北九州市の窓口は衛生害虫相談センター|市は駆除も助成もしない
北九州市のハチのページは、巣の駆除や駆除にかかる費用の助成を市では行っておらず、駆除する場合は土地の所有者または管理者で対応するよう案内しています。危険を伴うため、なるべく専門業者に依頼するよう求めており、特にスズメバチは攻撃性が強く、自分で処理することは非常に危険とされています。
ハチの相談を受け付けるのは、市が委託する衛生害虫相談センターです。運営は公益財団法人の北九州生活科学センターで、戸畑区にあります。受付は月曜日から金曜日の8時30分から17時15分までで、土日祝日と年末年始は休みです。受付時間外の緊急時には、住んでいる区に応じて、保健所の東部生活衛生課か西部生活衛生課が連絡先として示されています。
| 相談したいこと | 窓口 | 受付の目安 |
|---|---|---|
| ハチの種類や対応の相談 | 衛生害虫相談センター(北九州生活科学センター内) | 平日8:30〜17:15(土日祝日・年末年始を除く) |
| 時間外の緊急(門司区・小倉北区・小倉南区) | 保健所 東部生活衛生課 | 市の案内にある、受付時間外の緊急時の連絡先 |
| 時間外の緊急(若松区・八幡東区・八幡西区・戸畑区) | 保健所 西部生活衛生課 | 市の案内にある、受付時間外の緊急時の連絡先 |
| ツマアカスズメバチに関する問い合わせ | 環境局 ネイチャーポジティブ推進課 | ハチの駆除等は対応していない |
参考:北九州市|ハチ
北九州市はハチの巣を駆除してくれますか。
市は巣の駆除も費用の助成も行っていません。駆除は土地の所有者または管理者が行い、なるべく専門業者に依頼するよう案内されています。相談は衛生害虫相談センターです。
スズメバチ・ミツバチ・アシナガバチで変わる緊急度
市の案内は、ハチの種類で性質が大きく違うことを説明しています。2026年10月上旬は、市がスズメバチの攻撃性が高まるとする8月下旬から10月中旬の時期にあたります。種類の見当をつけたうえで、近づかずに相談するのが基本です。
スズメバチは近づかず、早めに専門業者へ
市の案内では、スズメバチは山林など自然環境が残る住宅街に多く、そのほとんどがキイロスズメバチとされています。8月下旬から10月中旬には、10メートル以内に近づいただけで攻撃されることもあります。巣は枝、崖、軒先のような開けた場所から、樹洞、家屋の壁の間、土中まで幅広く作られ、9月ごろに最大になって、大きな巣は直径50センチメートル以上になります。
10月下旬から11月下旬に働きバチは死に、新女王バチだけが越冬します。巣は1シーズン限りで、古い巣には戻ってこないと説明されています。玄関など出入口の近くや人通りの多い道路付近にある巣は、早めに駆除したほうが無難と案内されています。スズメバチの種類と巣の見分け方も参考になります。
ミツバチは屋根裏や床下に注意
ミツバチは、民家の屋根裏や床下に巣を作ることがあり、年々大きくなると、何らかの事情で巣を維持できなくなったときにハチミツが天井や壁を伝って流れ出します。ネズミやゴキブリの餌にもなり、巣を除去しなければ完全な駆除は難しいため、早めに取り除くとよいと市は案内しています。春先の分蜂は、大変おとなしく、めったに刺さないとされています。ミツバチの分蜂と巣の違いで、様子の見方を確認できます。
アシナガバチは巣の場所で判断する
アシナガバチは、5月ごろから巣作りを始め、8月下旬ごろに巣が最大になります。比較的おとなしく、巣を刺激しなければ攻撃してこないとされていますが、通路や物干し場など人に被害が及ぶ場所に巣がある場合は、駆除が必要になると市は述べています。アシナガバチの巣と対応で、巣の形や見つけやすい場所を確認できます。
参考:北九州市|ハチ
業者に頼むとき|市は紹介しないので、自分で選んで見積りを比べる
市は特定の専門業者を紹介しません。電話帳の「ハチ駆除」または「消毒業」の欄やインターネットで調べて、直接申し込むよう案内しています。駆除費用に差があることがあるため、複数の業者から見積りを取って申し込むことを勧めています。金額の見方は、ハチの巣駆除の費用の見方で整理しています。
見積りの段階では、種類の判断の根拠、巣の位置(高さ、壁の中かどうか)、作業の日数と回数、出張費や追加料金の有無、巣の回収と処分、再び巣を作られたときの対応を聞いておくと、後で比べやすくなります。業者を選ぶ前の確認項目を手元に置いて、質問する順番を決めておくと安心です。
- 種類の判断と、巣のある場所(高さ・壁の中か)の確認方法
- 作業の範囲、日数、回数と、追加料金が出る条件
- 巣の回収と処分が含まれるか
- 再び巣を作られたときの対応と、その期間
参考:北九州市|ハチ
ツマアカスズメバチ(特定外来生物)はどう扱うか
北九州市の案内では、特定外来生物のツマアカスズメバチが2015年9月に市内で確認されました。市は侵入状況の調査を続けていますが、2025年10月30日更新のページでは、これまでのところ個体や巣は発見されていないとされています。福岡県内では、2022年5月以降、福岡市、久山町、篠栗町で確認され、環境省等による防除の後の調査では確認されていません。
見た目の特徴は、全体が黒っぽく、腹部の先端がオレンジ色で、大きさは20から30ミリメートルほどです。樹木の高い位置に営巣することが多いとされています。疑わしい個体や巣を見つけたら、近づいて確かめたり、触れたりせず、県のページが案内するとおり、発見した市町村か県の保健福祉環境事務所に連絡します。市の問い合わせ先はネイチャーポジティブ推進課ですが、ハチの駆除等は行っていません。
賃貸・集合住宅・共用部で巣を見つけたとき
市は、駆除は土地の所有者または管理者が行うと案内しています。賃貸住宅では、貸主や管理会社が管理者にあたるかどうかを、まず確認します。ベランダの内側のように自分が管理する場所であっても、建物の外壁や軒先、共用廊下の天井などは管理者の対応になることが多いため、業者を呼ぶ前に連絡しましょう。
管理会社や管理組合を通すと、業者の手配、費用の負担、立ち入りの調整を一度に決められます。賃貸で害獣・害虫に気づいたときの連絡の順番や、分譲マンションの共用部の相談先を確認し、巣の写真は、離れた安全な場所から撮れる範囲にとどめます。
刺されたときの連絡先|症状の判断は医療機関へ
市の案内では、刺されたらまず巣の近くから離れます。刺された直後に、呼吸困難、顔面蒼白、全身のじんましん、吐き気、激しい悪寒などが出た場合は、すぐに病院で治療を受けるか、周囲の人に救急車を呼んでもらうよう求められています。症状の判断は医療機関に任せ、様子がおかしいと感じたら、ためらわずに受診してください。
市は、スズメバチの駆除や巣の除去は大変危険なので、専門の業者に依頼するよう案内しています。ハイキングやキャンプなどの野外でスズメバチを見かけたときも、近づいたり大声を出したりせず、刺激しないことが大切とされています。黒い色や香水など強い香りのものを攻撃する習性があるとも説明されています。
業者との契約や料金でもめたときは消費生活センターへ
業者との契約や料金でもめた場合は、北九州市立消費生活センターに相談できます。2026年10月1日更新の市の案内では、2026年4月以降、戸畑窓口以外には相談員が常駐せず、来所による相談には事前の電話予約が必要です。国の消費者ホットラインからも相談できると案内されています。契約書や見積書、やり取りの記録を、相談前に手元にそろえておきましょう。






