丸亀市の野良猫対策は、飼い主のいない猫の不妊去勢手術費を補助する

丸亀市の公式ページ(2026年4月1日更新)によると、補助事業の目的は、飼い主のいない猫の不必要な繁殖を抑え、糞尿被害などの生活環境の悪化を防ぐことです。対象は、飼い主のいない猫に不妊去勢手術と耳のV字カットを行う個人または団体で、手術にかかった費用の一部が補助されます。

要件は四つあります。手術の前に申請すること、市内に生息する飼い主のいない猫であること、申請者が市内に住所のある個人か、市内で活動し代表者が県の譲渡ボランティア制度に登録している団体であること、市税の滞納がないことです。

丸亀市の野良猫対策は、飼い主のいない猫の不妊去勢手術費を補助する:確認項目
項目2026年10月3日時点の公式案内
補助額1頭あたり上限1万円。手術費が1万円に満たない場合はその金額
補助頭数年度内に1世帯4頭まで、1団体10頭まで
申請のタイミング手術の前。手術を済ませた後の申請は、要件に合わない
予算予算に上限があり、達すると申請受付期間内でも募集が終わる場合がある
完了の期限年度内(3月31日まで)に、手術の完了と実績報告・請求が必要

参考:丸亀市|飼い主のいない猫の不妊去勢手術費補助事業のご案内

読者の疑問

手術を済ませてから補助を申請できますか?

比較ガイド

丸亀市の飼い主のいない猫の補助は、手術前に申請することが要件です。手術を先に済ませた後の申請は、この制度の流れに合いません。飼い猫への補助は別の制度で、手術後に年度内の申請をする流れです。

申請から入金までの流れと、手術の期限

手続きは、申請者が出す書類と、市の通知が交互に進みます。市の概要資料と案内ページから、順番を表にまとめました。書類の記号は、市の案内で使われている呼び方です。

手術は交付決定の後に行う流れです。病院の予約を入れる時期は、市の生活環境課に確かめてください。手術の予定が変わる場合や、決定から60日では間に合わない場合は、期限が過ぎる前に市へ相談し、変更申請書(D)の提出が必要かを確認します。年度末が近づくと、予算上限と3月31日の期限が重なります。

申請から入金までの流れと、手術の期限:確認項目
順番申請者がすること期限・必要な書類
1 交付申請手術を行う前に申請する(A)交付申請書、(B)猫が生息する地域の地図、(C)手術前の写真(耳カット前の顔と全身)
2 交付決定市が審査し、交付決定通知書が届くのを待つ通知が届いてから手術に進む
3 手術不妊去勢手術と耳V字カットを受けさせる交付決定の日から60日以内、または3月31日のいずれか早い日まで。できない場合は(D)変更申請書
4 実績報告手術が終わったら報告する手術終了の日から30日以内、または3月31日のいずれか早い日まで。(E)実績報告書、(F)領収書、(H)手術後の写真、(G)債権者登録申出書(未登録の人のみ)
5 額の確定市が審査し、補助金確定通知書が届くのを待つ通知を確認する
6 請求・交付請求書を提出する(J)補助金交付請求書。指定口座に振り込まれる

参考:丸亀市|飼い主のいない猫の不妊去勢手術補助金交付における概要(PDF)

手術の前に準備しておくこと

申請の段階で必要な写真は、耳カット前の猫の顔と全身が確認できるものです。手術後には、全身と耳カットが確認できる写真を出します。猫が生息する地域を示した地図も申請に添付します。捕獲の日になってから撮影し直すのは大変なので、観察の記録として、あらかじめ撮影しておくと整えやすくなります。

領収書は、手術にかかった費用が書かれ、宛名が申請者の名前になっている必要があります。動物病院で支払うときに、宛名を確かめてください。市のページには、保護のための捕獲器が必要な人には貸出ができるので、問い合わせるようにとの案内もあります。貸出の条件は載っていないため、生活環境課に確かめます。

  • 申請者が個人か団体かを決める(団体は代表者が県の譲渡ボランティア制度に登録していること)
  • 猫が生息する場所を地図にし、頭数が年度内の上限に収まるか数える
  • 手術前の写真(耳カット前の顔と全身)を撮る
  • 動物病院に、領収書の宛名を申請者の名前にしてもらうよう伝える
  • 振込口座が分かる通帳を用意し、債権者登録が未登録なら申出書を準備する

参考:丸亀市|飼い主のいない猫の不妊去勢手術費補助事業のご案内

飼い猫の手術補助との違いと、手術後の申請に注意

丸亀市には、飼い犬と飼い猫の不妊去勢手術費を補助する別の制度もあります。こちらは市内に住所があり、市内で犬か猫を飼っている個人が対象で、動物病院で手術を受けていること、犬は登録と狂犬病予防注射を受けていることなどが要件です。補助の限度額は1頭につき3,000円で、年度内に1世帯2頭までです。手術を実施した日の属する年度内に申請するとされ、手術後に申請する流れです。

どちらの制度に当たるか迷うときは、手術の予約を入れる前に、生活環境課の環境保全担当へ確かめてください。申請の順番を取り違えると、補助の対象にならない場合があります。

飼い猫の手術補助との違いと、手術後の申請に注意:確認項目
比較する点飼い主のいない猫飼い猫・飼い犬
補助額(1頭)上限1万円上限3,000円
年度内の頭数1世帯4頭、1団体10頭1世帯2頭(犬か猫かを問わない)
申請の時期手術の前に申請手術を実施した年度内に申請
申請者市内に住所のある個人、または市内で活動し代表者が県の譲渡ボランティア制度に登録している団体市内に住所があり、市内で犬か猫を飼っている個人

参考:丸亀市|犬及び猫の不妊・去勢手術費補助事業のご案内

餌やりで困ったとき、迷い猫を見つけたとき

丸亀市は、無責任なエサやりによって増えた野良犬や野良猫の糞尿被害、追いかけられて怖い思いをする人がいること、感染症が広がる危険もあることを挙げ、無責任なエサやりをやめるよう呼びかけています。エサを与えるなら、糞尿の始末や予防接種、しつけまで行い、最後まで責任を持って飼うよう求めています。ペットを捨てることは犯罪であるとも明記されています。

ペットが脱走した、あるいは迷子の動物を保護したときの連絡先として、丸亀市の生活環境課、丸亀警察署、県の中讃保健福祉事務所衛生課が案内されています。県の中讃保健所のページには、迷い犬・迷い猫の情報、動物の愛護と管理の案内、地域猫活動の資料へのリンクが載っています。丸亀市以外の市町は管轄の保健所が異なるため、香川県の窓口の使い分けで確かめてください。

参考:丸亀市|野良犬や野良猫への無責任なエサやりは絶対にやめましょう

屋外の餌が、ほかの動物を呼ぶこともある

丸亀市の鳥獣被害防止対策マニュアルは、イノシシやサルが近づく原因として、猫やハトにまいたエサや、屋外に置いたペットのエサの放置を挙げています。生ごみの放置や、ごみ出しの日時を守らないことも、餌付けと同じ結果になると説明されています。猫の餌場を管理する人も、食べ残しを放置せず、時間を決めて片付けるといった工夫が、別の動物を呼ばないために役立ちます。

屋外の餌がネズミやアライグマを呼ぶ場面は、外置きの餌とアライグマや、ごみ置き場のネズミ対策でも整理しています。近所で意見が分かれるときは、近所での被害情報の共有方法も参考にしてください。

参考:丸亀市|鳥獣被害防止対策マニュアル(PDF)