旭川市のハチの巣は所有者が撤去。対処の方法は主に2つです
旭川市は、蜂の巣の撤去は基本的に巣ができている土地・建物などの所有者が行う責任があると案内しています。自分が所有する土地や建物に巣ができた場合の対処として示されているのは、殺虫剤などで自ら駆除する方法と、民間の駆除業者へ依頼する方法の2つです。市が職員を派遣して巣を取り除く仕組みではありません。
この案内は保健所の動物愛護センター(市の窓口一覧では「あにまある」と表記)が発信しており、ページの最終更新は2022年3月です。2026年10月時点でも公開されていますが、貸出の在庫や支援の条件は変わることがあるため、利用の前に動物愛護センターへ確認してください。
| 対処の方法 | 市の関わり | 自分で準備・確認すること |
|---|---|---|
| 自分で駆除する | 防護服を無料で貸出(数に限りあり) | 事前の電話予約、殺虫剤、長靴 |
| 民間の駆除業者へ依頼する | 業者の紹介や料金の補助は案内されていない | 職業別電話帳などで業者を探し、料金を確認 |
| 条件に当てはまる世帯の支援 | 市が業者へ委託し、駆除費用を負担 | 対象になるかを動物愛護センターへ相談 |
旭川市はハチの巣を駆除してくれますか?
巣の撤去は所有者が行うのが基本で、市が一律に駆除する制度ではありません。ただし、条件を満たす高齢者世帯・児童扶養手当受給世帯・障害者世帯には、市が業者へ委託して費用を負担する支援があります。
防護服の無料貸出|事前の電話予約と、自分で用意するもの
旭川市は、蜂駆除用の防護服を無料で貸し出しています。数に限りがあるため、希望する場合は動物愛護センターへ事前に電話で貸出の予約をしてから来所します。貸し出されるのは防護服で、殺虫剤と長靴は自分で用意するよう案内されています。受付時間は午前8時45分から午後5時15分までです。
借りられるからといって、どの巣でも自分で対処できるわけではありません。はしごが必要な高さにある巣、壁の中や地面の中など全体が見えない巣、大きくなったスズメバチの巣は、防護服を着ていても転落や集団で刺される危険があります。過去にハチに刺されたことがある人も、無理をせず業者への依頼を検討してください。殺虫剤は製品の表示に書かれた使い方と対象を守ります。
市が駆除費用を負担する世帯の条件
旭川市は、生活弱者世帯への支援として、市が業者への駆除委託と駆除費用の負担を行っていると案内しています。対象は下の表の3つの区分で、いずれも市民税非課税世帯であることが条件に含まれます。当てはまる場合は、自分で業者を手配する前に動物愛護センターへ相談します。先に業者と契約して支払った費用が後から対象になるかどうかは公式ページに書かれていないため、依頼の前に確認することが大切です。
生活保護を受けている世帯は、別途の補助があるため、この支援の対象から除くとされています。該当する場合は、担当のケースワーカーなど生活保護の窓口に手続きを確認してください。
| 世帯の区分 | 公式ページに示された条件 |
|---|---|
| 高齢者世帯 | 世帯全員が75歳以上で、市民税非課税世帯 |
| 児童扶養手当受給世帯 | 世帯主が児童扶養手当を受給し、市民税非課税世帯 |
| 障害者世帯 | 世帯主が身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳などの交付を受け、市民税非課税世帯 |
賃貸・空き家・道路や公園の巣は、連絡先が変わります
借家やアパートなどの賃貸物件に巣ができた場合、旭川市は大家や管理会社へ相談するよう案内しています。他人の敷地内の巣は、その敷地の所有者へ伝えます。空き地や空き家で所有者が分からない場合は、動物愛護センターへ相談します。
河川敷・道路・公園の巣は、その場所を管理する機関が連絡先です。国が管理する道路と河川、道が管理する道路と河川、市が管理する道路・河川・公園で担当が分かれています。河川の管理区分は分かりにくいため、市のページから河川に関する資料を確認するか、場所を伝えて管理者を尋ねます。
| 巣がある場所 | 連絡・相談先 |
|---|---|
| 借家・アパートなど賃貸物件 | 大家または管理会社 |
| 他人の敷地内 | その敷地の所有者へ伝える |
| 所有者不明の空き地・空き家 | 保健所 動物愛護センター |
| 国が管理する道路 | 北海道開発局の道の相談室 |
| 国が管理する河川 | 北海道開発局 旭川河川事務所 |
| 道が管理する道路・河川 | 上川総合振興局 旭川建設管理部 |
| 市が管理する道路・河川 | 旭川市土木事業所 |
| 市が管理する公園 | 土木部 公園みどり課 |
ハチとネズミ・害虫では、旭川市の相談窓口が異なります
旭川市の野生鳥獣等の相談窓口の一覧では、スズメバチの巣などに関する問い合わせは動物愛護センター、ねずみと衛生害虫に関する問い合わせは衛生検査課と分けられています。いずれも受付は月曜日から金曜日の午前8時45分から午後5時15分までで、祝日と年末年始は除かれます。
同じ一覧には、ヒグマの目撃や痕跡、アライグマの市街地での目撃、民有地の樹木へのカラスの営巣は環境総務課、農作物の被害は農業振興課という区分も載っています。ハチ以外の動物や虫で困っている場合は、この一覧で担当を確かめてから連絡すると、たらい回しを避けられます。
業者へ依頼する場合の探し方と、見積もりで確認すること
旭川市は、民間の駆除業者を探す方法として、インターネットや冊子の職業別電話帳で「消毒業」の項目を見るよう案内しており、料金は業者によって異なると説明しています。市が特定の業者を指定しているわけではないため、依頼先は自分で選びます。
北海道ペストコントロール協会のハチ駆除のページには、会員紹介のページから近くの業者を選んで直接相談するよう書かれており、本社所在地の内訳として旭川は2社と掲載されています(2026年10月2日確認)。協会の説明では会員は損害保険に加入しています。料金は地域や会員によって違うため、納得できるまで説明を求めるよう案内されています。
見積もりでは、巣の種類と場所を見たうえでの金額か、電話での概算か、高所作業や夜間・休日の加算があるか、巣の撤去後に戻ってきたハチへの対応が含まれるかを確認します。複数の業者に同じ条件を伝えると、金額と作業内容を並べて比べやすくなります。
予約・相談の前にまとめておく情報
動物愛護センターや業者へ連絡する前に、巣がある場所(自宅の敷地、賃貸、空き家、道路や公園)、巣の位置と地面からのおおよその高さ、巣の形と大きさ、ハチの出入りの多さ、気づいた時期をメモします。写真は巣を刺激しない距離から撮り、近づいて確かめる必要はありません。
防護服の貸出を希望する場合は、作業する日と返却できる日、殺虫剤と長靴を用意できるかを考えてから予約の電話をします。支援の対象になりそうな世帯は、世帯の年齢構成、手当や手帳の有無、市民税の課税状況を確認しておくと、相談がスムーズです。




