大田区のネズミ相談は、まず自分でできる対策から

大田区は、ネズミ対策の要点を「ネズミの住みにくい環境をつくること」としています。合言葉は「ネ・ズ・ミ」で、寝床を作らせない、ずっとある通り道をふさぐ、身の回りのエサを片付ける、の3つです。新聞やティッシュ、スーパーの袋、衣服は巣の材料にされるため、床や収納に放置しないよう案内されています。

通り道や侵入口になりやすい場所として、区は、壊れた壁、ひさしの下のすき間、通風口、エアコンの導入部、換気扇、排水管まわり、建物基礎のすき間、床下の通風口、玄関などの扉のすき間、雨戸の戸袋を挙げています。ふさぐ材料は、金属たわし、丸めた金網、パテです。食べ物はふた付きの容器、生ごみはふた付きのごみ箱に入れ、生花やペットフードもエサになる点に注意します。

大田区のネズミ相談は、まず自分でできる対策から:確認項目
合言葉区の案内する内容確認する場所の例
ネ(寝床)新聞やティッシュ、スーパーの袋、衣服が巣の材料になる床に積んだ紙類、収納の布類
ズ(通り道)壊れた壁、ひさしの下、通風口、エアコン導入部、換気扇、排水管まわりなどをふさぐ外壁の配管まわり、床下通風口、戸袋
ミ(身の回りのエサ)食べ物はふた付き容器へ、生ごみはふた付きのごみ箱へ。生花やペットフードもエサになる台所の戸棚、ペットフード、屋外のごみ箱

参考:大田区|自身でできるネズミ防除のポイント

読者の疑問

大田区は、無料でネズミを駆除してくれますか。

比較ガイド

いいえ。区の専門業者派遣は無料ですが、助言だけで、ネズミの駆除は行いません。侵入口の封鎖作業も、自分で行うのが前提です。駆除や工事を頼む場合は、民間業者へ見積もりを依頼します。

区の専門業者派遣事業で、できること・できないこと

区の「ご自宅への専門業者派遣事業」は、自分で対応しても侵入箇所が見つからない、あるいは封鎖の方法が分からない場合に使えます。専門業者が自宅を訪ね、侵入口の探し方と塞ぎ方を助言します。駆除は行わず、封鎖の作業も自分で行うのが前提です。空き家、空き地、庭などは調査の対象になりません。

指摘された箇所を塞いでも被害が収まらない場合は、助言を参考に、自分で侵入口を探して対応するよう案内されています。塞ぐ作業が難しいときは、防鼠金網で寸法や固定を相談する前の確認や、害獣の侵入口を塞ぐ時期の記事も参考に、工務店や専門業者へ見積もりを頼むことになります。

区の専門業者派遣事業で、できること・できないこと:確認項目
項目区の案内
できること自宅へ専門業者を派遣し、侵入口の探し方・塞ぎ方を助言する
費用無料
ネズミの駆除行わない
侵入口の封鎖作業自分で行う
調査しない場所空き家、空き地、庭など
塞いでも収まらないとき助言を参考に、自分で侵入口を探して対応する

参考:大田区|自身でネズミ防除を行っても、被害が収まらない場合

派遣を頼める家と、頼めない家

派遣の対象は、大田区内にある一般家屋で、今年度初めての依頼の方です。飲食店や理美容所などの事業所、賃貸の用に供する住居等は対象から除かれています。申込は、生活衛生課への電話での事前予約です。受付時間は、休日を除く月曜から金曜の午前8時30分から午後5時とされています。

区の文面では「賃貸の用に供する住居等」が除かれており、賃貸住宅は対象外と読めます。賃貸住宅にお住まいの場合は、まず管理会社へ状況を伝え、住まいの扱いに迷うときは生活衛生課に確かめてください。連絡の考え方は、賃貸で害獣被害が起きたときの連絡先が参考になります。

派遣を頼める家と、頼めない家:確認項目
条件内容(区の案内)
対象の建物大田区内にある一般家屋
除かれる建物飲食店、理美容所などの事業所、賃貸の用に供する住居等
依頼の回数今年度初めての依頼
申込方法生活衛生課へ電話で事前予約(月曜から金曜、休日を除く午前8時30分から午後5時)

参考:大田区|自身でネズミ防除を行っても、被害が収まらない場合

令和8年度の派遣日と、1日の枠

区のページに載っている令和8年度の派遣日は、8月から10月までです。派遣は火曜日と木曜日で、1日につき4軒まで、1軒あたり1時間程度とされています。2026年10月3日の時点では、10月1日が過ぎているため、掲載された日程で残るのは、10月の火曜日の6日、20日、27日と、木曜日の22日です。

11月以降の日程は、確認したページには載っていませんでした。日程の追加や、予約の空き状況は、生活衛生課へ電話で確かめてください。希望の日が埋まっていることも考えられるため、被害が続くときは、民間業者の見積もりと並行して進める計画にしておくと安心です。

令和8年度の派遣日と、1日の枠:確認項目
派遣月火曜日木曜日
8月4日20日
9月1日、15日24日
10月6日、20日、27日1日、22日

参考:大田区|自身でネズミ防除を行っても、被害が収まらない場合

民間の専門業者に頼むときの見積もりの取り方

区は、自分での対策が難しいときや、対策をしても改善しないときは、専門業者への相談も一つの方法だとしています。見積もりは自分で取って対応し、複数の会社から取ることが勧められています。相談先として、公益社団法人の東京都ペストコントロール協会が案内されています。区の派遣は無料でも、民間業者の駆除や封鎖の工事は、見積もりにもとづく契約になります。

派遣で聞いた助言は、見積もりを比べるときの手がかりになります。侵入口と指摘された場所が、見積書のどこに入っているか、封鎖の方法、清掃の範囲、作業後に確認する方法は、見積書の内訳を頼むときの考え方で挙げた項目と照らして確かめます。対策のあとも痕跡が続く場合は、再発を疑う前の見直し手順も役立ちます。

参考:大田区|自身でできるネズミ防除のポイント

賃貸・集合住宅・店舗の場合の動き方

賃貸住宅では、入居者が侵入口の工事を決められないことがあります。管理会社へ、音や痕跡のある場所と日時を伝え、共用部の点検が必要かを相談するのが先です。区は、町会や集合住宅などが講習会を開く場合に、保健所の職員を講師として派遣しています(休日、夜間を除く)。管理組合や自治会で希望するときは、生活衛生課へ問い合わせます。

飲食店や理美容所などの事業所は、専門業者派遣の対象外です。区は、パンフレットとして「ネズミ駆除のポイント」「ネズミ駆除の侵入箇所点検実例写真集」「商店街のネズミ対策」を公開しています。集合住宅での連絡の整理は、集合住宅のネズミで管理会社へ伝える情報も参考にしてください。

参考:大田区|自身でできるネズミ防除のポイント

相談前に準備する情報

生活衛生課へ電話する前に、住まいの種類(持ち家、賃貸)、建物の所在地、音や痕跡が出る場所と時間帯を整理します。侵入口の見当がつく場所があれば、その位置を伝えます。台所の戸棚、ペットフード、ごみ箱など、エサになりうるものの置き場所も、あわせてメモしておきます。

すでに自分で塞いだ場所や、市販の薬剤、捕獲器を使った場合は、製品名と日付も控えます。派遣は1軒1時間程度の枠なので、当日に業者へ見てもらいたい場所(床下の通風口、天井の点検口など)を、事前に紙に書いておくと、時間を使いやすくなります。