太田市のスズメバチの巣駆除は、基本料金を市が負担する
太田市は、スズメバチの巣の駆除を市の事業として実施しています。2026年10月時点の公式案内では、基本料金は市が費用を負担し、令和8年度の委託業者が駆除を行います。申し込みは委託業者への電話で、受付は平日の午前9時から午後5時までです。委託業者の名称と連絡先は公式ページに掲載されています。担当は産業環境部の環境対策課(環境保全係)です。
補助金を後から受け取る方式ではなく、対象の巣であれば、依頼者は基本料金を負担せずに駆除を受けられます。一方で、巣の場所によっては別途料金がかかり、巣がなかった場合やスズメバチ以外のハチだった場合は料金が発生することがあるとも書かれています。連絡の前に、巣の種類と場所を確かめておくことが大切です。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 駆除するもの | スズメバチの巣(ハチのいる巣) |
| 駆除できないもの | アシナガバチやミツバチの巣、飛んでいるハチ、冬季の巣や古い巣 |
| 対象の場所 | 太田市内の居宅、畑、集会所など |
| 対象外の場所 | 貸家・アパート・店舗・事務所・工場、国・県・市等が管理する施設 |
| 費用 | 基本料金は市が負担。別途料金は依頼者が負担 |
| 申し込み | 委託業者へ電話(平日午前9時から午後5時) |
太田市はスズメバチの巣を無料で駆除してくれますか?
対象の場所にあるスズメバチの巣なら、基本料金は市が負担します。ただし、高さ3m以上、屋根裏、壁の中、土の中などの巣は、別途料金が依頼者の負担になります。
対象外になる建物:貸家・アパート・店舗は管理者が手配
太田市の制度で注意したいのが、対象外の範囲です。貸家、アパート、店舗、事務所、工場と、国・県・市などが管理している施設は対象外で、それぞれの管理者が専門の業者へ依頼するなど、自分で処理するよう案内されています。同じ県内でも、前橋市が賃貸住宅の住戸やベランダを補助の対象にしているのとは扱いが異なります。
賃貸住宅に住んでいて巣を見つけたら、まず貸主や管理会社へ知らせてください。市への連絡は、土地の所有者、建物の管理者、またはその家族から行うよう求められています。管理者が分からない場所の巣は、環境対策課へ相談するよう案内されています。賃貸で害獣・害虫の被害が起きたときの伝え方も確認しておきましょう。
別途料金がかかる場所と令和8年度の金額
基本料金を超える作業には、別途料金がかかります。市の案内では、高さ3m以上の高所、屋根裏や壁の中、木の洞や土の中(主にオオスズメバチ)の巣が該当します。令和8年度の別途料金は、市が公表している資料で次のように示されています。詳細は委託業者へ確認するよう注記されています。
屋根裏、壁の中、床下などは、状況によって駆除できない場合もあるとされています。至急の対応を求める場合や、別途料金について了解が得られない場合は、市の契約業者が断ることもあり、そのときは管理者が自分で処理することになります。金額に幅があるため、電話の時点で巣の高さと場所を具体的に伝え、作業前に総額を確認してください。
| 巣の状況 | 別途料金(令和8年度) |
|---|---|
| 高さ3m以上 | 5,500〜16,500円 |
| 高さ5m以上 | 16,500円から |
| 高所作業車を使う場合 | 44,000円から |
| ハチの出入りはあるが巣が見えない(薬剤散布) | 11,000〜22,000円くらい |
| モルタルで穴を埋める場合 | 小さな穴5,500円から、大きな穴11,000円から |
| 巣を掘り出す場合 | 16,500円から |
| 天井裏・床下に巣がある場合 | 16,500円から |
連絡する前に確認すること:巣の場所とハチの種類
市は巣を探す作業を行っていないため、スズメバチの巣を自分で確認してから連絡する必要があります。巣が見つからなかった場合は、出張料が発生することがあります。飛んでいるハチだけを見た段階や、巣の場所が分からない場合は対象外です。
巣が見えない場所にあるときの手がかりとして、市は、ハチが同じ場所へまっすぐ飛び込む、定期的に出入りがある、という特徴を挙げています。草むらの周りをふらふら飛んでいたり、葉に止まっていたりするだけなら、蜜を吸いに来ている場合があると説明されています。観察は離れた場所から行い、巣を探しに近づかないでください。スズメバチらしいハチが出入りするときの相談準備も役立ちます。
見分け方について、市は、スズメバチの巣は球状で巣穴が1つ、うろこや縞のような模様があると説明しています。営巣の初期には、とっくりを逆さにした形のものもあります。アシナガバチの巣は、ハスの実やシャワーの頭のような形で、巣穴がたくさん見えます。
混雑する時期と、冬の巣・古い巣の扱い
7月から10月は混雑し、駆除まで時間がかかる場合があると案内されています。繁忙期は電話が混み合うため、つながらないときはかけ直します。玄関や通路のすぐ上など、生活の動線と重なる場所の巣は、家族や近所へ知らせ、通る場所を変えるなどして、近づかずに待ちましょう。
ハチの巣は1年ごとの使い捨てで、冬にはハチがいなくなり、戻ってくることはないと市は説明しています。そのため、冬季の巣や古い巣は駆除の対象外です。空になった巣を取り除きたい場合は、ハチが残っていないことを確かめたうえで、管理者が自分で片付けるか、業者へ相談することになります。
アシナガバチ・ミツバチや対象外の建物は、業者へ自費で依頼
スズメバチ以外のハチは市の駆除の対象外で、気になる場合は害虫駆除業者などに依頼するよう案内されています(全額自己負担)。対象外の建物にできたスズメバチの巣も、管理者が業者へ依頼します。アシナガバチの巣を見守れる場所かどうかの考え方を確認してから、駆除が必要かを判断しましょう。
業者へ頼むときは、巣の場所、地面からの高さ、巣の大きさ、ハチの特徴を伝え、出張費・高所作業・巣の処分・戻ってきたハチへの対応が料金に含まれるかを確認します。業者の探し方に迷うときは、群馬県の害獣・害虫相談の窓口の使い分けで紹介している県ペストコントロール協会への問い合わせも一つの方法です。





