日立市は野良猫を捕獲・引き取りしない。対応の範囲を確認

日立市のよくある質問では、自宅に野良猫がいて困っている場合について、健康な成猫には対応していないと回答しています。猫の忌避剤をまく、侵入できないようにする、柵を設置するなど、各自で対応するよう求めています。自活できないケガをした成猫や、生まれたばかりの子猫の場合は、茨城県動物指導センターへ相談するよう案内されています。

背景にあるのは法律です。市は、猫は動物の愛護及び管理に関する法律で愛護動物と定められているため、駆除を目的とした捕獲は行うことができないと説明しています。このため、対策は猫を傷つけずに敷地へ入りにくくする方法が中心になります。市の支援も、猫を遠ざける器具の貸出と、繁殖を抑える手術への補助が柱です。

日立市は野良猫を捕獲・引き取りしない。対応の範囲を確認:確認項目
状況日立市の案内連絡・相談先
健康な成猫が庭に来る引き取りは対象外。忌避剤・侵入防止・柵などで各自対応猫よけ器の貸出は環境推進課
ケガをして自活できない成猫、生まれたばかりの子猫県の施設へ相談茨城県動物指導センター
道路に犬や猫の死体がある国道6号を除く道路は清掃センターへ連絡清掃センター(国道6号は国の国道事務所)
野良猫をこれ以上増やしたくない不妊去勢手術の補助や県の事業を案内環境推進課

参考:日立市|よくあるご質問(自宅に野良猫がいて困っています)

読者の疑問

日立市は野良猫を捕まえて引き取ってくれますか?

比較ガイド

健康な成猫には対応していません。市は、猫が愛護動物であるため駆除を目的とした捕獲は行えないと説明しています。ケガをして自活できない成猫や生まれたばかりの子猫は、茨城県動物指導センターへ相談します。

猫よけ器の無料貸出の条件

猫よけ器は、超音波を出して猫を遠ざける器具です。日立市は、猫のふん尿などで困っている市民と、市内に事業所や管理物件を持つ人に、お試しとして貸し出しています。2026年度の申込期間は2026年4月20日から2027年3月12日までで、数に限りがあるため、事前に環境推進課へ連絡するよう案内されています。

申込みでは、市内に住んでいること、または市内に事業所や管理物件があることを確認できる書類を提示し、貸出申込書を提出します。貸出期間は、借りた日の翌日から14日以内です。1回につき1台で、同じ世帯または同じ事業者は年度に1回までとされています。貸出料は無料ですが、電池などの費用は借りた人が負担します。

猫よけ器の無料貸出の条件:確認項目
項目内容
対象猫のふん尿等で困っている市民、市内に事業所・管理物件を持つ人
申込期間2026年4月20日から2027年3月12日まで(数に限りあり)
貸出期間借りた日の翌日から14日以内
台数・回数1回1台。同一世帯・同一事業者は年度に1回まで
費用無料(電池などは借りた人の負担)

参考:日立市|猫よけ器の貸出について

猫よけ器の設置場所と、使うときの注意

使用できる場所は、借りた人が市内に持つ所有地、借地、管理地、事業用地です。共同住宅では、専有部分か専用使用権のある部分に限られます。通行人や近隣から苦情が寄せられることがあるため、道路などに向けて設置しないよう求められています。自宅や近所でペットを飼っている場合は、ストレスを与えるおそれがあるので、設置する向きに注意します。

借りた器具は猫よけ以外の目的に使わず、他人に貸したり譲ったりしないことが条件です。壊したり、汚したり、なくしたりした場合は、借りた人の負担で修理するか、現品で弁償します。使用後は清掃し、申込書に書いた貸出期間のうちに返却します。お試しの貸出なので、14日間で猫の動きがどう変わるかを記録し、同じ種類の器具を自分で用意するかどうかの判断材料にしましょう。

参考:日立市|猫よけ器の貸出について

野良猫への餌やりが原因のときは、市の呼びかけを共有する

市は、野良猫に餌を与えるだけでは、他人の敷地でのふん尿、残った餌による不衛生、子猫が生まれて数が増えるといった問題が起きると説明しています。餌を与える場合は、近所の理解を得ること、迷惑にならない場所で行うこと、置き餌をせず片付けること、餌場の近くにトイレを設けて周辺を清掃すること、不妊去勢手術を行うことを求めています。

近所に餌やりをしている人がいて被害が続く場合、当事者どうしで言い合いになる前に、市の呼びかけの内容を共有する方法があります。誰が餌を置いているか分からないときは決めつけず、被害の日時と場所の記録を持って環境推進課へ相談します。話し合いの進め方は近所でも被害があるときの情報共有も参考になります。

参考:日立市|野良猫に餌を与えていませんか

野良猫を増やさないための不妊去勢手術の補助

日立市には、飼い主のいない猫を適正に管理する個人と団体を支援する市独自の補助があります。個人の場合、2026年4月1日から2027年3月12日までに支出した不妊去勢手術と耳先のV字カットの費用が対象で、上限は雄1頭7,000円、雌1頭10,000円です。申請書類の受付は2026年4月20日から2027年3月12日までで、予算額に達した時点でその年度の受付は終了します。飼い猫の手術や、すでに手術を受けている猫は対象になりません。

2世帯以上の住民やボランティアで組織する団体には、捕獲から手術、元の場所へ戻すまでの活動経費を対象に、年度1回・15万円を上限とする補助があり、申請前に環境推進課へ相談するよう求められています。このほか市は、茨城県の地域猫活動推進事業と、公益財団法人どうぶつ基金の無料不妊手術チケットの窓口も務めています。県の事業は市を通して申請し、2026年度の第3期の受付は11月1日から11月20日までと案内されています。

参考:日立市|(市独自)地域猫活動支援事業補助金について

自分でできる野良猫対策と、相談前に準備する情報

市が挙げている自衛策は、忌避剤の散布、侵入の防止、柵の設置です。猫が通る場所とふんをする場所を数日観察し、塀の上、フェンスのすき間、物置の下など入り口になっている場所を特定すると、対策の位置を決めやすくなります。忌避剤を使うときは、製品の表示にある使用場所と使い方を守ってください。ふんを片付けるときは手袋を使い、作業後に手を洗います。

環境推進課へ連絡するときは、被害の場所、頻度、時間帯、猫の頭数や特徴、子猫やケガをした猫がいるかどうかを伝えます。賃貸住宅や集合住宅では、共用部分に猫よけ器を置くことはできないため、ベランダなど専用で使える場所かどうかを確認し、共用部の被害は管理会社へ知らせます。庭の穴や掘り返しは猫以外の動物による可能性もあるので、庭が掘られているときの確認もあわせて見てください。