丸亀市のイノシシ柵補助は、農業者等が田畑に設置する材料費が対象
丸亀市の公式ページは、イノシシなどの有害鳥獣による農作物被害を防ぐため、田畑に侵入防止柵を設置する農業者等に、購入費用の一部を予算の範囲内で補助していると説明しています。対象は丸亀市で農業を営む人が所有する田と畑で、イノシシ等から農産物の被害を防ぎ、人に安全と認められる方法で設置する防護施設の材料費です。電気柵、ワイヤーメッシュ柵、防獣ネットなどが例に挙がっています。
工賃や送料などは対象外で、補助額は対象経費の2分の1以内です。予算がなくなり次第、受付が終了します。このページの更新日は2022年12月22日のため、2026年度の予算や受付状況は、農林水産課の水産林務担当に確かめてください。
| 項目 | 公式案内の内容 |
|---|---|
| 対象者(地) | 丸亀市で農業を営む人が所有する田・畑 |
| 対象経費 | 防護施設の材料費(電気柵、ワイヤーメッシュ柵、防獣ネットなど) |
| 対象外 | 工賃、送料などの費用 |
| 補助額 | 対象経費の2分の1以内。予算がなくなり次第終了 |
| 注意 | 柵を設置した後から補助金申請はできない |
参考:丸亀市|イノシシなどによる農作物被害防止の補助制度について
家庭菜園でも柵の補助は受けられますか?
公式ページの対象者は、丸亀市で農業を営む人が所有する田・畑と書かれています。家庭菜園が対象に入るかは書かれていないため、購入の前に農林水産課の水産林務担当へ確かめてください。
申請の順番と、集落での条件を確かめる
ページの注意書きは、防護柵を設置した後から補助金の申請はできないと明記しています。交付決定後は速やかに設置し、設置が行われない場合は交付が取り消されることがあります。申請を考えたら、購入や着工の前に、まず農林水産課へ問い合わせます。
要綱等として並ぶ様式は、交付申請書、着手届、変更承認申請書、完了届、実績報告書、消費税相当額の報告書です。柵を買う、設置する、終わったという段階ごとに書類が分かれているため、領収書や設置後の写真は、設置の前から記録の用意をしておくと整理できます。
市の鳥獣被害防止対策マニュアル(作成時期の記載がない資料で、猟期の記載も県の現行案内と異なります)には、集落ぐるみの侵入防止柵の設置について、2戸以上で構成することを条件とした市の助成事業もあるという記述があります。補助制度のページにはこの条件が書かれていません。個人で申請するのか、集落で共同設置するのかによって扱いが変わる可能性があるため、事前の確認が欠かせません。
| 段階 | 市の様式一覧にある書類 | 準備のメモ |
|---|---|---|
| 相談 | なし(問い合わせ) | 購入や着工の前に、農林水産課へ連絡する |
| 申請 | 農業振興事業補助金交付申請書 | 必要な添付書類は窓口で確かめる |
| 着手 | 着手届 | 交付決定を受けてから設置する |
| 変更 | 変更承認申請書 | 計画を変える場合は、窓口へ相談する |
| 完了・報告 | 完了届、実績報告書、消費税相当額の報告書 | 設置後の写真と領収書を保管する |
市街地や住宅の近くでイノシシに出会ったときの行動
県の公式ページが示す、イノシシに襲われないための3原則は、何もせず放っておくこと、ゆっくり後退して静かに立ち去るか物陰に隠れること、決して威嚇したり追い払ったりしないことです。イノシシは臆病で、ほとんどの場合はそのまま逃げていくと説明されています。丸亀市のマニュアルも、必要以上に脅したり危害を加えたりしない限り、突然襲ってくることは通常ないとしています。
10月から11月は、イノシシが市街地に出没しやすい時期とされています。犬を連れているときは特に危険で、川やため池、海岸沿いの堤防の散歩道は草むらに隠れていることがあるため、リードをしっかり持つよう呼びかけられています。市街地でイノシシを見かけたら、地元の市役所・町役場か県みどり保全課に連絡し、緊急時は直ちに110番へ通報します。庭にイノシシが来たときの対応や、兵庫県の住宅地での事例も参考になります。
県の資料では、令和8年4月から8月までの市街地での出没は、丸亀市で6件でした(人身被害の記載はありません)。同じ期間に高松市は53件、県全体では87件で、人身被害が5件ありました。丸亀市の市街地の件数は多くありませんが、市の計画は、島嶼部や山間地域で多くの生息が確認されていると記しています。
餌と隠れ場所を減らす。マニュアルが挙げる原因と対策
丸亀市の鳥獣被害防止対策マニュアルは、イノシシやサルが近づく原因として、田畑や家庭菜園の収穫残りや野菜くずの放置、庭に植えた球根類、肥えた土や植木鉢の下にいるミミズや昆虫、家庭の生ごみの放置、猫やハトに与えたエサや屋外のペットのエサの放置、収穫されない栗や果樹の放置を挙げています。ごみ出しの日時や時間を守らないことも、餌付けと同じ結果になるとされています。
もう一つの柱が、隠れ場所をなくすことです。管理されていない放棄地やヤブはイノシシにとって絶好の隠れ場所なので、刈り払いで見通しをよくします。光や臭い、音による忌避は一時的で効果が限られ、長く使うと逆に誘引物質になる場合もあると書かれており、柵やネットによる侵入防止が勧められています。
| 対策 | マニュアルの要点 | 自分の敷地での確認例 |
|---|---|---|
| 餌付けをやめる | 収穫残りや野菜くず、生ごみ、屋外のペットの餌を放置しない | 畑の隅や庭に野菜くずが残っていないか見る |
| 隠れ場所をなくす | 放棄地やヤブを刈り払う | 敷地の境界や空き地の草丈を確かめる |
| 出会い頭を避ける | 音の鳴る物を身につけ、夜は光る物を持って存在を知らせる | 夜に庭や畑へ出るときの持ち物を決める |
| 柵で囲む | ワイヤーメッシュは網目が大きいと効果が薄れる。電気柵は草が覆うと漏電に注意 | 設置後の草刈りと点検の担当を決める |
捕獲は市が許可し、猟友会などが行う。住民が自分で罠を仕掛けない
丸亀市の鳥獣被害防止計画は、関係機関の役割を整理しています。農林水産課は情報の収集と提供を行い、必要に応じて有害鳥獣捕獲許可証を発行します。丸亀地区猟友会、綾歌地区と飯山地区の有害鳥獣対策協議会、市の鳥獣被害対策実施隊が、追い払いと有害鳥獣の捕獲を担います。マニュアルによると、わなの近くには看板が設置されるため、周辺では十分に注意が必要です。
県の案内では、許可なく野生鳥獣を捕まえると鳥獣保護管理法違反となる場合があり、違法な捕獲には1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金が定められています。畑の近くで見つけたわなを自分で外したり、イノシシを捕まえようとしたりしないでください。被害で捕獲を望むときは、市の農林水産課に相談します。
計画には、被害の現状も示されています。令和6年度のイノシシによる被害は、水稲129aで約211万円、果樹173aで約561万円などで、合計の被害面積は467a、被害金額は約799万円です。一方で、侵入防止柵の設置後の草刈りや点検が十分に行き届かず、柵の効果が低下していることが課題とされています。
| 年 | 丸亀市のイノシシ捕獲頭数 | 出典での位置づけ |
|---|---|---|
| 令和4年 | 467頭 | 被害の傾向(捕獲頭数は増加傾向) |
| 令和5年 | 764頭 | 被害の傾向(同上) |
| 令和6年 | 895頭 | 被害の傾向(同上) |
| 令和8〜10年度の各年度 | 650頭 | 捕獲計画数 |





