前橋市のスズメバチの巣駆除は、指定業者への依頼で補助される
前橋市の補助は、市と協定を結んだ指定業者に駆除を依頼した場合に使える制度です。2026年10月時点の公式案内では、対象経費は巣1個の駆除費用12,100円で、このうち6,100円を市が補助します。依頼者は駆除のときに6,000円を業者へ支払い、補助金の申請は指定業者が依頼者に代わって保健所へ行います。要項では、交付の対象は指定業者が行う駆除とされているため、自分で探した別の業者に頼んだ費用は補助されません。
生活保護を受けている人は、対象の駆除費用の全額が補助されます。担当は前橋市保健所の衛生検査課(生活衛生係)です。指定業者の名称と受付の電話番号は公式ページに掲載されており、受付は土曜・日曜・祝日を含む午前9時から午後5時までとされています。
| 項目 | 令和8年度の内容 |
|---|---|
| 補助額 | 巣1個につき6,100円(駆除費用12,100円の一部) |
| 依頼者の支払い | 6,000円を指定業者へ。生活保護受給者は全額補助 |
| 対象期間 | 令和8年4月1日から12月28日までに駆除したもの |
| 依頼先 | 市の指定業者(公式ページに掲載) |
| 受付時間 | 土日祝を含む午前9時から午後5時 |
| 申請 | 指定業者が依頼者に代わって保健所へ申請 |
前橋市はスズメバチの巣を無料で駆除してくれますか?
無料ではなく、費用の一部補助です。指定業者に依頼した場合、巣1個につき6,100円が補助され、依頼者は6,000円を業者へ支払います。生活保護を受けている人は全額補助です。
補助の対象になる人と場所、ならない場所
対象者は、事業に使われていない建物や土地を所有・管理・使用している個人、市内の自治会、私立の保育園や学校などの管理者です。自宅のほか、自分が管理している市内の空き家も対象の例に挙げられています。店舗兼住宅は、事業部分を含めて建物全体が対象になります。
一方、法人が所有・管理する土地や建物、店舗にできた巣は対象外です。山林、原野、河川など、日常生活に支障のない場所の巣も補助されません。対象かどうか迷う場所は、依頼の電話で建物の用途と巣の位置を伝えて確認してください。
| 巣のある場所 | 補助 | 補足 |
|---|---|---|
| 住んでいる自宅 | 対象 | 個人が所有・管理・使用する建物と土地 |
| 管理している市内の空き家 | 対象 | 所有・管理している個人が依頼する |
| 店舗兼住宅 | 対象 | 事業部分を含めて建物全体 |
| 賃貸住宅の自分の住戸・ベランダ | 対象 | 居住する住戸、ベランダ、バルコニーに限る |
| 賃貸住宅の階段・エントランス | 対象外 | 共有部分は管理者へ連絡する |
| 店舗、法人所有の建物・土地 | 対象外 | 所有者・管理者が業者へ依頼する |
| 山林・原野・河川など | 対象外 | 日常生活に支障のない範囲の巣 |
賃貸・アパートのスズメバチの巣は、住戸とベランダだけが対象
アパートやマンションなどの賃貸住宅では、自分が住んでいる住戸と、そのベランダ・バルコニーにできた巣に限って補助の対象になります。階段やエントランスなどの共有部分は対象外です。共有部分の巣は、入居者が自分で業者を手配する前に、管理会社や貸主へ場所と状況を知らせましょう。賃貸で被害が起きたときに管理会社へ伝えることも参考になります。
ベランダの巣を補助で駆除する場合も、建物の外壁や設備に手を加える作業が必要になりそうなら、管理会社へ一報を入れておくと後の行き違いを防げます。要項では、構造物を壊さなければ駆除できない場合は、駆除できないことがあるとされています。
申し込みから駆除当日までの流れ
巣を見つけたら、指定業者へ電話で依頼します。伝える内容は、住所、氏名、電話番号、巣の場所(地面からの高さ)、巣の大きさなどです。その後、業者と駆除の日時を調整します。駆除のときは立ち会いが必要で、当日に補助金の書類へ記入し、6,000円を業者へ支払います。書類の記入に、消せるボールペンは使えません。
- 巣の場所と地面からのおおよその高さを、離れた位置から確認する
- 指定業者へ電話し、住所・氏名・電話番号・巣の大きさを伝える
- 業者と日時を決め、当日は立ち会う
- 書類に記入し、6,000円を業者へ支払う
- 申請は業者が代行する。要項では、市が受理した日の翌月以内に交付の可否を決めるとされている
天井裏・高所・土中の巣は追加の自己負担が出る
補助の前提になっている駆除費用は12,100円です。天井裏、床下、高所、土中など特殊な場所に巣があり、費用がこの金額を超える場合は、超えた分を依頼者が負担することで指定業者が駆除します。追加がいくらになるかは公式ページに示されていないため、依頼の電話で巣の場所を具体的に伝え、作業前に金額を確認してください。
また、構造物を壊さなければ駆除できない場合や、業者の用具を使っても著しく危険で駆除が難しい場合は、駆除できないことがあると明記されています。壁の中や屋根裏の奥に巣がありそうなときは、制度を使えない可能性も考えて、ハチの巣駆除の見積もりの読み方を確認し、作業範囲と総額を書面で残してもらいましょう。
アシナガバチの巣は補助の対象外。見分け方と市の案内
前橋市は、アシナガバチの巣の駆除費用は補助していません。市の案内では、スズメバチの巣は出入り口が1つで、初期はとっくりを逆さにした形、成長するとボール型になり、六角形の巣穴は外から見えません。アシナガバチの巣は六角形の巣穴が丸見えで、シャワーヘッドのような形です。飛び方も、スズメバチは直線的、アシナガバチは足を垂らしてゆらゆら飛ぶと説明されています。
市は、アシナガバチはスズメバチほど攻撃性が高くなく、人がほとんど近づかない場所ならそっと見守るのも一つの方法としています。生活に支障がある場所なら、駆除業者へ依頼するか自分で駆除することになり、自宅以外の巣は所有者・管理者へ相談します。巣が大きくなってからの自力駆除は難しいとされているため、無理をせず業者へ相談してください。アシナガバチの巣を見つけたときの判断も確認しておくと落ち着いて対応できます。
巣を見つけたとき・刺されたときの注意
市は、巣に近づかないことを第一に挙げ、巣を揺らしたり棒でつついたりしないよう注意しています。スズメバチは黒いものや匂いに敏感なため、帽子をかぶって白っぽい服装にし、香水やヘアスプレーは避けます。遭遇したときは、手やタオルで払わず、ゆっくりその場を離れてください。
刺された場合について、市はすぐに病院へ行くよう案内しています。ハチに刺されて呼吸が苦しそうな人や、意識がもうろうとしている人がいたら、迷わず救急車を呼ぶよう明記されています。様子を見て受診を遅らせないことが大切です。





