動かない理由を一つに決めない

宮城県の救護案内には、寒い日に地面で動かないコウモリについて、体温の低下が一つの可能性として紹介されています。一方、写真だけで体温や外傷の程度は分からず、死骸だと即断して片付けることもできません。

離れた位置から、体勢が変わるか、翼が不自然に広がっていないかを見ます。呼吸を確かめようと顔を近づけたり、棒でつついたりしないでください。体が小さいという理由だけで子どもと決めないことも大切です。

動かない理由を一つに決めない:確認項目
確認項目離れて分かる範囲
場所床・通路・排水口の近くなど
状態動いたか、翼の形、見える外傷
周囲人通り、ペット、日射や雨

参考:宮城県|傷ついた鳥・獣を発見した時に確認いただきたいこと(動けないコウモリ)

読者の疑問

小さいので赤ちゃんでしょうか?

比較ガイド

小型のコウモリは成獣でも小さく、寸法だけでは判断できません。写真と発見状況を担当窓口へ伝えてください。

人が踏む場所かどうかを先に見る

通路の中央なら人に迂回を知らせ、ペットはその場所に行かせないようにします。動物のすぐ横に物を置くために近づくより、玄関を一時的に別経路で使うなど、接触せずにできる方法を選びます。

排水口や機械のそばなど、急いで判断が必要な場所はその危険を窓口へ最初に伝えてください。高い場所に移せばよいだろうと放り投げたり、飛べるか試すために空中へ放したりすることは避けます。

連絡は発見時の状態を具体的に

発見した時刻、地面か壁か、日なたか日陰か、周囲の人通り、目で見えるけがの有無を整理します。安全な距離からの写真があれば、「動いていない」と「明らかな外傷が見える」を分けて伝えられます。

救護の受入れ条件や担当は地域によって異なります。いきなり動物病院へ持ち込まず、発見地域の野生鳥獣担当へ、今の場所での待機方法と連絡先を確認してください。自己判断で給餌や長期飼育を始めません。

家の侵入問題とは分けて点検する

一匹が地面にいたことは、家の中に群れが住んでいる証拠にはなりません。建物対策が必要かどうかは、別に出入りする隙間や繰り返し落ちるフンがあるかで検討します。通過か建物への出入りかを見分ける記録のしかたは、コウモリが軒や換気口に出入りしているときの対策でまとめています。

発見場所だけをすぐに塞ぐと、近くに本来の出入り口がある場合の確認を妨げます。救護対応が落ち着いた後、安全な地上から建物への出入りを観察し、確認できた場所だけを建物調査へつなげましょう。建物調査を頼む業者の比べ方は、コウモリ駆除業者の選定基準で整理しています。