佐用町のハチの巣対策は、防護服の貸出と専門家による駆除の助成

佐用町は「蜂の巣駆除に関する助成制度」のページ(最終更新2025年6月20日)で、スズメバチ等の危険防止対策として2つの事業を案内しています。1つは、自分で駆除する人への駆除用防護服の貸出で、貸出費用は無料です。もう1つは、養蜂業者など専門家による巣の駆除で、処理費用は1件あたり20,000円、そのうち半額の10,000円を町が助成します。

どちらの窓口も、農林振興課 農林水産振興室(第二庁舎1階)です。町の組織紹介でも、農振係が病害虫駆除の一つとして、蜂駆除に関する相談を受け付けるとされています。最初の電話では、巣のある場所や状況、連絡先を聞かれるため、巣に近づかずに見える範囲で場所と大きさを整理しておくと伝えやすくなります。

佐用町のハチの巣対策は、防護服の貸出と専門家による駆除の助成:確認項目
制度内容費用手続き
駆除用防護服の貸出自分で駆除する場合に借りる貸出費用は無料事前の電話予約が必要。農林振興課で借受の手続き
専門家による巣の駆除養蜂業者等の専門家が巣を駆除する1件20,000円のうち10,000円を町が助成。10,000円は終了後に現金で処理者へ農林振興課へ連絡すると、町から処理者へ連絡が入る
町の委託先以外の民間業者自分で探した業者に頼む助成なし町の案内では補助の対象外

参考:佐用町|蜂の巣駆除に関する助成制度

読者の疑問

佐用町は無料でハチの巣を駆除してくれますか?

比較ガイド

無料ではありません。専門家による駆除は1件20,000円のうち10,000円を町が助成し、残りの10,000円は終了後に現金で処理者へ直接支払う案内です。防護服の貸出だけが無料です。

助成を使う駆除の流れは、先に町へ連絡してから日程を決める

町が示す手続きは3段階です。まず農林振興課へ連絡し、巣のある場所や状況、連絡先を伝えます。農林振興課から処理者へ連絡が行き、処理者から連絡が来たら駆除の日程を調整します。当日は駆除に立ち会い、終了後に10,000円を現金で処理者へ直接支払います。

順番で大切なのは、先に町へ連絡することです。町の案内では、町の委託先以外の民間の業者で駆除した場合の補助はありません。インターネットで見つけた業者に先に来てもらうと、助成を使えなくなるおそれがあります。助成を使いたいかどうかを先に決め、使うなら町への連絡から始めましょう。

  • 農林振興課へ連絡する(巣の場所、状況、連絡先を伝える)
  • 処理者から連絡が来るので、駆除の日程を調整する
  • 駆除に立ち会い、終了後に10,000円を現金で処理者へ直接支払う

参考:佐用町|蜂の巣駆除に関する助成制度

屋根裏などの作業で天井が傷んでも、町の補償はない

町の注意事項には、屋根裏の作業などでは作業中に天井が破損したり、穴があいたりする場合があるが、補償などは一切できない、と書かれています。巣が天井裏や壁の中にある場合は、作業の前に、どこまで開口が必要か、復旧を誰がどう行うかを処理者に確認しておきます。

賃貸住宅では、天井や壁を傷める可能性のある作業を入居者だけで決めず、貸主や管理会社に先に知らせます。賃貸の害獣駆除は管理会社へ連絡する流れと同じで、立ち会いの日程や原状回復の費用負担を、駆除の前に取り決めておくと後の行き違いを減らせます。

参考:佐用町|蜂の巣駆除に関する助成制度

防護服を借りて自分で駆除するか、専門家に頼むかの考え方

佐用町の防護服の貸出は自分で駆除する人のための制度で、借りれば安全が保証されるわけではありません。神戸市の案内は、自分で駆除する場合でも、女王バチだけで巣を作っている6月ごろまでの小さな巣に限り、ボール型に大きくなった巣は大変危険なので専門業者に依頼するとしています。小さな巣でも処置を誤ると危険で、危険を感じたら無理をしないとも書かれています。

佐用町は助成のある専門家への依頼を用意しているため、巣の大きさ、高さ、屋根裏や壁の中のような場所、家族に刺されて体調が悪くなった人がいるかを基準に、まず専門家への依頼を考えるのが無理のない順序です。下の表は当サイトの整理した目安で、町の基準ではありません。

防護服を借りて自分で駆除するか、専門家に頼むかの考え方:確認項目
状況まず考える方法
巣が小さく、時期が早い(6月ごろまで)防護服の貸出も選択肢。危険を感じたらすぐ中止して専門家へ
巣がボール状に大きい専門家に依頼する。町の助成が使えるか農林振興課に確認
屋根裏、壁の中、高い場所にある専門家に依頼する。天井の破損は補償されない点も確認
家族に、ハチに刺されて体調が悪くなった人がいる巣に近づかず、専門家と町の窓口に相談

参考:神戸市|スズメバチと上手につき合おう

クマの目撃や被害防止は農林振興課へ連絡する

佐用町は2026年9月15日更新の案内で、町内でもクマの目撃が報告されているとして、クマを見かけたときは農林振興課へ連絡するよう求めています。クマは普段は人を避けますが、不意に遭遇すると防衛本能で人を襲うおそれがあるためです。夕方から早朝にかけて人里に出る可能性が高くなるとも説明されています。

予防として町が挙げているのは、山や山付近の農地へ出かけるときや夜間の外出で鈴やラジオなど音の出るものを持つこと、柿や栗の木に夕方から早朝は近づかないこと、柿の実を早めに収穫し不要な果樹は伐採すること、生ごみや食料を屋外に置かないこと、ヤブや草むらを刈って見通しをよくすることです。クマ出没への対策も参考にしてください。

参考:佐用町|ツキノワグマによる人身被害の防止について

アライグマなど他の害獣は、林業係に状況を伝えて確認する

佐用町の組織紹介では、有害鳥獣の駆除・対策は、農林振興課 農林土木整備室の林業係の業務に入っています。一方、蜂駆除の相談は農林水産振興室の農振係です。同じ農林振興課でも係が分かれるため、電話の最初に「ハチの巣」と「獣の被害」のどちらの相談かを伝えると、話が早く進みます。

今回確認できた佐用町の公式ページの範囲では、ネズミやアライグマ、ハクビシンなどの家屋への侵入について、町が捕獲檻を貸し出したり駆除費を助成したりする案内は見つかりませんでした(2026年10月12日時点)。制度がないと言い切れるわけではないので、被害の場所と動物の様子を整理して農林振興課に確認してください。環境省によると、野生の鳥獣の捕獲は原則として許可が必要で、外来生物法の特定外来生物は運搬も原則禁止とされています。アライグマの扱いは町に確認し、自己判断で捕獲や移動をしないでください。

参考:佐用町|農林振興課 農林土木整備室

業者との契約や料金に不安があるときは、消費生活センターへ

佐用町の消費生活センターは本庁舎2階にあり、業務時間は8時30分から17時15分、土曜・日曜・祝日は休みです。商品やサービスなど消費生活全般の苦情や問い合わせを、専門の相談員が公正な立場で受け付けると案内されています(ページの最終更新は2020年9月1日のため、受付の最新情報は町で確認してください)。

国民生活センターは、害虫・害獣駆除で、ネットの料金と実際の請求がかけ離れる相談が増えていると注意しています。助成を使わず民間業者に頼む場合は、複数の見積もりを取り、作業内容と総額を書面で確認します。契約を急かされたら、その場で署名せず、消費者ホットライン188へ相談してください。兵庫県で見積もりを比べるときの揃え方も役立ちます。

参考:佐用町|消費生活センター