申請時期は有害鳥獣捕獲奨励金が2月28日まで、捕獲促進奨励金が3月21日までと書かれています。捕獲した人に交付される奨励金であり、被害を受けた住民への給付金ではない点に注意が必要です。
イノシシを含め、野生鳥獣の捕獲は原則として禁止です。県の案内では、被害を理由にした有害鳥獣の捕獲に許可が必要で、イノシシなど26種の許可権限は市町村長に移されています。無許可でわなを仕掛けたり、庭で捕まえたりせず、区役所に相談してください。庭に来たときの考え方は庭にイノシシが来たときにも整理しています。
参考:岡山市|捕獲奨励金
ごみ・果実・お供え物:餌付けにならない家の周りの管理
県の案内は、イノシシやサルに餌を与えないことに加え、間接的な餌付けも避けるよう求めています。例として、ごみ収集場所に夜のうちに生ごみを出すこと、不要な農作物を農地の周りに捨てること、収穫しなくなった柿や栗の木を放置することが挙げられています。
耕作放棄地や管理されていない竹林は格好の潜み場になるため、定期的な刈り払いが大切だとされています。市街地に近い農地がある場合は、農作物の防護が、イノシシを市街地に近づけない対策にもなると説明されています。近所で同じ対策をそろえるときは、近所で被害情報を共有する方法も参考になります。




