つくば市は住宅敷地のスズメバチ・アシナガバチの巣を委託業者が駆除

つくば市の公式ページによると、市は私有地内のスズメバチとアシナガバチの営巣駆除を、ハチ駆除業者への委託で実施しています。条件を確認したうえで、総務部のすぐ対応室へ申請する流れです。受付は月曜日から金曜日の8時45分から16時30分までで、祝祭日は除かれます。巣が見当たらず、飛んで来るハチだけを駆除してほしいという依頼は対象になりません。

茨城県のつくば保健所も、保健所ではハチの巣を駆除していないとしたうえで、つくば市の対応窓口としてすぐ対応室を挙げています。同じ県内でも、水戸市のスズメバチ駆除費補助は業者に支払った費用の一部を後から補助する方式で、市が業者を手配するつくば市とは仕組みが異なります。県内のほかの市から引っ越してきた人は、前に住んでいた市の制度と混同しないよう注意してください。

参考:つくば市|ハチにご注意ください!

読者の疑問

つくば市のハチの巣駆除は無料ですか?

比較ガイド

市の委託業者が駆除しますが、ハチ用殺虫剤は申請者が用意します。巣が5メートルを超える高所や壁の中、土の中、屋根裏などにある場合は、自己負担が発生することがあると案内されています。金額は申請時に確認してください。

ハチの巣駆除の対象になる場所・対象外になる場所

対象物件は居住用住宅の敷地内です。貸家、賃貸マンション、アパート、事務所、倉庫、店舗、テナント、工場といった営利目的の建物は対象外で、店舗のうち店舗兼住宅は対象外に含まれません。国や公共団体、その他の法人などが所有・管理する施設とその敷地も、市の施設を除いて対象外です。自宅が持ち家か借家か、建物の用途は何かを先に確かめておくと、申請できるかどうかを判断できます。

住宅の敷地以外では、通学路などに面した山林、畑、雑種地のうち、道路境界からおおむね5メートル以内の区域が対象になります。この場合は、物件の所有者または管理者からの依頼が必要です。道路境界から5メートルを超える場所は対象外とされています。

ハチの巣駆除の対象になる場所・対象外になる場所:確認項目
巣のある場所市の駆除補足
居住用住宅の敷地内対象スズメバチ・アシナガバチの巣。立会いが必要
貸家・賃貸マンション・アパート対象外貸主や管理会社へ連絡
事務所・倉庫・店舗・テナント・工場対象外店舗兼住宅は対象外に含まれない
国・公共団体・法人が所有、管理する施設対象外市の施設は除く
通学路等に面する山林・畑・雑種地道路境界からおおむね5メートル以内は対象所有者または管理者からの依頼が必要
巣が見当たらず、ハチが飛来するだけ対象外巣の場所が分かってから相談

参考:つくば市|ハチにご注意ください!

申請者が用意する殺虫剤と、自己負担が出る場合

駆除を実施するときは立会いが必要です。また、巣の駆除に使うハチ用殺虫剤は、申請者が用意することになっています。市の委託業者から購入することもできますが、業務用のため市販のものより高額になると案内されています。どの製品を何本用意すればよいかは公式ページに書かれていないため、申請のときにすぐ対応室へ確認してください。

巣が5メートルを超える高所にある場合や、壁の中、土の中、屋根裏などにある場合は、自己負担が発生することがあります。金額は公式ページに示されていないので、巣の位置を伝えたうえで、負担の有無と見込みを事前に聞いておくと安心です。巣の場所が分からないまま屋根裏や壁の中をのぞき込むのは危険なので、ハチが出入りする位置を離れた場所から観察して伝えましょう。

参考:つくば市|ハチにご注意ください!

公共施設・公園・街路樹の巣と、ハチ用防護服の貸出

市道の街路樹や茂み、公園、交流センターなど、公共施設でハチの巣を見つけた場合は、つくば市役所へ連絡します。自分の敷地ではない場所の巣を、通りがかりの人が駆除する必要はありません。場所が伝わるよう、施設名や近くの目印、巣の高さをメモしておきます。

市は、市内にできたハチの巣の駆除を対象に、ハチ用防護服の貸出も行っています。電話などによる事前予約が必要で、貸出のときに運転免許証など本人確認ができるものを提示します。受付時間は営巣駆除の申請と同じです。市の駆除の対象外となる建物で、所有者が自分で対処する場合の選択肢になりますが、スズメバチの巣や高所の巣は無理をせず業者へ相談してください。

参考:つくば市|ハチにご注意ください!

賃貸・店舗など対象外の建物では、誰がハチの巣駆除を手配するか

貸家や賃貸マンション、アパートは市の駆除の対象外です。入居者が巣を見つけたら、貸主や管理会社へ場所と状況を知らせ、駆除の手配と費用負担を確認します。共用廊下や外壁、植え込みなど共用部分の巣は、入居者の判断で業者を呼ばず、管理者の対応を待つのが基本です。連絡の仕方は賃貸で被害が起きたときの伝え方を参考にしてください。

店舗や事務所、工場などの事業用の建物は、所有者や管理者が業者へ依頼します。つくば保健所は、駆除業者で組織する茨城県ペストコントロール協会が相談を受けていると案内しています。協会は、費用は状況によって変わるため、見積もりを受けて双方が合意してから依頼するよう説明しています。複数の見積もりを比べるときはハチの巣駆除の費用の読み方が役立ちます。

参考:茨城県つくば保健所|スズメバチ

巣に近づかないための注意と、刺されたときの受診の目安

市は、巣を見つけたら近づかず、大声を出したり棒でつついたりして刺激しないよう呼びかけています。複数のスズメバチが飛んでいる場合は、近くに巣がある可能性があります。ハチが近くに飛んできても、手で払ったり逃げ回ったりせず、動かずに飛び去るのを待ちます。屋外で作業するときは白色の帽子や長袖・長ズボンを着用し、香水などはハチを誘うことがあるとされています。

刺された場合について市は、近くに巣があるなら低い姿勢で速やかにその場を離れるよう示しています。じんましん、気分が悪い、動悸がするといった全身の症状が出た場合や、以前にも刺されたことがある場合は、すぐに救急外来を受診し、必要に応じて救急車の要請も検討するよう案内されています。複数の場所や目を刺されたときなど、少しでも不安がある場合も医療機関へ相談してください。

参考:つくば市|ハチにご注意ください!