福井市がハチの巣を除去するのは公園・緑地・街路樹で、人家は対象外です
福井市の相談Q&A集(2026年8月)は、ハチの巣を除去してほしいという相談に対し、市の公園・緑地・街路樹の中であれば巣の除去を行っているが、人家などの巣の除去は行っていないと答えています。自宅の庭や軒下、ベランダに巣ができたときは、所有者や管理者が自分で除去するか、害虫駆除業者に依頼します。
公共の場所で虫が大量に発生したときは、施設の管理者によって対応が異なるため、担当所管に相談するよう案内されています。連絡先の表では、市道は建設部の監理課や道路課、公園や街路樹などは建設部の公園課、県道は福井土木事務所、3桁以外の国道は福井河川国道事務所と、場所の管理者ごとに分かれています。巣のある場所が誰の管理地かを、先に確かめましょう。
| 巣のある場所 | 市の案内 | 連絡先の目安 |
|---|---|---|
| 自宅の敷地・建物 | 市は除去しない。自分で行うか、害虫駆除業者に依頼する | 所有者・管理者(賃貸は貸主や管理会社) |
| 公園・緑地・街路樹 | 市が巣の除去を行っている | 建設部公園課(公園・街路樹・公園緑地) |
| 市道・県道など公共の道路 | 施設の管理者によって対応が異なる | 市道は建設部、県道は福井土木事務所など道路の管理者 |
参考:福井市|福井市野生動物に関する相談Q&A集(令和8年8月、PDF)
福井市はハチの巣を駆除してくれますか?
市が除去するのは公園・緑地・街路樹の中の巣です。人家などの巣は市では除去せず、自分で行うか害虫駆除業者に依頼します。スズメバチは攻撃性が強いため、専門業者に依頼するよう案内されています。
スズメバチは専門業者へ、アシナガバチは条件つきで自分でも除去できます
Q&A集は、スズメバチは攻撃性が強く、作業中に刺されることもあるため、除去は専門業者に依頼するよう求めています。アシナガバチはスズメバチより攻撃性が弱く、巣を包む外皮もないため、自分で除去することも可能としつつ、場合によっては攻撃性が高くなる事例があると注意しています。
アシナガバチは、誤って巣に触れてしまうような場所でなければ、必ずしも除去する必要はないとされています。庭やベランダなど日常の生活に支障がある場所にできたときは、巣が小さいうちに早めに除去するのが適切だと説明されています。自分で行う場合は、夕方から夜にハチの活動が止まっている時間帯に、殺虫剤スプレーの製品表示に従って使います。
種類の見分けが難しいときや、巣が高い場所にあるときは、自分で作業しないほうが安全です。スズメバチらしいハチが出入りするときとアシナガバチの巣を見つけたときで、見守れる場所か生活と重なる場所かの考え方を確認できます。費用の見方はハチの巣駆除の費用を参照してください。
- 巣が玄関・ベランダ・窓の近くなど、人の通る場所にある
- 巣が屋根・壁の中・高所にあり、手が届かない
- ハチの種類がスズメバチかどうか分からない
- 子ども、高齢者、アレルギーのある家族がいる
ネズミは市が駆除しません|イエネズミ3種は許可なしで対策できます
Q&A集は、ネズミを山野にいるノネズミと人家にいるイエネズミに分けて説明しています。イエネズミは、ビルや一般家屋の天井裏に巣を作るクマネズミ、家屋周辺の土の中や下水管に巣を作るドブネズミ、倉庫や物置に巣を作るハツカネズミの3種です。発生した場合は市販の薬剤や対策用品で対処し、難しければ有害鳥獣駆除業者に依頼するとされ、福井市では駆除を行っていません。
福井県の案内では、鳥獣保護管理法の対象になる鳥獣から、ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミは除かれています。アライグマやイタチなどの野生鳥獣と違い、捕獲に許可が要る対象ではない、という違いを押さえておくと、窓口を選びやすくなります。ただし、薬剤や捕獲器は製品の表示と使い方に従う必要があります。
ネズミの種類で巣の場所や対策は変わります。ドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミの違いで見分け方を確かめ、家にネズミがいるかもしれないときの食品・すき間・痕跡の点検から始めると、業者に伝える情報が整います。
県ペストコントロール協会の害虫相談所|電話相談は無料、調査と施工は原則有料
福井市のQ&A集は、ネズミ、ゴキブリ、シロアリ、ダニ、蚊、ハエ、ハチなどの駆除について、自己負担で駆除する場合の業者の紹介を福井県ペストコントロール協会に案内しています。受付は平日の8時30分から17時15分で、市は特定の業者を紹介できないと説明しています。
日本ペストコントロール協会の都道府県協会ページによると、各協会は地元住民や企業からの各種相談に応じる害虫相談所を設けており、電話などによる相談受付は無料です。現場調査や防除施工が必要な場合は原則有料で、相談内容に応じた適切な事業者を紹介することも可能と書かれています。
協会が事業者を紹介するかどうかや、紹介後の見積もりの扱いは、電話で確かめましょう。紹介を受けても、契約するかどうかは見積もりを比べて自分で決められます。
| 相談の段階 | 公式案内の内容 | 自分で確認すること |
|---|---|---|
| 電話などによる相談 | 無料(害虫相談所) | 相談できる害虫・動物の範囲 |
| 現場調査・防除施工 | 必要な場合は原則有料 | 見積書の内訳と総額 |
| 事業者の紹介 | 相談内容に応じて可能 | 紹介後の契約は誰と結ぶか |
ゴキブリ・ダニ・ヒアリなど、虫と外来生物の相談先
Q&A集は、ゴキブリやダニ、蚊、アリなどの虫が大量に発生したときは、市販の薬剤や対策用品で対処し、難しければ害虫駆除業者に依頼するよう案内しています。ヒアリやアカカミアリと思われるアリは、福井県では確認されていないものの、見つけたら触らず、福井県自然環境課や環境省のヒアリ相談ダイヤルに連絡するとされています。
ヒアリやアカカミアリに刺されると、数分から数十分の間に息苦しさや声がれ、激しい動悸、めまいなどのアレルギー反応が出る可能性があるとして、気分が悪くなったときは速やかに最寄りの医療機関を受診するよう案内されています。症状の判断はこの記事ではできないため、受診を優先してください。
セアカゴケグモは、素手で触ったり捕まえたりしないよう求められています。福井市では駆除を行っていないため、詳細は福井県自然環境課に相談します。
賃貸・集合住宅と、契約トラブルの連絡先
賃貸住宅や集合住宅では、巣の除去や駆除を入居者だけで決められないことがあります。Q&A集もハトの相談で、集合住宅の場合は管理組合や管理会社にも相談するよう案内しています。巣やネズミの被害は、まず管理会社や貸主に場所と状況を伝え、誰が業者を手配し、費用を誰が負担するかを確かめます。詳しくは賃貸で害獣被害が起きたときを参照してください。
契約や料金でトラブルになったときの窓口は、福井県内在住なら福井県消費生活センターです。電話または来所で相談でき、受付は9時から17時です。市の注意事項のページも、複数の事業者から見積をもらい、契約は慎重に判断するよう呼びかけています。駆除の請求トラブルを188へ相談する準備も確認してください。
参考:福井県|消費生活センター
相談の前に整理しておく情報
ハチの巣でもネズミでも、電話の前に情報を整理しておくと、窓口の案内が早くなります。被害のある場所が自宅の敷地なのか、共用部や公共の場所なのかを分け、写真は近づかずに安全に撮れる範囲にとどめます。巣に近づいて確認する必要はありません。
- 巣や痕跡の場所(外壁・軒下・屋根・庭・公園など)
- 気づいた日と、ハチの出入りやネズミの音が多い時間帯
- 巣の大きさや高さ、手が届くかどうか
- 家族や近所に、子ども・高齢者・アレルギーのある人がいるか
- 賃貸の場合の管理会社・貸主の連絡先
- すでに使った薬剤や捕獲器の名前







