松江市の七類港でセアカゴケグモが確認されています
島根県は2026年10月1日の報道発表で、松江市美保関町の七類港で令和7年9月9日に実施した一斉点検の際にセアカゴケグモが見つかったことから、令和8年度も点検と駆除を続けていると公表しました。点検の場所は、七類港フェリーターミナル周辺です。
令和8年度の第1四半期は発見がなく、第2四半期に32匹と卵のう1個が見つかって駆除され、人的被害は発生していないとされています。この表は港湾周辺の点検結果であり、住宅地での発生件数を示すものではありません。今後の結果は、県の報道発表で確認してください。
| 時期 | 県の点検結果(七類港フェリーターミナル周辺) |
|---|---|
| 令和7年9月9日 | 一斉点検で、セアカゴケグモが発見された |
| 令和8年4月から6月(第1四半期) | 発見なし |
| 令和8年7月から9月(第2四半期) | 32匹と卵のう1個を発見し、駆除した。人的被害は発生していない |
参考:島根県報道発表資料|特定外来生物「セアカゴケグモ」の点検結果(令和8年度上半期)
セアカゴケグモは松江市内のどこで見つかっていますか。
県は、美保関町の七類港フェリーターミナル周辺で点検と駆除を続けていると発表しています。県内では平成27年から毎年発見例があるとされ、住宅地を含む市内全域の分布を示す資料は、今回確認できていません。
県内では平成27年から毎年見つかっている特定外来生物です
県のセアカゴケグモのページは、セアカゴケグモとハイイロゴケグモが外来生物法の特定外来生物に指定され、個体や卵のうを生きたまま運搬することが禁止されていると説明しています。全国各地で発見例があり、特に港湾地域やそれに隣接する地域で多いとされます。県内では平成27年からセアカゴケグモが見つかるようになり、毎年発見例があります。ハイイロゴケグモは、県の案内の時点では県内で発見されていません。
拡散を防ぐため、生息している地域から車で移動するときや貨物を運ぶときは、クモが車や荷物に付いたまま移動しないよう県が呼びかけています。港やその周辺で荷物を積み下ろしたあとは、荷物の外側やすき間を、素手で触らずに目で確認する習慣をつけると、持ち出しを避けやすくなります。
見分け方:小さな黒いクモで、赤い模様と丸い腹部が目印です
市と県の案内によると、毒を持つのはメスだけです。メスは体長が約1cm、全体に光沢のある黒色で、腹部が球のように丸く、背面の中央に赤い模様があります。腹の下側にも赤い模様があり、県は砂時計のような形と説明しています。オスはメスの半分以下の大きさで、毒は持ちません。
島根県内には、ゴケグモ類によく似た在来のクモが多くいます。赤い模様があるジョロウグモとは、腹部が細長いことや、足が黒と黄色のまだら模様であることで区別できると市は説明しています。見分けに自信がないときは、無理に近づかず、写真を撮れる距離から記録して窓口に相談するのが安全です。
| 種類 | 特徴(市・県の案内から) | 見分けのポイント |
|---|---|---|
| セアカゴケグモのメス | 体長は約1cm。全体に黒くつやがあり、腹部は球状。背面と腹面に赤い模様があり、毒を持つ | 腹面の赤い模様は砂時計のような形と県が説明している |
| セアカゴケグモのオス | メスの半分以下の大きさで、毒は持たない | メスより小さい。見分けに自信がなければ窓口に相談する |
| ジョロウグモ(在来) | 腹部に赤い模様があるが、腹部が細長く、体長は1cmより大きい。足は黒と黄色のまだら模様 | 腹部の形と足の色で区別できると市が説明している |
| オオヒメグモ、ズグロオニグモ、イエオニグモなど(在来) | 県が、間違いやすいクモとして挙げている | 腹部の形や、赤い模様の有無で見分けると県が案内している |
巣を作りやすい場所は、地面近くの暗いすき間です
県の案内では、セアカゴケグモは地面に近いすき間やくぼみなど、直接日光や雨風が当たりにくい場所に巣を作ります。市は、日当たりのよい場所の地面近くにいるとも説明しています。巣は一般的なクモの巣のような整った形ではなく、不規則な形で、糸には強い粘りけがあるとされています。
自宅の周りで確認するときは、これらの場所をのぞき込む前に、長袖・長ズボン・手袋などで素肌を出さないようにします。県は、近くにも潜んでいる可能性があるため、巣を作りやすい場所を点検するよう案内しています。靴やプランターを持ち上げるときも、素手では触らないようにしましょう。
- 建物外壁のすき間や、扉の下部のすき間
- 金属製やコンクリート製の道路側溝
- エアコンの室外機の中や、自動販売機の下
- ベンチの裏側、工事用カラーコーン、バリケードの単管パイプの中
- 植木鉢やプランターの持ち手・裏、壁との間
- 屋外に放置してある靴やサンダルの中
見つけたときの連絡先は、市と県で案内が少し違います
市の案内は、セアカゴケグモを見つけたら素手で触らず、市役所の環境エネルギー課へ連絡する内容です。休日の連絡先も、同じページに載っています。一方、県の案内は、最寄りの市町村または保健所へ連絡する内容です。松江市内で見つけたときは、まず市の環境エネルギー課に伝えるのが、市と県のどちらの案内にも合う動き方です。
電話番号は変更されることがあるため、この記事には書きません。市の公式ページで最新の番号と受付時間を確認し、連絡するときは、見つけた場所の住所、見つけた日時、数、卵のうの有無、写真があるかを伝えると話が進みます。市のページの更新日は2023年6月26日と表示されているため、連絡先は公式ページで確かめてください。
| 案内元 | 連絡先 | 公式ページの案内 |
|---|---|---|
| 松江市 | 環境エネルギー課(休日は市役所の代表) | 見つけた場合は、市役所の環境エネルギー課へ連絡する |
| 島根県 | 最寄りの市町村または保健所 | 速やかに駆除し、最寄りの市町村または保健所へ連絡する |
| 島根県庁 自然環境課 | 希少種・外来生物の担当 | 県の外来種ページが、外来生物に関する問い合わせ先として掲載している |
駆除と咬まれたときは、市・県の案内を踏まえて慎重に
市と県は、見つけた場合は素手で触らず、家庭用殺虫剤の噴霧や踏みつぶしなどで駆除し、死んだクモも箸やピンセットなどを使って扱うよう案内しています。薬剤を使うときは、製品の表示に従ってください。卵のうは殺虫剤の効果が十分でないとして、クモの巣ごと取って袋に入れる方法が案内されていますが、不安があれば触らずに、窓口へ状況を伝えて指示を受けましょう。
咬まれたときについて県は、毒を水や石けん水で洗い落とし、速やかに医療機関を受診するよう案内しています。可能なら駆除したクモを病院へ持参するとも書かれています。重症化することはまれですが、1時間程度で激しい筋肉痛、けいれん、吐き気などが出ることがあるとされています。症状の判断や治療は医療機関に任せます。ペットや乳幼児がいる家で薬剤を使うときはペットがいる家の害虫駆除や乳幼児がいる家の害虫駆除も確認してください。
業者に頼む範囲:公的窓口への連絡と、駆除作業は別です
市と県の案内は、見つけたときの連絡先と駆除の方法を示すもので、個人の敷地での駆除作業を市が代行するとは書かれていません。数が多い、手の入らないすき間に潜んでいる、といった場合は、民間の防除業者へ調査を相談する選択肢があります。自分の敷地か、賃貸の共用部か、港や公共施設かで、連絡する相手は変わります。賃貸の場合は賃貸の害獣被害を管理会社へ報告する方法も参考になります。
日本ペストコントロール協会は、都道府県協会の害虫相談所が地元住民や企業の相談に応じ、電話などによる相談は無料、現場調査や防除施工は原則有料と案内しています。相談内容に応じた事業者の紹介も可能とされています。業者に依頼するときは、特定外来生物であることを伝え、駆除した個体の扱いと、市への連絡を誰が行うかを先に確認してください。質問の例は害獣駆除業者の選び方にあります。






