指の本数だけで断定しない
環境省の2025年版手引きでは、アライグマの前後の足に長い5本の指があり、手形のような足跡を残す特徴が示されています。泥の硬さや重なり方によって、すべての指が写らない場合もあります。
猫や犬らしくない形に見えても、欠けた跡を頭の中で補って5本と数えないでください。前足らしい跡と後ろ足らしい跡が連続している部分を選び、複数の形が一致するかを確認材料にします。
| 写真 | 入れたい情報 |
|---|---|
| 全景 | 足跡の並びと建物との位置 |
| 接写 | 指先、足裏、可能なら尺度 |
| 周辺 | 水辺や餌場、柱の汚れ |
参考:環境省|アライグマ防除の手引き(地域から構築する効果的な防除、2025年改訂版)
5本指なら必ずアライグマですか?
5本指は大切な特徴ですが、それだけでは確定できません。指の形、前後の跡、全身の画像を合わせます。
尺度と歩行方向を一緒に撮る
まず足跡の並びを含む全景を撮り、次に一つの跡を真上に近い位置から撮ります。安全に近づける乾いた縁へ定規を置ける場合は、跡と同じ平面に置くと大きさを比較しやすくなります。
足跡を踏まないよう、撮る順番は手前からにします。定規を置けない位置では無理をせず、タイルの辺など既存の寸法が分かる物を写します。消えた跡を水でぬらして再現する必要はありません。
進行方向を示すときは、指先が向く側を写真に書き込み、分からなければ矢印を付けません。泥が流れた跡や重なった足跡は別の写真に分け、鮮明な跡と同じ確かさで扱わないようにします。
柱や雨樋の汚れとのつながりを見る
地面の足跡が外壁に近づいていても、家の中へ入った証拠とは限りません。柱の泥、軒の傷、庭の餌場など、同じ経路で説明できる痕跡があるかを地上から探します。
垂直面の爪痕は高さと幅が分かる写真を追加しますが、爪跡だけでは種を決めません。屋根上の確認は別の調査に任せ、通過地点から屋根へ登るための脚立を設置しないでください。
調査のために餌を追加しない
家庭で確認するなら、既に残った足跡と普段の動きを優先します。撮影用の餌を出すと、確認ができても新たに食べ物を与えることになります。カメラを使う場合も、通り道を狙う位置で記録します。
相談資料には日時、雨の有無、跡が残った面、食品や池の被害を添えます。足跡の判定が曖昧なまま罠を置かず、対象の確認と捕獲の手続きは地域の防除担当者と進めてください。自治体と業者の役割の違いや、業者に頼むときの確認点は、アライグマ駆除業者を比べる基準で整理しています。




