鳥取市のクマ・イノシシの通報先は、本庁と8つの総合支所で分かれています
鳥取市の公式ページ(2025年12月15日更新)は、イノシシやシカなど有害鳥獣についての相談は、最寄りの警察署か、市が示す連絡先へ知らせるよう案内しています。市の連絡先一覧には、市の代表番号、県の鳥獣対策課、国府・福部・河原・用瀬・佐治・気高・鹿野・青谷の8つの総合支所の産業建設課、鳥取・智頭・浜村の3警察署が並びます。クマの出没を知らせる先も、同じ一覧です。
市の担当部署は、本庁舎4階の農林水産部農政企画課の鳥獣対策係です。旧町域で見かけたときは、その地域の総合支所の産業建設課が近い窓口になります。電話番号は変更されることがあるため、市の公式ページで確認してから連絡してください。
| 見かけた・被害のあった場所 | 連絡先(市の案内) | 補足 |
|---|---|---|
| 市内全域(どこに連絡するか迷うとき) | 市の代表番号、または農政企画課 鳥獣対策係 | 本庁舎4階。県の鳥獣対策課も市の連絡先一覧に載っています。 |
| 国府・福部・河原・用瀬・佐治・気高・鹿野・青谷の各地域 | 各総合支所の産業建設課 | 福部と佐治は、梨の食害でクマの出没に特に注意が呼びかけられています。 |
| 警察署に直接知らせたいとき | 最寄りの警察署(鳥取・智頭・浜村) | 市は、警察署か市の連絡先のどちらかへ連絡するよう案内しています。 |
クマを見かけたら、警察と市のどちらに連絡しますか?
市は、最寄りの警察署か市の連絡先一覧のどちらへ連絡してもよいと案内しています。福部・佐治地域の梨の食害や出没は、それぞれの総合支所の産業建設課へ知らせます。
通報したあとの流れ:現地確認、町内会長への連絡、学校などへの注意喚起
市は、連絡を受けると担当職員が聞き取りと現場確認を行うと案内しています。通報した人に、現場への立ち会いをお願いすることがあります。現地調査で野生鳥獣の出没が確認されたときは、担当から通報者と該当エリアの町内会長に連絡します。
心身に危険が及ぶ可能性が高いと判断した場合は、近隣の小・中・義務教育学校や幼稚園、保育園、地区公民館、公共施設にも連絡し、注意を呼びかけるとされています。通報が地域の安全確保につながる一方、現場に立ち会う可能性があることを知っておくと、連絡するときに慌てずに済みます。
連絡するときは、次の情報があると話が進みます。写真は、動物に近づかず、安全な距離から撮れる範囲で十分です。
- 見た日時と場所(住所や目印、旧町名)
- 種類の見立てと、頭数・大きさ・動きの様子
- 足跡・フン・掘り返し・食べられた作物などの痕跡
- 動物がまだその場にいるか、立ち去ったか
- ごみ置き場や果樹など、引き寄せる物の有無
福部・佐治地域では、梨の食害でクマの出没注意が出ています
市の「クマの出没注意」ページ(2026年7月24日更新)は、鳥取市でも特産品の梨の食害が起こるなど、人里近くへの出没が確認されていると述べています。特に梨の食害があった福部地域と佐治地域では、食害や出没を見つけたらためらわず、福部町総合支所または佐治町総合支所の産業建設課へ連絡するよう求めています。ほかの地域の目撃は、前述の連絡先一覧から知らせます。
県は2026年10月2日時点の出没件数を、令和8年度141件(目撃・痕跡114件、捕獲22件、その他5件)と公表しています。令和7年度は95件、令和6年度は272件です。秋は12月中旬頃まで遭遇の危険が高いとされ、県の9月15日時点のドングリ類の調査は、ブナが大豊作、ミズナラとクリが凶作、コナラが並作下でした。件数は年ごとに大きく変わるため、最新の出没マップを県のページで確認してください。
出会ったときは、慌てずゆっくり後退してその場を離れるよう、市と県が案内しています。大声を出したり走ったりすると、かえって興奮させるおそれがあるとも県は注意しています。山林の近くでは、夕方から早朝の一人での外出を避け、クマ鈴やラジオで音を出す行動も勧められています。クマの対策一覧も参照してください。
| 引き寄せる物 | 市と県の案内にある対処 |
|---|---|
| 柿・栗などの果実 | 収穫は早めに行い、使わないものは取り除きます。 |
| 生ごみ・廃棄野菜・食料品・ペットフード | 屋外(田畑を含む)に放置しません。 |
| 梨や柿の果樹園 | 電気柵を適切に設置・運用します。摘果した梨は放置せず、深く埋めるなど適切に処理します。 |
| クマが潜みやすいやぶ | 刈り取って、見通しを良くします。 |
イノシシ・シカ・アライグマの被害は、農地と市街地で対応が分かれます
市の鳥獣被害防止計画(令和8年度から10年度)には、令和6年度の農林業の被害が載っています。イノシシは1,345アール・約1,540万円、ニホンジカは235アール・約304万円で、市は西部エリアでイノシシ被害が大きく、荒廃農地が増えていると記しています。山間部は柵の整備が進んでいる一方、耕作地の多い里部に出没する傾向があるとされています。庭にイノシシが来たときの行動は庭にイノシシが来たときの対応に整理しています。
同じ計画は、鳥取市鳥獣被害対策実施隊が、主に狩猟者のいない地域や市街地での捕獲活動と緊急事態への対応を担うと説明しています。個人の庭や住宅地の被害で、実施隊に捕獲を頼めるかどうかは、計画からは分かりません。市の農政企画課か総合支所に、被害の場所と状況を伝えて確認してください。野生鳥獣は、許可なく自分で捕獲できません。
アライグマについて計画は、家屋への侵入や被害の報告は依然として少ないとしながら、鳥取市特定外来生物防除実施計画に基づく対策を続けると述べています。捕獲従事者台帳に登録する人向けの講習会も挙げられています。個人が箱わなを使いたいときは、講習や届出が必要かどうかを市に確認し、自己判断で捕獲しないでください。見分け方はハクビシンとアライグマの見分け方が参考になります。
侵入防止柵の補助は団体向けで、購入前の要望取りまとめが必要です
市の案内(2026年7月1日更新)では、電気柵やワイヤーメッシュ柵などの補助は、集落やグループなどの団体が新規に設置する場合が対象です。補助は、設置要望を取りまとめた翌年度に申請・交付する流れで、購入した後の事後申請はできません。要望の取りまとめは毎年7月中旬から8月下旬ごろ、補助金申請は要望した翌年度の5月上旬から7月下旬で、申請者は補助事業決定通知書を受け取ってから機材を買います。
2026年10月3日時点では、今年の要望取りまとめの時期は過ぎています。次の時期や受付状況は、市の公式ページで確認してください。以前に補助を受けて設置した箇所は対象外で、柵の設置と管理は申請者が行います。個人が庭や畑に柵を買ってから申請する制度ではない点に注意してください。
| 区分 | 対象となる団体 | 補助率(市の案内) |
|---|---|---|
| 農地を守る電気柵・ワイヤーメッシュ柵・防鳥網(県・市補助) | 2戸以上の農業者による団体・グループ。まとまった複数の圃場を防護するもの | 資材購入費の3分の2 |
| 農地以外で生活環境を守る柵(市補助) | 非農家で組織する団体 | 資材購入費の2分の1 |
| 圃場を広域的に防護する柵(国補助) | 3戸以上の農業者。設置延長1,000m以上 | 資材購入費の6分の5 |
ハチの巣や天井裏の動物は、市の通報窓口ではなく別の相談先です
鳥取市の公式ページ(2025年10月20日更新)は、市ではハチの巣の駆除を行っておらず、巣のある土地の所有者か管理者が専門業者へ直接依頼するよう案内しています。スズメバチの巣の駆除は特に危険で、費用は依頼者が負担し、料金は種類や巣の大きさ、高さ、場所で幅があるため、依頼前によく確認するよう求めています。業者探しが難しいときは生活環境課に問い合わせられます。公園や街路樹などの公共の場の巣は、市の担当課が対応することがあります。
ネズミや屋根裏を歩く動物の駆除も県は行っておらず、民間業者(有料)への相談を県の「よくある質問」が案内しています。コウモリも行政は捕獲していません。県全体の窓口の使い分けは鳥取県の害獣・害虫の相談先に、音の記録の取り方は天井裏の音への最初の対処にまとめています。





