香美市の補助金は、業者への依頼費用の2分の1、上限1万円
香美市は、市民の安全の確保と生活環境の保全、公衆衛生の向上を目的に、蜂の巣駆除補助金を設けています。補助の対象は、駆除業者に依頼して行ったハチの巣の駆除に支払った額で、その2分の1が補助されます。100円未満の端数は切り捨てです。補助の上限額は10,000円で、申請者1人につき同一年度に1回限りです。
対象になる建物は、市内にあり、現にハチが活動している巣がある一般住宅、集合住宅、集会所などです。申請できるのは、その建物の所有者等で、法人は除かれます。市税を滞納していないことも要件で、駆除を行う業者は、香美市の入札参加資格審査を受けている業者でなければなりません。
| 項目 | 公式ページの内容 |
|---|---|
| 補助率・上限 | 駆除費用の2分の1、上限10,000円(100円未満は切り捨て) |
| 対象の建物 | 市内にある、現にハチが活動している巣がある一般住宅、集合住宅、集会所等 |
| 申請できる人 | 建物の所有者等(法人を除く)。市税の滞納がないこと |
| 駆除する人 | 香美市の入札参加資格審査を受けている駆除業者 |
| 回数・期限 | 申請者1人につき同一年度に1回。駆除日から90日以内に申請 |
| 必要なもの | 交付申請書、領収書の写し(申請者名入り)、駆除前と駆除後の状況写真など |
香美市のハチの巣駆除補助金は、今から申請できますか?
2026年9月24日更新の公式ページでは、令和8年度の受付は終了しています。令和9年度以降の受付は今回確認した範囲では書かれていないため、年度が替わったら環境課か公式ページで確認してください。
令和8年度は受付終了。来年度に備えて確認すること
2026年9月24日更新のページには、令和8年度の受付は終了したと表示されています。補助金は、駆除費用に対して予算の範囲内で交付され、限度額に達した時点で受付が終わります。令和9年度以降に同じ制度が続くかどうかは、今回確認した公式ページには書かれていないため、年度が替わったら環境課か公式ページで確認してください。
補助を使うつもりなら、依頼前にいくつか確認します。まず、依頼する業者が市の入札参加資格審査を受けているかどうかです。ここが条件に入っているため、見積もりの段階で業者か市に確かめましょう。領収書は申請者の名前で出してもらい、駆除の前と後の状況写真を残します。見積もりの比べ方は相見積もりの比較手順、費用の見方はハチの巣駆除の費用を比べる記事も参考になります。
- 業者が香美市の入札参加資格審査を受けているか、依頼前に確認する
- 領収書の宛名を申請者にしてもらい、写しを残す
- 駆除前と駆除後の状況写真を残す(巣に近づかず、安全に撮れる範囲で。撮影の方法は業者に相談する)
- 駆除日から90日以内に申請する
防護服の無償貸出:自分で作業する個人向けの制度
香美市は、自宅の敷地内や管理地などでハチの巣の駆除を行う個人に、防護服を無償で貸し出しています。対象者は、市内に住所がある人と、市内の土地や建物の管理者で、営利目的で使う場合は対象外です。貸出期間は、特別な場合を除いて3日以内です。申請書を環境課、香北支所、物部支所のいずれかに出します。
このページの更新日は2017年2月20日と表示されています。貸出の受付状況や在庫、サイズの扱いは書かれていないため、利用前に環境課へ問い合わせましょう。また、防護服があっても、スズメバチの巣や大きな巣、高い場所の巣を自分で落とすのは危険を伴います。高知市の案内は、そうした場合は専門業者に依頼するよう求めており、日本ペストコントロール協会も、殺虫剤で対処できるのは初期の小さな巣に限られ、それ以外は防護服を持つ専門業者の処理が必要としています。
補助金を使う場合と、防護服を借りる場合の違い
二つの制度は、作業をする人と費用の考え方が違います。補助金は、市の入札参加資格審査を受けた駆除業者に依頼した費用を補助するもので、要件の文面からは、自分で駆除した場合は対象に含まれません。防護服の貸出は、個人が自分で作業する場合の制度で、費用の補助はありません。どちらを使うかは、巣の種類、大きさ、高さ、自分で作業できる状況かどうかで決まります。
| 比べる点 | 業者に依頼して補助を申請 | 防護服を借りて自分で作業 |
|---|---|---|
| 作業する人 | 市の入札参加資格審査を受けた駆除業者 | 貸出を受けた個人(自宅の敷地内や管理地) |
| 費用 | 業者への支払額の2分の1を補助(上限10,000円) | 防護服は無償。殺虫剤などは自分で用意 |
| 手続き | 駆除後90日以内に交付申請。領収書と写真が必要 | 申請書を環境課または支所へ提出。期間は原則3日以内 |
| 2026年10月時点 | 令和8年度は受付終了 | 貸出のページは公開中。受付状況は環境課に確認 |
| 対象外になる場合 | 法人、市税の滞納、業者が資格審査を受けていない場合など | 営利目的で使う場合 |
ハチの種類は、近づかずに確認する
日本ペストコントロール協会は、代表的なハチとして、スズメバチ、アシナガバチ、ミツバチの3種類を紹介しています。巣の場所や形、危険度が違うため、巣を見つけたら近づかず、遠くから様子を確認します。種類ごとの対応は、スズメバチの相談前の準備、アシナガバチの巣の見守り方、ミツバチの塊の見分け方で確認できます。
協会は、ミツバチ以外のハチは一つの巣を1年間しか使わないと説明しています。巣を見つけたら、晴天の日中に遠くからハチの出入りを見定め、全く飛来がなければ前年以前の巣と判断してよいとしています。ただし、補助の要件は「現に蜂が活動している巣」です。出入りが見えないのに駆除を依頼する場合は、補助の対象になるかを環境課に先に確認しましょう。
| 種類 | 協会が示す特徴 | 巣の場所・形 |
|---|---|---|
| スズメバチ | 体長約3センチ。攻撃的で、他の昆虫を捕食する | 樹の下や屋根裏などに球形の巣を作る |
| アシナガバチ | 体長約2.5センチ。住宅地で最もよく見られる | 草むらや軒下に円盤状の巣を作る |
| ミツバチ | 体長約1.5センチ。1匹あたりの攻撃力は弱いが、大量に飛来する | 樹洞や屋根裏、床下、排気ダクト内に巣を作る |
ハチ以外の相談先:クマ・野生鳥獣・小動物の死骸
香美市では、ハチの巣のほかの困りごとも窓口が分かれています。ツキノワグマの目撃や痕跡は、県の案内で香美市役所農林課が連絡先に挙げられており、2025年6月に香美市物部の国有林内で痕跡やセンサーカメラの撮影が確認されています。
香美市の野生鳥獣のページは、野生の鳥類や哺乳類を許可なく捕まえることや飼うことは法律で禁止と案内しています。同ページは除外に「ネズミ・モグラ類」を挙げていますが、現行の施行規則で法の適用外とされる陸の哺乳類は家ネズミ3種(ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミ)で、モグラ類などを許可なく捕獲できるのは農林業の事業活動に伴いやむを得ない場合に限られます。
犬や猫などの小動物が、公衆用道路など公共性の高い場所で死んでいる場合は環境課に連絡します。自宅や自分の土地で死んでいる場合は、可燃ごみとして近くのごみステーションに出すか、環境課へ持ち込みます。小動物の死骸のページの更新日は2016年6月22日、野生鳥獣のページは2018年4月1日と表示されているため、利用前に環境課に確認してください。
| 困りごと | 窓口・扱い | 公式案内の出どころ |
|---|---|---|
| ハチの巣の駆除費の補助、防護服の貸出 | 環境課(防護服は香北支所・物部支所でも申請) | 香美市のハチ関連ページ |
| 公共性の高い場所の犬・猫等の小動物の死骸 | 環境課へ連絡 | 香美市の小動物の死骸のページ(2016年更新) |
| 自宅や自分の土地での小動物の死骸 | 可燃ごみとして出すか、環境課へ持ち込む | 同上 |
| ツキノワグマの目撃・痕跡 | 香美市役所農林課 | 高知県のクマの案内ページ |
| 野生の鳥獣を捕まえる・飼う | 許可なく捕まえる・飼うことは禁止(法の適用外は家ネズミ3種など)。有害鳥獣の捕獲は狩猟免許や市の許可が必要 | 香美市の野生鳥獣のページ(2018年更新)と鳥獣保護管理法施行規則 |
賃貸・集合住宅・集会所でハチの巣が出たとき
補助金の要件は、現に蜂が活動している巣がある一般住宅、集合住宅、集会所等の建物の「所有者等」です。賃貸の入居者が「所有者等」に含まれるかどうかは、公式ページに明記されていません。補助を使いたいときは、業者を決める前に、環境課へ入居者でも申請できるかを確認してください。
ベランダや共用部に巣があるときは、入居者が自分で業者を決めず、貸主や管理会社に先に状況を伝えましょう。誰が発注し、費用を誰が負担するかを決めてから動くと、あとで補助や費用の扱いで揉めにくくなります。連絡の流れは賃貸で害獣・害虫が出たときの連絡の流れにまとめています。






