たつの市はハチの巣を駆除しない|所有者・管理者が専門業者に依頼する
たつの市の環境課の案内では、ハチの巣を駆除する場合、土地の所有者または管理者が責任をもって実施するとされています。駆除するときは専門の業者への依頼が勧められ、市ではスズメバチなどの駆除は行っていません。駆除の必要がないうちは巣に近づかないことが一番の予防とされ、巣を刺激すると大群で襲ってくるおそれがあると注意されています。
業者選びの手がかりとして、市が公開する指定業者の一覧があります。ただし、サービスの内容や費用は業者に直接問い合わせるよう案内され、トラブルについて市は責任を負えないとも書かれています。市の一覧にあるから安心と考えず、見積もりの内容は自分で確認します。害虫・害獣全般についても、駆除は原則として発生した土地建物の所有者や管理者が行い、各自で対応できないときは兵庫県ペストコントロール協会に相談する案内です。このページの更新日は2025年3月31日です。
たつの市はスズメバチの巣を駆除してくれますか?
いいえ。市ではスズメバチなどの駆除は行っていません。所有者や管理者が専門業者に依頼します。活動中のスズメバチの巣を市の指定業者に頼んだ場合に限り、費用の2分の1(上限1万円)が補助されます。
スズメバチ駆除の補助を受けられる条件|巣の種類・位置・依頼先
補助の対象は、市内に営巣された活動中のスズメバチの巣を駆除する事業で、下の表の条件をすべて満たす必要があります。土地や建物を所有している人だけでなく、管理している人や賃借している人も申請できると案内されている点が特徴です。官公庁や店舗、事務所など事業の用に供する建物は、要綱で対象から除かれています。
巣が補助の位置の条件に当たるかどうかは、巣の場所と周囲の状況によります。市は、補助の対象とならない場合があるため、事前に環境課へ相談するよう求めています。離れた場所から巣の位置が分かる写真を撮っておくと、相談が進みます。なお、このページの更新日は2026年6月26日で、制度は年度や要綱の改正で変わることがあります。
| 条件 | 市の案内の内容 |
|---|---|
| 巣の種類 | 活動中のスズメバチ亜科のスズメバチの巣。アシナガバチ等は対象外 |
| 営巣した場所 | 市内の土地または建物で、所有・管理・賃借している人が申請できる |
| 巣の位置 | 不特定の人が立ち入る可能性がある箇所のおおむね10メートル以内。田畑、山林、店舗・事務所等は対象外 |
| 依頼先 | 市の指定業者に依頼した駆除。指定業者以外に頼むと補助にならない |
| 申請者 | 市税の滞納がない人 |
補助額と指定業者|費用の2分の1で上限1万円、一覧は11社
補助額は、駆除作業に要した費用の2分の1で、1,000円未満は切り捨て、上限は1万円です。巣の場所が分からないときの調査費や、駆除のために壊した工作物などの修理費は、補助の対象になりません。市は標準料金を設定しておらず、費用は巣の大きさ、営巣場所、駆除の方法で変わるため、複数の指定業者に確認することが勧められています。
計算の例を示します。駆除費用が15,000円なら、半額の7,500円から1,000円未満を切り捨てた7,000円が補助額です。費用が30,000円なら半額は15,000円ですが、上限があるため1万円になります。これは計算の例であり、実際の料金の目安ではありません。
指定業者は、市が公開する一覧で確認します。2026年6月24日現在で11社が申請順に載っていて、たつの市内の事業所のほか、姫路市、加西市、播磨町、太子町の事業所も含まれます。指定の要件として、要綱は、建築物における衛生的環境の確保に関する法律に基づく兵庫県知事の登録を受けていること、駆除に必要な機械器具を備えていること、駆除の依頼に速やかに対応できることを挙げています。
駆除後の申請期限と書類|30日以内、写真と領収書が要る
申請は、駆除した日から数えて30日を経過する日か、駆除をした年度の3月31日のどちらか早い日までに、申請書兼請求書を出します。添える書類は、駆除の前と後の写真、駆除費用の領収書と内訳書の写しです。要綱には市税の完納証明書も挙がっていますが、公簿などで確認できる場合は省略できるとされています。
駆除の前に巣の写真を撮ること、作業後に内訳が分かる領収書をもらうことが、後から困らないための最低限の準備です。年度の終わり近くに駆除したときは、30日より先に3月31日が来る点に注意します。見積もりを頼む段階で、領収書に内訳を書いてもらえるかを聞いておくと安心です。
- 駆除の前と後の写真(巣の位置が分かるもの)
- 駆除費用の領収書と内訳書の写し
- 申請書兼請求書(市の様式)
- 市税の完納証明書(公簿などで確認できる場合は省略できる)
アシナガバチとハチ取り器の扱い|種類と時期で対応が変わる
たつの市の案内は、スズメバチとアシナガバチの生態や巣の形を並べて説明しています。補助の対象はスズメバチだけなので、巣の形から種類の見当をつけておくと、環境課への相談が進みます。種類が分からないときは近づかずに写真を撮り、アシナガバチの巣を見つけたとき も参考にしてください。
ハチ取り器については、市が注意を促しています。3月上旬から4月中旬頃に、冬眠から目覚めた女王バチを捕まえて巣作りを止める目的の装置ですが、巣が完成すると女王バチは巣から出てこなくなり、飛来するのは働きバチだけになります。そのためかえって働きバチをおびき寄せることになり、巣ができた後は設置をやめるよう案内されています。むやみに設置すると大量のスズメバチを寄せる危険があり、スズメバチは害虫を食べる益虫の一面もあるとも書かれています。
| 比べる点 | スズメバチ | アシナガバチ |
|---|---|---|
| 攻撃性 | 非常に強い。触れたり追い払ったりすると襲ってくる。秋は警戒心が強くなる | スズメバチより劣るが、巣に触れたり刺激したりすると襲ってくることがある |
| 巣作りの時期 | 女王バチが3月から4月中旬頃に巣作りを始める | 3月下旬頃に女王バチが活動を始め、5月頃から巣作りを始める |
| 巣が最大になる頃 | 9月から10月頃 | 8月から9月頃 |
| 巣の特徴 | 丸く、表面にマーブル状の模様があり、巣穴が一か所空いている | ハスの花を逆さにしたような形で、表面にたくさんの穴がある |
| この補助 | 活動中の巣なら対象になりうる | 対象外 |
ハチ以外で市に聞くこと|マムシ・サルと消費生活センター
マムシは在来の野生動物で、市は捕獲や駆除を行っていません。見かけたら刺激せず静かに離れると、しばらくして別の場所へ移動します。捕獲や駆除を希望する場合は、専門の駆除業者か兵庫県ペストコントロール協会に有償で相談する案内ですが、業者が着いた時点でヘビがいないことが多く、その場合も費用がかかることがあると注意されています。咬まれたときは安静にし、救急要請などで速やかに医療機関へ行き、どのヘビに咬まれたかを伝えるよう案内されています。
サルは、鳥獣保護管理法により許可なく駆除や捕獲を行うことが禁止されています。市は追い払いとパトロールを強化し、捕獲できるよう関係機関と協議していると案内しています(2026年6月9日更新)。目を合わせない、近づかない、餌を与えない、窓や出入り口の鍵をかけるといった注意が挙げられています。
業者とのトラブルが心配なときは、たつの市消費生活センター(商工振興課)に相談できます。2026年8月13日更新のページでは、平日の8時30分から17時15分が受付で、土曜と日曜は消費者ホットライン(局番なし188)の案内があります。契約前の不安や、請求額が見積もりと違うときは、契約書面と見積書を手元にそろえて連絡します。
業者に頼む前の確認|標準料金がないため見積書で比べる
市は標準料金を決めておらず、指定業者ごとに料金の決め方も金額も違うと説明しています。兵庫県の消費者トラブル情報には、「駆除費用900円から」の表示に電話して、特殊な機械が要ると言われて5万円、さらに巣が4つあると言われて合計20万円を請求された相談が載っています。補助を使う場合でも、指定業者の中で見積書を比べ、巣の数や作業範囲がどう書かれているかを確認します。
「すぐ駆除しないと危険」と急がされても、契約はその場で決めず、補助の対象かどうかを環境課に確認する時間を取ります。見積書の読み方は ハチの巣駆除の費用を比べる と 契約を急かされたとき にまとめています。隣接する姫路市の補助との違いは 姫路市のハチの巣駆除の補助 で確認できます。




