境港市での確認経緯:2025年11月11日の発見と県との合同調査

境港市の公式ページによると、特定外来生物に指定されている毒グモのセアカゴケグモが、2025年11月11日に市内で確認されました。翌12日に鳥取県と合同で発見地点の周辺を調べましたが、ほかの個体は見つかりませんでした。市は、市民に十分な注意を呼びかけ、見つけたときは市役所か県西部総合事務所の環境・循環推進課へ連絡するよう求めています。

市は、セアカゴケグモが現在、日本全国で広く確認されており、自動車や自転車などに付着して長距離を移動することで広まったと考えられると説明しています。市内に定着しているかどうか、ほかに生息地があるかは、市のページからは分かりません。見かけたら、見た場所と日時を連絡しましょう。

県のページは、セアカゴケグモが県内各地で確認されているとして、発見事例を載せています。ただし、掲載されている事例は平成25年から28年のもので、境港市の2025年の確認は含まれていません。最新の確認状況は、市と県に確認してください。

境港市での確認経緯:2025年11月11日の発見と県との合同調査:確認項目
発見日場所(県のページの発見事例)
平成25年9月6日西伯郡大山町所子
平成26年9月16日西伯郡伯耆町(米子自動車道・大山PA)
平成26年11月22日東伯郡三朝町山田
平成28年7月2日鳥取市雲山
平成28年9月23日鳥取市気高町新町
平成28年9月25日東伯郡三朝町本泉
平成28年9月27日西伯郡伯耆町(米子自動車道・大山PA)

参考:境港市|市内で特定外来生物「セアカゴケグモ」が確認されました

読者の疑問

セアカゴケグモは境港市の全域にいるのですか?

比較ガイド

市は、2025年11月11日に市内で確認し、翌日に県と合同で周辺を調べたところ、ほかの個体は見つからなかったと公表しています。市内全域にいるとは書かれていませんが、見かけたら連絡するよう求めています。

セアカゴケグモの特徴と、見つかりやすい場所(市・県の案内)

市の案内では、体長はオスが3〜5ミリ前後、メスが8〜10ミリ前後で、体色は黒くつやがあり、背面や腹部に赤い線があります。牙に毒があるのはメスだけで、攻撃性はないものの、刺激するとかまれることがあります。活発になる繁殖期は6月から9月、卵のうは5〜8ミリ程度の白いコンペイトウのような形です。県のページも、メスは体長1センチ前後で黒くつやがあり、オスは5ミリ程度で褐色、足に濃淡の縞模様があると説明しています。

すみかは、日当たりのよい暖かい場所の地面近くの隙間やくぼみ、人工物の物陰です。市は、道路の側溝、自動車、プランターの底、室外機の裏、庭に置いた靴の中などを例に挙げ、屋外に置いた傘や衣服、おもちゃに付いて屋内に持ち込まれる可能性があるとも注意しています。屋外で作業するときは、軍手など手袋を着けてください。

セアカゴケグモの特徴と、見つかりやすい場所(市・県の案内):確認項目
場所の例市・県の案内にある内容気をつけること
地面近くの隙間・くぼみ道路の側溝、駐車場周辺素手で触らず、作業するときは軍手などの手袋を着ける
人工物の裏や底室外機の裏、プランターの底、自動車動かす前に目で見える範囲を確認し、手袋を着ける
屋外に置いた持ち物庭に置いた靴の中、傘、衣服、おもちゃ屋内へ持ち込む前に確認し、素手で触らない

参考:鳥取県|特定外来生物セアカゴケグモ

見つけたときの連絡先と、触らない・運ばないという注意

市は、見つけたら絶対に素手で触らず、市役所か鳥取県西部総合事務所の環境・循環推進課へ連絡するよう案内しています。駆除の方法として、市販の殺虫剤(ピレスロイド系)の噴霧、熱湯、靴で踏みつぶすなどを挙げ、直接皮膚に触れないよう注意を促しています。殺虫剤を使うときは、製品の表示に従ってください。

特定外来生物に指定されているため、生きた状態のクモを持って移動することは法令で禁止されており、卵のうも持ち出し先で孵化するおそれがあるため、移動や持ち帰りをしないよう市は求めています。環境省も、外来生物法で特定外来生物の飼養等(飼育・保管・運搬)が原則禁止されると説明しています。捕まえて別の場所へ運ぶのではなく、その場で連絡するのが基本です。

県のページは、発見したクモは直ちに捕獲駆除して周辺を点検していると述べています。一般の人が自分で駆除するか、まず連絡するかで迷うときは、クモに近づかず安全な距離から見つけた場所と状況を写真で記録し、市の環境・ごみ対策課に連絡して案内を受けると、慌てずに済みます。

見つけたときの連絡先と、触らない・運ばないという注意:確認項目
連絡先公式ページの記載
境港市 市民生活部 環境・ごみ対策課市内で見つけたときの連絡先として、市のページに載っています。
鳥取県西部総合事務所 環境建築局 環境・循環推進課市のページと、県のページの西部の連絡先に載っています。
県庁 自然共生課、中部総合事務所、最寄りの市町村役場県のページが、見つけたときの連絡先として挙げています。

参考:境港市|市内で特定外来生物「セアカゴケグモ」が確認されました

かまれたとき、かまれたかもしれないときの受診の目安

市は、かまれると激しい痛みや発熱、発疹などを引き起こすことがあり、重症化の危険もあるとしています。かまれたときは、すぐに流水やせっけんなどで患部をよく洗い、速やかに最寄りの医療機関を受診するよう案内しています。できれば駆除したクモを持参すると、種類が分かって適切な治療や処置を受けやすいとも書かれています。県のページも、有毒で、咬まれたと思われる場合は医療機関へ速やかに相談・受診するよう求めています。

症状の見立てや治療は医師が判断します。受診するか迷うときや、夜間・休日は、地域の救急相談窓口や医療機関に電話で相談してください。小さな子どもが遊ぶ場所の隙間や、屋外に置いたおもちゃの確認は、事前の予防になります。

参考:鳥取県|特定外来生物セアカゴケグモ

境港市のハチの巣とヌカカの案内:市ではハチの巣を駆除しません

境港市の「害虫等に関すること」には、セアカゴケグモのほかに、蜂の巣の駆除とヌカカの案内があります。蜂の巣の駆除は大変危険で、専門的な知識を持つ業者への依頼を勧め、市では駆除を行っていません。駆除は有料で、規模によって料金が異なるため、有害生物防除業の協会のほか造園業者などに相談して見積を取るよう案内されています。このページは2014年6月の掲載で、現在の取り扱いは市に確認してください。

ヌカカ(干拓虫)は、市が令和6年度(2024年度)から生息調査を行っています。令和8年(2026年)は5月から7月に市内4地点で調べ、すべての地点で生息を確認しました。境港市の採集数は多い日で30匹と、米子市との差が大きいと市は報告しています。刺されて症状がひどいときは医療機関を受診するよう、市は案内しています。詳しい予防法と米子市の補助は米子市のヌカカ対策にまとめています。ハチの巣の費用の見方はハチの巣駆除の費用を比べる記事も参考になります。

参考:境港市|蜂の巣の駆除について

見つけたとき、相談の前にそろえる情報(賃貸・共用部の場合)

連絡するときは、見つけた場所(住所や目印)、日時、クモの大きさや模様、卵のうの有無、かまれた人がいるかどうかを伝えます。写真は、クモに近づかず、安全な距離から撮れる範囲にとどめてください。賃貸住宅や集合住宅の共用部で見つけたときは、入居者が自分で処置する前に、管理会社や貸主にも知らせ、市の窓口への連絡と合わせて動くと混乱を避けられます。賃貸で害獣被害が起きたときの連絡の順番も同じ考え方です。

  • 見つけた場所と日時
  • クモの大きさ・色・赤い線の有無
  • 卵のうらしい白い袋状の物の有無
  • かまれた人の有無と、受診の状況
  • 撮影した写真と、連絡した窓口の記録