神河町のスズメバチの巣駆除は、業者への委託費用の2分の1を補助

神河町の「スズメバチの駆除対策」のページ(2023年4月14日更新)では、スズメバチの巣の駆除を業者に委託した費用の一部を、町が補助するとしています。補助額は駆除費用の2分の1で、上限は7,500円です。町が出す額は最大でも7,500円なので、残りは依頼者が負担する前提で考えます。

対象は2種類に分かれます。1つは、町内の住居などの建物(その土地と樹木を含む)に営巣して活動している巣です。もう1つは、通学路の周辺や自治会が管理する集会施設などに営巣している巣で、こちらは自治会長からの申請だけが認められ、営利を目的とした事業所などは除かれます。どちらも駆除業者への委託が条件です。

神河町のスズメバチの巣駆除は、業者への委託費用の2分の1を補助:確認項目
項目公式ページの案内
補助額駆除費用の2分の1。上限は7,500円
対象その1町内の住居等の建物(土地・樹木を含む)に営巣し、活動している巣
対象その2通学路周辺や自治会の集会施設等の巣。申請は自治会長のみ。営利目的の事業所等は除く
条件駆除業者に委託して駆除すること

参考:神河町|スズメバチの駆除対策

読者の疑問

神河町はハチの巣を駆除してくれますか?

比較ガイド

町の案内は、駆除そのものではなく、業者に委託した費用の一部の補助です。住居などの建物の巣は、駆除費用の2分の1(上限7,500円)が対象で、駆除の前に申請書、見積書、巣の写真を出します。

スズメバチ駆除の補助は、駆除の前に申請する順番を守る

手続きの順番は、事前の申請書提出、町の審査、駆除の実施、駆除後の報告と請求です。申請の時点で必要なのは、申請書、駆除業者が発行した見積書、スズメバチの巣の写真の3点です。来てもらった業者にその場で作業を頼んでしまうと、申請の前に駆除が終わってしまいます。補助を使いたい場合は、業者に見積書だけを先に出してもらえるか確認します。

駆除後は、報告書、請求書、業者が発行した領収書、駆除後の写真を提出し、補助金は報告のあとに支払われます。申請書や報告書、請求書の様式は町のページに掲載されています。ページの更新は2023年4月14日のため、今年度の受付期間や予算が残っているかは、農林政策課に先に確認してください。

スズメバチ駆除の補助は、駆除の前に申請する順番を守る:確認項目
段階出すもの・行うこと
駆除の前(申請)申請書、駆除業者の見積書、スズメバチの巣の写真
町の審査審査のあとに駆除を実施する
駆除のあと(報告・請求)報告書、請求書、業者の領収書、駆除後の写真

参考:神河町|スズメバチの駆除対策

個人で行う「ハチ捕り装置」は春先の初期対策

町のページは、個人で駆除する場合の方法として「ハチ捕り装置」による初期駆除を挙げ、作り方を示すPDFを載せています。PDFでは、スズメバチは4月下旬から6月ごろにかけて巣作りを始め、女王バチが単独で巣を作っている時期や、巣を作る場所を探している時期に対処するのが効果的だと説明されています。巣が育ってからの対策ではなく、その前の予防策という位置づけです。

材料や誘引液の配合は、町のPDFで確認してください。同じPDFには、巣から5メートル以内の場所では設置・使用しないこと、人が通る場所や作業する場所から5メートル以上離すこと、子どもがいたずらできない高さに設置することなどが注意事項として書かれています。すでに巣があって活動しているときは、装置で何とかしようとせず、補助の対象になる業者委託を先に考えましょう。

参考:神河町|ハチ捕り装置の作り方・スズメバチ初期駆除のお願い(PDF)

アライグマなど小型獣は、町の計画で捕獲檻の貸出が示されている

神河町鳥獣被害防止計画(令和7年度から令和9年度の3か年)によると、アライグマは平成22年頃から町内でも目撃されるようになり、増加傾向にあります。家屋への侵入被害も増えていると書かれています。ヌートリアは市川のほか、越知川、小田原川、犬見川にも生息し、水稲や野菜の被害、巣穴による畦畔の破壊が確認されているとされています。

捕獲の取組として、計画はアライグマ、ヌートリア、ハクビシン、アナグマ、タヌキ、キツネ、テン、イタチ、ノウサギについて、小動物用の捕獲檻を貸し出して捕獲するとしています。捕獲は、捕獲と安全に関する講習を受けた人が、わな猟免許を持つ人の指導・監督のもとで、地域住民が中心になって行う形です。借りる手続き、費用、期間は計画に書かれていないため、農林政策課に確認します。

環境省によると、野生の鳥獣の捕獲は原則として禁止されており、被害がある場合などに許可を受けて行います。環境省の外来生物法の案内では、特定外来生物を野外で捕まえて持ち帰る行為は運搬に当たり、原則禁止とされています。アライグマの扱いは町に確認してください。檻に動物が入っていても、自分で車に積んで別の場所へ放すことは避け、町から示される連絡の手順に従ってください。

参考:神河町|神河町鳥獣被害防止計画(令和7年度から令和9年度、PDF)

シカ・イノシシの駆除活動の期間と、クマに出会わないための基本

町は、農作物の被害を減らすため、シカ、イノシシ、カワウの銃による駆除活動を、4月1日から11月14日までの期間に実施するとしています(2026年5月1日更新)。土曜日、日曜日、祝日を中心に、町内全域の山や川で行われ、猟友会員を見かけたり発砲音が聞こえたりすることがあります。山や川に入るときは、目立つ色の服を着るなど、事故防止への協力が求められています。

ツキノワグマについて、町は2025年10月17日更新の案内で、夜間や早朝は一人での外出を控え、山や付近の農地では鈴やラジオなど音の出るものを身に付けるよう呼びかけています。エサになる生ごみは屋外に置かず、適切に処理します。被害防止のパンフレットが町のページに掲載されていて、問い合わせ先は農林政策課です。家の周りの点検は、クマ出没への対策も参考にしてください。

参考:神河町|有害鳥獣駆除活動の実施

山や草むらでスズメバチに遭遇したときの動きと、大きな巣は無理をしない

町は、山林での現地立会に向けた案内ページ(2026年5月7日更新)で、町内の山林部や平地部で、スズメバチ、ヤマビル、マダニ、チャドクガ、マムシ、ツキノワグマ、イノシシ、ウルシなどに遭遇する可能性があると紹介しています。スズメバチは攻撃性が高く、毒で刺されるとアナフィラキシーショックが起こることがあるため、夏から秋は特に注意が必要とされています。

町が挙げる対策は、香水や整髪料、柔軟剤など匂いのするものを控えることと、遭遇したら低い姿勢で静かにその場から離れることです。神戸市の案内では、自分で駆除するのは女王バチが単独で巣を作る6月ごろまでの小さな巣に限り、ボール型に大きくなった巣は大変危険なので専門業者に頼むとされています。刺されたあとに息苦しさなどの異変があれば、様子を見ずに医療機関や救急へ連絡してください。

参考:神河町|山林部現地立会では危険動植物にご注意ください

駆除業者の見積もりと料金トラブルは、消費者問題の窓口へ

神河町の「消費者問題相談」のページ(2025年11月18日更新)は、身に覚えのない請求、悪質な訪問販売でのクーリング・オフ、リフォームの相談などを、一人で悩まず相談するよう案内しています。窓口として、町の住民生活課や神崎郡消費生活中核センターなどが挙げられています。補助を使う場合も使わない場合も、業者の見積書の内容を確認してから契約します。

国民生活センターは、害虫・害獣駆除でインターネットの料金と大きく違う高額な請求をされたり、不安をあおられて契約を急がされたりする相談が増えていると注意しています。複数の見積もりを取る時間を与えない事業者とは契約しない、おかしいと思ったら消費者ホットライン188へ相談する、という助言も示されています。ハチの巣駆除の費用の比べ方も確認しておくと、見積書の項目を読みやすくなります。

駆除業者の見積もりと料金トラブルは、消費者問題の窓口へ:確認項目
困りごと最初に確認する窓口(町の公式案内)
スズメバチ駆除の補助、ハチ捕り装置農林政策課
アライグマなど小型獣の捕獲檻の貸出農林政策課(鳥獣被害防止計画の問い合わせ先)
クマへの注意、シカ・イノシシの駆除活動農林政策課
業者の高額請求、契約の不安住民生活課、神崎郡消費生活中核センター、消費者ホットライン188

参考:神河町|消費者問題相談