熊谷市のアライグマ・ハクビシン防除補助金の概要

熊谷市アライグマ・ハクビシン防除補助金は、生息域の拡大による家屋への侵入被害を防ぎ、市民の健康と安全を確保することを目的にした制度です。市内の住宅または空き家で防除の施工を行った人に、費用の一部が交付されます。屋根裏の調査から侵入口の封鎖まで、業者に頼む作業が幅広く対象になる点が特徴です。

令和8年度の申請書類の提出期間は、令和8年4月1日から令和9年3月31日までです。申請は受付順に審査され、予算の範囲内で交付が決まります。期間内でも予算額に達した時点で受付が終わるため、補助を見込んで工事を計画する場合は、契約の前に環境政策課へ受付状況を確かめておくと安心です。

熊谷市のアライグマ・ハクビシン防除補助金の概要:確認項目
項目令和8年度の公式案内
補助額補助対象経費の2分の1、上限5万円(端数は切り捨て)
対象の動物アライグマ、ハクビシン
対象の建物被害を受けた熊谷市内の住宅、市内の空き家
施工する業者埼玉県ペストコントロール協会会員名簿に記載の業者
申請期間令和8年4月1日〜令和9年3月31日(予算額に達した時点で終了)
提出先環境政策課(江南庁舎2階)。持参または郵送
回数同一年度に1回(同一世帯員を含む)

参考:熊谷市|熊谷市アライグマ・ハクビシン防除補助金のご案内

読者の疑問

熊谷市ではアライグマやハクビシンの駆除に補助金が出ますか?

比較ガイド

被害を受けた市内の住宅・空き家の防除費用について、対象経費の2分の1、上限5万円の補助があります。埼玉県ペストコントロール協会の会員名簿に載っている業者の施工が条件です。

補助の対象になる人と、対象にならない場合

対象になるのは、アライグマ・ハクビシンの被害を受けた熊谷市内の家屋に住んでいる市民か、被害を受けた市内の空き家を所有または管理している人です。空き家の場合、申請者の住所は市内・市外のどちらでも構いません。事業者の申請は、寺社などを含めて対象外です。弁護士などの代理人が申請する場合は、事前に環境政策課へ相談するよう求められています。

加えて、防除を埼玉県ペストコントロール協会の会員名簿に記載された業者に請け負わせたこと、同じ年度にこの補助金を受けていないこと(同一世帯員を含む)、市税を滞納していないこと、防除の施工を同じ年度内に完了させたことが条件です。申請者が自分で施工した場合は対象になりません。賃貸住宅では、工事を誰が発注し、誰が申請するのかを、貸主や管理会社と環境政策課に確認してから進めます。

参考:熊谷市|熊谷市アライグマ・ハクビシン防除補助金のお知らせ(PDF)

補助対象になる経費|調査から侵入口の封鎖まで

補助の対象になる経費は、次の5つの内容です。捕獲だけでなく、屋根裏の排泄物の清掃や侵入経路の封鎖まで含まれています。市のお知らせでは、見積もりを2社以上から取った場合、その費用を合算して申請することも可能とされています。

申請には、施工の内訳と金額が分かる領収書の写しが必要です。「駆除一式」とだけ書かれた書類では内訳を示せないため、契約の前に、項目ごとの金額が分かる見積書と領収書を出してもらえるかを業者に確認します。項目の分け方は、害獣駆除の費用の内訳や見積書が一式だけのときの頼み方が参考になります。

  • 現地調査(周辺調査・天井裏調査・見積書の提出)
  • 追い出し(個体の追い出し・くん煙作業)
  • 捕獲・処分(箱わななどによる捕獲、処分)
  • 清掃・消毒(天井裏の排泄物の清掃・薬剤による消毒)
  • 侵入口の封鎖(経路の封鎖・忌避剤の散布)

参考:熊谷市|熊谷市アライグマ・ハクビシン防除補助金のご案内

申請の流れと、施工前に撮っておく被害写真

申請書は「防除を実施した」ことを報告して請求する形式で、施工が終わってから提出します。添付するのは、領収書の写し、被害状況が分かる写真、防除の施工を行ったことが分かる写真です。被害状況の写真は、施工前のふん尿による汚れや壊された箇所などを写したものが求められます。工事が始まってからでは撮れないため、作業前に業者にも撮影を頼んでおきましょう。

申請は月末締めで、交付決定は申請の翌月下旬の予定とされています。決定通知のあと、指定した口座へ補助金が振り込まれます。つまり、工事費はいったん全額を支払う必要があります。提出先は江南庁舎2階の環境政策課で、市役所本庁舎、妻沼庁舎、大里庁舎では受け付けていません。郵送の場合は配達状況を追跡できる方法で送り、令和9年3月31日必着です。書類に不備があると受理されずに返送されます。

  • 施工前:ふん尿による汚れ、壊された箇所を撮影する
  • 施工後:消毒、侵入経路の修繕、忌避剤の設置状況を撮影する
  • 支払い後:施工の内訳と金額が分かる領収書の写しを用意する
  • 交付申請書兼請求書に添付して、環境政策課へ持参または郵送する

参考:熊谷市|熊谷市アライグマ・ハクビシン防除補助金のお知らせ(PDF)

市の箱わなはアライグマだけ|ハクビシンと建物内は業者へ

熊谷市の環境政策課は、アライグマの被害対策として箱わなの設置も行っています(2022年9月30日更新の案内による)。設置期間は1か月程度で、おとりのエサは自己負担、毎日の見回りが求められます。わなを仕掛ける場所は原則として個人の敷地内の建物の外で、アライグマ以外のタヌキやハクビシンなどがかかった場合は放すことになります。

市は、アライグマ以外の有害鳥獣の捕獲は行っていません。ハクビシンなどを捕獲するには有害鳥獣の捕獲許可が必要で、おりを設置するにも狩猟免許(網・わな猟)が必要だと案内されています。また、屋根裏など建物内の小動物の駆除は所有者などの管理者が行うもので、自分でできない場合は埼玉県ペストコントロール協会へ問い合わせるよう示されています。建物内の被害やハクビシンの被害では、補助金を使って業者に頼む方法が現実的な選択肢になります。

参考:熊谷市|アライグマ被害の対応について

業者に依頼する前に確かめること

補助の条件は、埼玉県ペストコントロール協会の会員名簿に載っている業者による施工です。協会の所属会員は、日本ペストコントロール協会のサイトにある会員名簿で確認できます。広告や検索で見つけた業者に頼む場合も、契約の前に会員かどうかを確かめ、補助金の申請に使える領収書と写真を用意してもらえるかを聞いておきます。

補助金は予算額に達すると終了し、交付も工事の後です。補助を差し引いた金額だけで判断せず、総額と作業範囲に納得できるかを基準にします。2社の見積もりが違うときの比べ方や業者選びで確認する質問を使い、封鎖する場所、清掃の範囲、再発時の対応を書面でそろえてから決めてください。

参考:公益社団法人日本ペストコントロール協会|埼玉(一般社団法人埼玉県ペストコントロール協会)