相生市のスズメバチ駆除費補助|令和8年度分は受付を終了
相生市は、市民に危害を及ぼすおそれのあるスズメバチの巣を駆除する費用の一部を補助する制度を設けています。ところが環境課のページは、令和8年度については申請数が予算額に達したため受付を終了したと伝えています(2026年9月7日更新)。今年度これから巣を見つけた場合は、この補助を使えない前提で、業者への依頼と費用を考える必要があります。
環境課の「各種補助制度一覧」は2026年4月1日更新のままで、スズメバチの駆除費用の補助を実施中の制度として載せていますが、受付が終わったかどうかは書かれていません。受付状況は個別のページで確かめます。次の年度の受付開始日は、市のページには載っていません。
| 項目 | 市の案内の内容 |
|---|---|
| 補助の内容 | 市民に危害を及ぼすおそれのあるスズメバチの巣を駆除する費用の一部 |
| 補助額 | 駆除に要する費用の2分の1(1,000円未満は切り捨て)、上限は1万円 |
| 申請の期限 | 駆除を実施した日の翌日から数えて30日を経過する日まで |
| 提出先 | 市役所の環境課 |
| 令和8年度の受付 | 申請数が予算額に達したため終了(2026年9月7日更新) |
参考:相生市|スズメバチの駆除費用を補助します(令和8年度分は終了)
相生市はスズメバチの巣を駆除してくれますか?
市のページは、個人の所有地の建物にできた巣は所有者か管理者が自らの責任で駆除するよう案内しています。市が駆除に来るとは書かれていないため、業者の見積書を取って依頼を検討します。
補助の対象になる人と巣|10メートルの範囲と業者への依頼
補助を受けられるのは、二つの条件を両方満たす個人です。一つ目は、駆除する市内の土地または建物を所有または管理していることで、スズメバチの巣からおおむね10メートルの範囲内に日常的に人が立ち入る場所に限られます。店舗や事務所など事業に使う場所は除かれます。二つ目は、駆除業者に依頼して巣を駆除したことです。
条件の文面からは、自分で巣を落とした場合は対象外と読めます。賃貸住宅の入居者が申請できるかは書かれていないため、貸主や管理会社、環境課に確認が必要です。市のページに書かれているのは「スズメバチの巣」で、アシナガバチやミツバチの扱いは記載がありません。種類に自信がないときは巣に近づかず、離れた場所から写真を撮って聞きましょう。見分け方は スズメバチらしいハチが出入りするとき と アシナガバチの巣を見つけたとき にまとめています。
次の年度に備える記録|駆除前の写真と位置図、領収書
申請は、市の様式の申請書兼請求書に、駆除費用の領収書、巣がある場所を示す位置図、状況を確認できる写真を添えて環境課へ出す形です。写真は駆除前と駆除後の両方が必要と明記されています。駆除が終わってから前の写真がないと気づいても撮り直せないため、依頼の段階で、作業前に巣の位置が分かる写真を撮っておくことが要になります。
期限は、駆除を実施した日の翌日から数えて30日を経過する日までです。日数の数え方で迷うときは、環境課に確認してください。受付が再開される年度に使えるよう、次の記録をまとめておくと慌てません。
- 巣の位置が分かる写真を、近づかずに離れた場所から駆除前に撮る
- 巣がある場所を示す位置図を用意する
- 領収書は日付と金額、依頼先の名前を確かめて受け取る
- 駆除後の写真を業者に撮ってもらえるか、依頼の時に聞く
個人の建物の巣は所有者・管理者が駆除|市が把握する近隣の業者
環境課の「害虫等でお困りの方へ」には、個人の所有地の建物にできた巣は、所有者か管理者が自らの責任で駆除するよう書かれています。市で把握している近隣市町の駆除業者として5事業者が順不同で載り、所在地は姫路市が3、太子町が1、たつの市が1です。相生市内の事業所は載っていないため、出張に費用がかかるか、到着までの目安はどうかを、見積もりの時に確認しておくとよいでしょう。出張費の考え方は 出張費・高所作業費はいつ発生する? が参考になります。
このページの更新日は2022年8月24日で、載っている事業者や条件が今も同じとは限りません。駆除料金はハチの種類や巣の場所など状況によって異なるため、詳細は事業者に問い合わせるよう案内されています。市は、まず事業者から見積書を取り、家族にも相談して納得のうえで実施するよう求めています。補助が使えない年度でも、この手順は変わりません。見積書の並べ方は ハチの巣駆除の費用を比べる にあります。
| 市のページにある内容 | 読者が確かめること |
|---|---|
| 個人の建物の巣は所有者か管理者が駆除する | 賃貸住宅や共用部の巣は、貸主や管理会社へ先に連絡する |
| 近隣市町の5事業者を順不同で掲載 | 今も対応しているか、相生市への出張条件はどうか |
| 駆除料金は種類や巣の場所で異なる | 巣の大きさ、高さ、数と、料金に含まれる作業の範囲 |
| 駆除などの費用は個人負担 | 補助がないときの総額と、追加料金が出る条件 |
ネズミなどの害獣・衛生害虫の相談|兵庫県ペストコントロール協会
同じページは、ネズミなどの害獣や衛生害虫の駆除について、一般社団法人兵庫県ペストコントロール協会に相談するよう案内しています。相談は無料で、受付は土日祝日を除く9時から17時までです。同協会は厚生労働省と環境省が所管する法人だと説明されています。ただし、相談が無料でも、駆除などの費用はいずれも個人負担と市が書いている点には注意してください。
相談の前に、音がする時間帯と場所、フンやかじり跡を見つけた場所、すでに使った市販品の名前をメモしておくと話が進みます。痕跡の見方は 家にネズミがいるかも。食品・すき間・痕跡の3つから対策する に、天井裏の音の整理は 天井裏で音がする。動物の名前が分からなくても、最初にできること にまとめています。
アライグマなど野生動物の窓口|市の鳥獣被害防止計画から分かること
相生市は、令和7年3月にまとめた鳥獣被害防止計画(令和7年度から令和9年度)で、アライグマ、ヌートリア、アナグマ、イタチ、キツネ、タヌキ、ハクビシンを対象に含めています。アライグマは、被害が野菜等の一部に限られ、少数ながら毎年捕獲されていると書かれています。全県的に頭数が増えているため、迅速に捕獲して市内での撲滅を目指す方針です。
この計画は、農林水産業の被害を防ぐための計画なので、中心は農作物への被害です。住宅の天井裏や床下に入られたときに市がどう対応するかは書かれていません。鳥獣保護と狩猟は農林水産課の農林水産係が担当する業務なので、見た場所と被害の状況を伝えて相談する方法があります。見分けは アライグマとタヌキの違い・見分け方 が参考になります。
野生の鳥獣は、原則として許可なく捕獲や殺傷ができません。環境省の説明では、被害が出ている場合などは都道府県知事の許可を受けて捕獲でき、多くの都道府県で許可権限の一部が市町村長に移されています。相生市の計画も、アナグマ、イタチ、キツネ、タヌキの許可権限を県から市に移す表を載せています。自分で箱わなを仕掛ける前に、まず農林水産課で許可と管理の手順を確かめてください。
| 動物 | 計画に書かれた被害の現状 | 計画の捕獲の取り組み |
|---|---|---|
| アライグマ | 被害は野菜等の一部に限られる。少数だが毎年捕獲されている | 中型動物用箱わなで、被害発生・目撃時に、その場所で捕獲 |
| ヌートリア | 現在の被害は少ないが、池や河川周辺で目撃情報がある | 中型動物用箱わなで、被害発生時に、その場所で捕獲 |
| ハクビシン | 目立った被害は確認できていないが、目撃情報が増加 | 中型動物用箱わなで、被害発生・目撃時に、その場所で捕獲 |
| アナグマ・イタチ・キツネ・タヌキ | 目立った被害は確認できていないが、目撃情報が増加 | 中型動物用箱わな。許可権限は県から市へ委譲 |
農地の獣害対策の補助は農業が対象|住宅の被害防止には使えない
相生市の「鳥獣被害防止対策事業補助金」は、農作物への被害を防ぐために、農地(田または畑)へ金網柵や電気柵などを設ける資材経費の一部を補助する制度です。市内の農会や自治会等、農業の担い手、市内に住所のある個人で補助率と上限が分かれています。ページの更新日は2024年5月1日なので、令和8年度の受付状況は農林水産課で確かめてください。
注意したいのは、申請が購入前に必要で、資材を買った後の申請は受け付けられない点です。資材経費が20,000円以上の新規購入が対象で、住宅の被害防止のために設置するもの、防犯目的のフェンス、資材取付の工事費は、対象外の例として挙げられています。住宅の被害防止が目的の工事には、この補助を使えないと考えておきましょう。侵入口の見つけ方は 害獣の侵入口はいつ塞ぐ? が参考です。
| 交付対象者 | 補助率 | 上限額 |
|---|---|---|
| 市内の農会、自治会等(集落の山すそ、農地等に設置) | 資材経費の85% | 200,000円 |
| 農業の担い手(認定農業者、認定新規就農者) | 資材経費の85% | 100,000円(年度内1経営体1回限り) |
| 市内に住所を有する個人(所有・管理する農地等に設置) | 資材経費の50% | 30,000円(年度内1世帯1回限り) |
契約の前に|訪問業者・ネット広告の料金と消費生活センター
兵庫県の消費者トラブル情報は、ネット広告の表示より高い請求を受けた害虫駆除の相談が増えているとして、表示料金をうのみにしないこと、複数社から見積りを取ること、すぐ駆除しないと危険と急がされても契約しないことを助言しています。県内の相談データでは、2021年の害虫・害獣駆除サービスの相談のうち、ハチが35%を占めています。
同じ資料は、消費者が事業者の訪問を求めた場合は基本的にクーリング・オフができないものの、勧誘方法や契約内容によってはできる場合があるので、あきらめずに消費生活センターへ相談するよう書いています。相生市の消費生活の案内では、訪問販売のクーリング・オフは契約書面を受け取った日から8日以内とされています。自分で業者を呼んだのか、突然訪問を受けたのかを、契約書面を手元に置いて相談員に伝えましょう。
相生市消費生活センターは市役所3号館1階にあり、平日の9時から16時まで来所と電話で相談を受けると案内されています。ただしこのページの更新日は2021年7月19日で、当時の緊急事態宣言に関する注記が残っているため、現在の受付時間は市に確認してください。見積書、契約書、広告の画面を保存しておくと相談が進みます。





