貝塚市のハチの巣駆除は、市ではなく所有者・管理者が行います

貝塚市の廃棄物対策課が2020年6月1日に更新した案内では、蜂や蜂の巣の駆除には専門的な知識や技術が必要で危険も伴うため、市は駆除を行っていません。駆除はその土地や建物の所有者または管理者の責任で行い、自分でできない場合は専門の業者へ依頼する流れです。

特に危険とされているのは、スズメバチの巣、種類が分からない蜂の巣、高い場所にある巣です。依頼先として市は、一般財団法人大阪防疫協会と一般社団法人大阪府ペストコントロール協会を案内し、どちらも駆除の依頼は有料で、土曜・日曜・祝日は休みとしています。料金は蜂の種類や巣の場所で変わるため、依頼先に確認するよう書かれています。

貝塚市のハチの巣駆除は、市ではなく所有者・管理者が行います:確認項目
巣の状況貝塚市の案内先に決めること
スズメバチ、または種類が分からない巣特に危険を伴うと案内されている近づかずに巣の位置を記録し、業者へ依頼するかを決める
高い場所にある巣駆除は大変危険を伴うとされている脚立や屋根に上らず、高さと場所を依頼先へ伝える
自分の敷地にある小さな巣所有者・管理者の責任で対応する自分で行うか、有料の依頼先に頼むかを選ぶ
市に駆除を頼みたい市では駆除を行っていない民間の依頼先の営業日(平日)を確かめる

参考:貝塚市|蜂及び蜂の巣の駆除について(廃棄物対策課)

読者の疑問

貝塚市はスズメバチの巣を駆除してくれますか?

比較ガイド

市の案内では蜂や蜂の巣の駆除は行っておらず、所有者または管理者の責任で行います。市は有料の依頼先として、大阪防疫協会と大阪府ペストコントロール協会を案内しています。

ハチの巣を自分で扱う前に確かめたいこと

貝塚市の案内には、自分で駆除する場合に市販の蜂用殺虫スプレーなどが効果的なこと、蜂は黒色を好むため黒い物を身につけず、白い長袖・長ズボン・帽子を着用することが書かれています。薬剤は製品の表示を守って使い、巣の種類や高さに不安があれば無理をしない判断が大切です。

大阪府の案内は、アシナガバチの巣はスプレー式の殺虫剤で駆除できるとしつつ、スズメバチは攻撃性が高いため巣に近づかず、専門業者へ依頼するよう求めています。蜂の種類が分からない場合も、不用意に近づかないことが前提です。

府の案内には、スズメバチやミツバチで、多数の人が往来する場所に人的被害が出る恐れがあるとき、市町村が駆除などに対応した事例があるとも書かれています。貝塚市のページにこの例外の説明は見当たらないため、通学路や公共の通路に近い巣は、廃棄物対策課へ状況を伝えて確認するのが確実です。スズメバチらしい蜂が出入りするときの相談も参考になります。

参考:大阪府|自宅の周りでハチをよくみかけます。巣を探して駆除をしてもらえるのですか。

アライグマの捕獲檻は農林課が無料で貸し出します

貝塚市の農林課は、アライグマによる農作物などの被害を防ぐため、捕獲檻を貸し出しています。2020年4月1日更新の案内では、貸出と返却は開庁日だけで、窓口で申請書を書きます。檻の在庫がない場合があるため、事前に農林課へ連絡するよう求めています。

貸出の対象を読むと、設置できるのは借りた人の自己所有地に限られます。賃貸住宅や共有地、隣の敷地に置きたい場合は、借りる前に所有者の了承と置き場所を農林課へ確認しておくと、返却までの手間を減らせます。

アライグマの捕獲檻は農林課が無料で貸し出します:確認項目
項目市の案内
貸出料無料
貸出期間1か月以内。空きがあれば、新たに申請書を出して同じ檻を借りられる
貸出数原則として1世帯1基
設置場所貝塚市内の自己所有地
してはいけないこと譲渡・処分・転貸、営利目的の使用、アライグマの捕獲以外の使用
檻以外の方法危険なため、アライグマ用の捕獲檻以外の手法では捕獲しない

参考:貝塚市|アライグマ捕獲檻を貸し出しています(農林課)

捕獲後の連絡、回収できない日、別の動物が入ったとき

アライグマが入ったら農林課に電話し、職員が回収に来ます。業務時間外と閉庁日は回収できないため、交付金の案内では、金曜日から日曜日、祝日、祝前日は捕獲器の使用を控えるよう求めています。捕獲してしまった場合は、職員が引き取るまで水を与えるなどして生かしておく指示もあります。

アライグマは気性が荒く爪が鋭いため、檻に手を近づけないよう注意されています。檻にタヌキや犬、猫など別の動物が入った場合は、借りた人が自分で逃がす決まりです。市の案内にはアライグマとタヌキの足の違い(アライグマは指が長く、タヌキの足は犬に似て肉球がある)も載っています。判断に迷うときは檻に近づかず、農林課へ連絡してください。アライグマとタヌキの違いの記事も見分けの限界を知る助けになります。

アライグマは特定外来生物で、大阪府は原則として飼育したり野外へ放したりすることを禁じています。捕まえたアライグマを自分で別の場所へ運んで放すことはしないでください。

参考:貝塚市|アライグマ捕獲檻を貸し出しています(農林課)

農地の被害には捕獲交付金があり、事前の許可が条件です

市は、市内の農地で農業被害を防ぐ目的でアライグマを捕獲した人に、交付金を出しています。2020年4月1日更新の案内では、金額は1頭につき最大2,500円(国1,000円以内、市1,500円)で、貝塚市鳥獣被害防止対策協議会を通じて交付されます。対象は、事前に鳥獣保護管理法に基づく有害鳥獣捕獲許可を受けた人です。

流れは、農林課へ有害捕獲許可の申請書を出す、許可証と表示板を受け取る、表示板を檻に掲げて農地に設置する、捕獲したら農林課へ連絡する、職員が現場でアライグマだと確認して請求書を出す、という順です。交付は捕獲した翌年度の4月以降で、タヌキやアナグマ、犬などは対象外です。

庭の家庭菜園や屋根裏の被害が、この交付金の市内の農地に当たるかは案内から分かりません。金額や条件は年度で変わる可能性があるため、申請前に農林課で現在の内容を確認しましょう。許可なく野生鳥獣を捕獲すると、大阪府の案内では1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金の対象です。

参考:貝塚市|アライグマ捕獲交付金制度について(農林課)

動物の死骸と弱った野生動物は、場所と状態で窓口が変わります

貝塚市の案内の見出しは、所有者不明の犬・猫などの死体を対象にしています。道路の案内は2014年4月、公園は2023年4月、自宅や私有地は2026年4月1日の更新です。野鳥やアライグマなどの死骸が対象に入るかは、連絡のときに動物の種類を伝えて確認すると確実です。

ケガや病気で弱っている野生の鳥獣について、2025年6月16日更新の市の案内は、許可なく捕まえたり飼ったりすることは法律で禁じられているため、傷ついた個体はそのままにしておくよう求めています。敷地内にいても、触れたり囲い込んだりせず、近づかないでください。

動物の死骸と弱った野生動物は、場所と状態で窓口が変わります:確認項目
場所・状態貝塚市の案内する窓口
市道の道路上廃棄物対策課
府道の道路上岸和田土木事務所
国道の道路上国道管理事務所
公園公園緑地課
自宅・私有地・私道内廃棄物対策課(収集・運搬は無料。私有地は立会いが必要)
ケガや病気で弱った野生の鳥や動物そっとしておく(許可なく捕まえたり飼ったりできない)

参考:貝塚市|所有者不明の犬・猫などの死獣処理はどうしたらよいですか(自宅・私有地・私道内)

駆除の見積もりと請求に不安があるときの相談先

国民生活センターは2024年4月、害虫・害獣駆除サービスの相談が全国で増えていると公表しました。2023年度は前年度の同じ時期の約1.5倍で、ネットで見た格安料金とかけ離れた高額な料金を示される例が多いとしています。ハチに刺されて死ぬと言われ不安になって依頼したが、高額なので解約したいという事例も載っています。

助言は、極端に安い価格を示す広告に注意すること、複数の見積もりを比べる時間を与えない事業者とは契約しないこと、おかしいと思ったらすぐ消費生活センターへ相談することです。貝塚市の消費生活センターは、月曜日から金曜日(祝日・年末年始を除く)の午前10時から正午、午後1時から4時30分まで、訪問販売や電話勧誘などの相談を受けています。対象は市内に住む人、働く人、学ぶ人で、予約制ではありません。

見積もりの読み方はハチの巣駆除の費用を比べる見積もりの読み方で、すでに請求でもめている場合は駆除の請求トラブルを188へ相談する方法で整理しています。

参考:国民生活センター|害虫・害獣駆除のトラブルにご注意