岡崎市のハチの巣除去は、市・土地所有者・除去業者が連携する事業
岡崎市は、市と土地所有者等、除去処理業者が連携して野生蜂による危害を防ぎ、市民生活の安全を確保するため、野生蜂除去処理事業を実施しています。対象はスズメバチとミツバチの巣です。市の公式ページは2026年5月8日に更新されており、同年4月1日から制度が一部変わっています。
公民館、集会所、市の管理地など公共施設等にスズメバチやミツバチの巣を見つけたときは、動物総合センターに連絡します。個人の住まいの巣を申し込む窓口も動物総合センターの動物2係です。開館は9時から17時で、休館日は月曜日(祝日の場合は開館して翌平日が休館)と年末年始です。
| 巣の種類・状態 | 市の事業での扱い |
|---|---|
| スズメバチの巣(蜂が住んでいる) | 対象。条件を満たせば申込できる |
| ミツバチの巣・分蜂(蜂が住んでいる) | 対象。条件を満たせば申込できる |
| アシナガバチの巣 | 事業の対象外。市は自分で除去する方法と、市登録業者のリストを案内 |
| 蜂が住んでいない巣 | 除去は行っていない |
参考:岡崎市|野生蜂の巣の除去
岡崎市はハチの巣を無料で駆除してくれますか?
無料ではありません。市の案内では、令和8年4月1日から、住宅における除去費用の一部(2分の1)が申込者の負担です。条件を満たすスズメバチ・ミツバチの巣が対象で、金額は申込時に目安が伝えられます。
申込条件|所有者・立会い・営業施設でないことが必須
市の公式ページによると、申込には2つの必須項目があり、さらにチェック事項のどちらか1つを満たす必要があります。必須項目は、依頼者が土地や建物の所有者または地区の代表者(総代等)であること、巣のある場所が営業施設ではなく事業者が管理する土地でもないことです。チェック事項は、不特定多数の市民が被害にあう可能性があること(公共施設を含む)、または住居であることです。
営業施設とは、施設の管理者などが利益を得る目的で、同種の行為を継続的、反復的に行う施設を指し、事業所、飲食店、販売店、病院、薬局、老人福祉施設、賃貸住宅が例に挙がっています。市のヘルプポータルの回答でも、対象は市内の個人が居住している建物と敷地で、共同住宅は除くとされています。依頼者の書き方はヘルプポータルと事業ページで少し異なるため、2026年5月8日更新の事業ページにある条件を基準に、申込時に確認してください。
| 条件 | 公式案内の内容 |
|---|---|
| 依頼者 | 土地や建物の所有者、または地区の代表者(総代等)。立ち会える人 |
| 巣のある場所 | 営業施設ではなく、事業者が管理する土地でもないこと |
| チェック事項 | 不特定多数の市民が被害にあう可能性がある(公共施設を含む)、または住居である、のどちらか |
| 立会い | 巣の除去には必ず立会いが必要 |
| 対象外の例 | 事業所、飲食店、販売店、病院、薬局、老人福祉施設、賃貸住宅などの営業施設 |
参考:岡崎市|野生蜂の巣の除去
費用|2026年4月から住宅は除去費用の2分の1が申込者負担
市の案内では、令和8年4月1日から制度が一部変更となり、住宅における除去費用の一部(2分の1)が、土地所有者等である申込者の負担になりました。作業内容によって処理費用が違うため、申し込み時におおよその負担額が伝えられ、確定金額は作業前に除去処理業者へ確認する流れです。具体的な金額は、今回確認した市のページには載っていません。
料金は区分表で整理されており、一見して確認できる巣や分蜂は一般除去、地中、床下、天井裏などにあって除去が困難または危険を伴うものは特別除去、薬剤投与や穴埋めなどは処理に分かれます。現地で除去処理業者から説明を受け、承諾の署名をすると作業が始まり、完了後に申込者負担金を業者へ支払います。
注意点も示されています。除去のために訪問して、スズメバチやミツバチの巣ではないと分かった場合や、蜂が住んでいない巣だった場合は、依頼者に費用負担が生じます。駆除に伴う家屋の変色、破損、故障が生じても、市は現状回復や補償をしないとしています。申し込む前に、巣の写真と条件を確かめましょう。
| 区分 | 作業内容(市の料金区分表) |
|---|---|
| 一般除去 | 巣や分蜂が一見して確認できるもの |
| 特別除去 | 巣や分蜂が地中、床下、天井裏等にあり、除去が困難または危険を伴うもの |
| 処理 | 薬剤投与、穴埋め等の処理 |
参考:岡崎市|野生蜂の巣の除去
申し込みから作業までの4つのステップ
申し込みの流れは、市の公式ページで4つのステップに整理されています。最初に、巣の形、大きさ、場所、高さ、蜂の出入りを確認します。巣に近づいて確かめる必要はなく、安全な距離から写真を撮れば十分です。巣に触れたり、刺激したりしないでください。申し込む前には、巣の写真と条件をよく確認するよう、市も求めています。
業者の連絡は、市が審査したあと除去処理業者へ依頼し、業者から3日以内に直接日程調整の連絡が入るとされています。作業日そのものの目安は、公式ページには書かれていません。連絡を待つ間も、巣の近くを通らないなど、安全のための動線を考えておきましょう。
- 状況確認:巣の形、大きさ、場所、高さ、蜂の出入りを確認する
- 申し込み:動物総合センターへ電話等で申し込む
- 業者連絡:市の審査後、除去処理業者から3日以内に日程調整の連絡が入る
- 作業・支払い:現地で説明を受け、承諾の署名のあと作業し、完了後に申込者負担金を支払う
参考:岡崎市|野生蜂の巣の除去
対象外のとき|アシナガバチ・賃貸住宅・営業施設・空の巣
スズメバチ、ミツバチ以外の巣の除去などについて、市は参考として蜂の巣などを除去する市登録業者のリストを掲載しています。リストには公益社団法人愛知県ペストコントロール協会のほか、岡崎市内外の複数の会社が並びます。市は、必ず複数社から見積もりを取り、自分の費用と責任で依頼するよう求めており、除去に関する苦情や請求について市は責任を負わないとしています。比べ方は相見積もりの手順とハチの巣駆除の費用が参考になります。
賃貸住宅は営業施設に含まれ、共同住宅も事業の対象外とされています。アパートやマンションで巣を見つけたときは、市に申し込む前に、貸主や管理会社へ巣の場所と状況を伝えましょう。連絡の整理は賃貸で被害が起きたときの連絡にまとめています。スズメバチ・ミツバチ以外の虫やネズミは、保健所の生活衛生課が相談を受け、市では駆除を行わず、必要に応じて業者団体を紹介します。
参考:岡崎市|野生蜂の巣の除去
春の小さな巣とミツバチの分蜂|市の案内が示す見分け方と時期
市の案内によると、スズメバチは3月から5月に女王バチが1匹で巣を作り、初期の巣は一輪挿しをひっくり返したような形です。6月以降は働きバチが飛来するようになり、茶色と白のマーブル模様のあるボール状の巣になります。出入りの穴は1か所程度で、地中に巣ができることもあります。巣作りを防ぐスズメバチトラップは、6月以降は働きバチをおびき寄せてしまうため、5月中に撤去するよう市は求めています。
ミツバチの巣は、床下や天井裏など人目に付かない場所にでき、クリーム色の板が重なったような形です。4月から5月ごろの分蜂は、新しい巣の場所を探して一時的に木や建物に群がる状態で、数時間から2、3日、長くても1週間ほどで自然に飛んでいくと市は説明しています。庭木で見かけたら、巣になりそうな箱などを片付け、数日様子を見るよう案内されています。
アシナガバチは、お椀を伏せた半球状の巣で、下から六角形の部屋が見えます。市は人への攻撃性が低いと説明し、自分で除去する方法も掲載しています。種類の見分けに自信がない場合は、近づかずに写真を撮り、種類の確認を相談しましょう。アシナガバチの巣の考え方とスズメバチかもしれないとき、ミツバチの分蜂も参考になります。
参考:岡崎市|野生蜂の巣の除去
刺されたときの対応と、体調に異変があるときの受診
市のページには、蜂に刺されたときの対応として、毒を絞り出す(口で吸い出さない)、きれいな水で患部を洗って冷やす、状況を見ながら病院にかかる、の3つが挙げられています。息苦しくなったり、気分が悪くなったりして体調に異変がある場合は、救急車を呼ぶよう案内されています。
この記事は診断や治療を指示するものではありません。刺された後の症状が心配なときは、医療機関や救急の窓口に相談してください。巣の除去を待つ間は、巣の周辺に近づかず、洗濯物や子どもの遊び場所を巣から離すなど、刺されにくい動線を選びましょう。
参考:岡崎市|野生蜂の巣の除去






