松山港でヒアリが確認された経緯と、住宅地への影響の見方
松山市の公式ページ(2026年9月10日更新)は、市内で初めてヒアリが確認されたのを2026年7月26日、場所を松山港外港地区の大可賀3丁目としています。発見状況の欄には「約1880以上」と書かれ、防除中の扱いです。愛媛県の報道発表(7月28日)によると、環境省の定期調査で7月26日に疑わしいアリを採取し、7月27日にヒアリと同定されました。発見場所は国際物流ターミナルで、周辺にはベイト剤が置かれ、発表時点で人が刺される被害は確認されていません。
市のページは、現在のところ松山市内の住宅地などで繁殖の心配はないと考えられるとしつつ、疑わしいアリを見つけたときの対応を示しています。アカカミアリは2020年7月に同じ港で確認された経緯があり、ヒアリと肉眼で見分けにくいと説明されています。県の発表では、2026年7月に今治港でもアカカミアリが確認されました。
| 種類 | 確認の状況(公式案内) | 市・県の案内の要点 |
|---|---|---|
| ヒアリ | 2026年7月26日から松山港外港地区(大可賀3丁目)。約1880匹以上、防除中 | 刺激すると刺されることがある。疑う個体や巣を見つけたら連絡 |
| アカカミアリ(松山市) | 2020年7月12〜15日に同じ地区で約1000匹 | ヒアリに似て肉眼では見分けにくい。毒はヒアリより低いとされる |
| アカカミアリ(今治市) | 2026年7月6日に今治港富田地区で確認(県の発表) | 今回を含め県内で4市・4事例。今治市では初確認と発表された |
ヒアリは松山市の住宅街にもいますか?
市の発見状況ページに載っているヒアリの確認場所は、松山港外港地区の大可賀3丁目です。市は住宅地等で繁殖の心配はないと考えられるとしていますが、疑わしいアリは連絡してください。
ヒアリやアカカミアリかもしれないアリを見つけたとき
市の案内では、ヒアリやアカカミアリと疑われるアリを見つけたら、市販の殺虫剤などで処理を行い、死んだあとも素手では絶対に触らないよう求めています。多数の個体や巣を見つけたときは、踏もうとしたり巣を壊したりして刺激しないことが大切です。薬剤は、必ず製品の表示に従って使ってください。疑わしいアリを見つけたときは、環境省のヒアリ相談ダイヤルへ連絡するよう案内されています。
愛媛県の案内は、正確な判別が必要なときは環境省のヒアリ相談ダイヤル、県の担当課、または市町に連絡し、メールで写真を送って相談したうえで、実物を郵送または持参するとしています。死骸でも素手で触らないことが重ねて書かれています。庭や室内で見かけるアリが、すべてヒアリやアカカミアリとは限りません。ほかのアリの見分け方の考え方は屋内のクロアリの確認方法やアルゼンチンアリの特徴も参考にしてください。
- 見つけた日時と場所(住所または目印)を記録する
- 個体が少数か、行列や巣のようなものがあるかを離れた位置から確認する
- 近づきすぎずに写真を撮り、環境省・県・市の窓口へ送れるようにする
- 踏んだり、巣を壊したり掘り返したりして刺激しない
刺された・咬まれたときは、早めに医療機関へ
愛媛県のヒアリ・アカカミアリの案内によると、刺されると強い毒による痛みやかゆみ、発熱、じんましん、激しい動悸などが起こることがあり、アレルギー性のショックで昏睡状態に陥ることもあります。反応の出方は人によって大きく異なります。刺されたときは20〜30分ほど安静にし、容体が急に変わるときは速やかに最寄りの病院を受診するよう案内されています。
受診するときは、アリに刺されたこと、アナフィラキシー(重い全身のアレルギー反応)の可能性があることを医療機関に伝えてください。松山市のページも、異常を感じたらすぐ医療機関で刺された旨を伝えて受診するよう求めています。症状の判断や治療は、必ず医師に任せましょう。
セアカゴケグモは2026年度に市内で多数確認されている
松山市のセアカゴケグモのページ(2026年9月29日更新)には、2026年度の発見状況として、事例番号108から169までの62件が、4月6日から9月25日の日付で並んでいます。地区名では、大可賀、南吉田町、北吉田町などの記載が目立ちます。一度に多数が見つかった例もあり、9月17日の南江戸町では1件でメス77匹と記載されています。
愛媛県のページでは、県内で初めて見つかったのが2014年1月の愛南町で、2026年7月から8月にかけて四国中央市、今治市、西条市、東温市、松山市での確認が報道発表されたと一覧にされています。県は、車などに付着して運ばれ、まだ見つかっていない地域でも発見される可能性があると注意しています。
| 見つかりやすい場所(市・県の案内) | 案内の補足 | 作業のときの注意 |
|---|---|---|
| 側溝の内部や網ぶたのすき間、フェンスの基部 | 市・県とも、見つかりやすい場所の例として挙げている | 素手でさわったり、捕まえようとしたりしない |
| 花壇のブロックの内部、墓石のすき間 | 日当たりがよく暖かく、すき間のある場所を好むと説明されている | 外での作業には軍手などの手袋を使う |
| 自動販売機やエアコン室外機の周り(壁とのすき間) | 車や自転車に付着して運ばれ、別の場所で見つかることもある | 生息しそうな場所をこまめに清掃し、住みにくくする |
セアカゴケグモを見つけたとき・咬まれたとき
市の案内では、セアカゴケグモに攻撃性はないものの、メスは毒を持ち、素手で触ると咬まれることがあるため、見つけても素手で触ったり捕まえたりしないよう求めています。対処としては、家庭用殺虫剤(ピレスロイド系)を吹きかけるか、靴で踏みつぶす方法が示されており、薬剤は製品の表示に従って使います。見つけたら、松山市の環境指導課へ連絡するよう案内されています。
咬まれたときは、できるだけ早く近くの医療機関を受診し、できれば駆除したクモも持参するよう案内されています。県は、卵のうには殺虫剤の効果が薄いと言われると説明しています。作業に不安があるときや、共用部、マンションの敷地、自動販売機の周りで見つけたときは、自分で処理せず、管理者や市へ先に伝えましょう。
どこへ連絡するか|市・県・環境省・管理者の使い分け
窓口は、見つけたものと場所で変わります。ヒアリやアカカミアリの疑いは環境省のヒアリ相談ダイヤル、県の自然保護課や生物多様性センター、または市町に連絡します。セアカゴケグモは松山市の環境指導課が連絡先です。賃貸住宅や集合住宅の共用部、事業所の敷地で見つけたときは、管理会社や管理者へ先に知らせると、駆除や周辺の注意喚起を進めやすくなります。
民間業者に頼むかどうかは、見つけた種類、数、場所によって変わります。ハチの巣のように、市が私有地の対応を原則行わない分野もあるため、頼む前に松山市のハチの巣駆除の案内を参照し、費用と契約条件を確認してください。電話番号は変わることがあるため、本文には載せていません。各公式ページで最新の連絡先を確認してください。
| 見つけたもの | 連絡先(窓口名) | 補足 |
|---|---|---|
| ヒアリ・アカカミアリの疑い | 環境省ヒアリ相談ダイヤル、愛媛県自然保護課・生物多様性センター、松山市環境指導課 | 写真を送って相談し、必要なら実物を郵送または持参する |
| セアカゴケグモ | 松山市環境指導課 | 素手で触らず、市の案内に沿って処理する |
| 刺された・咬まれた | 医療機関 | アリに刺された、またはクモに咬まれたことを伝える |
| 共用部・敷地内で発見 | 管理会社・大家・管理者 | 市への連絡と合わせて、管理者にも伝える |






